6割以上のシニア層が直近1年間で「節約志向が高まった」と回答 コスモラボ調査
コスモヘルス株式会社(以下、コスモラボ)は2026年1月5日、シニア層の「消費に対する意識」に関するアンケートリサーチの結果を発表した。
調査概要
◆調査方法:ネットリサーチ
◆調査地域:全国
◆対象者:「コスモラボ」のアンケートモニター
◆回答総数:709
◆調査対象期間:2025年9月24日
◆調査元:コスモヘルス株式会社調べ
◆出典:シニア層の「消費に対する意識」に関するアンケートリサーチのレポート(コスモヘルス株式会社)
半数以上が「節約志向が高まった」と回答
ここ1年間の「消費価値観の変化」については「非常にあった」(44.3%)と「ややあった」(37.4%)と、8割以上が変化を実感。「変わらない」(13.8%)や「あまりない」(3.2%)、「全くない」(1.3%)は限定的な結果となった。
具体的な変化としては「節約志向が高まった」(67.4%)が最多に。次いで「健康志向が高まった」(58.2%)、「品質の良いものを選ぶようになった」(35.1%)が続いた。
「環境に配慮したものを選ぶようになった」(23.8%)、「コストパフォーマンスを重視するようになった」(19.5%)も一定の割合を占めている。単に支出を抑えるだけでなく、健康・品質・環境・コストのバランスを意識する価値観が広がっていることがうかがえる。「高級志向が高まった」(0.9%)はごく一部にとどまった。全体としては慎重で実利的な消費姿勢が、強まっていることが示唆される結果となった。

今後お金をかけたい分野トップは「旅行・レジャー」
支出が増えた項目として「医療費・通院費」(33.0%)が最多に。次いで「交際費(外食など)」(28.8%)や、「子や孫への支出」(21.3%)、「健康・美容・化粧品関連」(20.6%)が続いた。
「旅行・レジャー」(9.2%)や「趣味」(8.2%)も一定割合が挙がり、楽しみの支出も一部で拡大している。

今後、お金をかけたい分野としては「旅行・レジャー」(37.2%)が最も高く、「健康・美容・化粧品関連」(30.0%)、「趣味」(24.4%)が続く。
「交際費(外食など)」(14.8%)や「子や孫への支出」(11.0%)も一定割合を占めている。楽しみや交流、家族との関わりに対する支出意欲が見受けられた。

半数以上が「日々の生活費」を不安視
老後資金については「やや不安がある」(43.3%)と「非常に不安がある」(39.4%)が大部分を占めた。「あまり不安はない」(15.0%)や、「全く不安はない」(2.4%)は少数にとどまった。
具体的な不安要因としては「日々の生活費」(59.2%)と「医療費や介護費用」(58.5%)が、ほぼ同水準で高くなった。

本調査結果に対して、コスモラボは次のようにコメントしている。
「今後のシニア向け施策としては、①医療・生活費の増加を踏まえた現実的な家計設計の支援、②限られた自由支出の中で『健康』『楽しみ』『家族』を両立させる商品・サービスの提案、③資産運用の未経験層に向けた分かりやすい情報提供と相談機会の整備などが重要になると考えられます」
消費に対する意識と老後不安の双方に寄り添うアプローチが、シニア市場を理解するうえで欠かせない視点となる。シニア層をターゲットにする事業者は、ぜひ本調査結果を参考にしたい。


