約半数が「AIによる概要」のおすすめ企業・商品を再検索 ナイル調査
ナイル株式会社は2026年1月13日、Google検索結果に表示される「AIによる概要(以下、AI Overviews)」をどのように利用しているのかを調査した結果を発表した。
調査概要
◆調査期間:2025年12月22日~24日
◆調査方法:インターネット調査(Fastask利用)
◆調査対象:全国の20~60代の男女
◆調査人数:752名
◆出典:AI Overviewsの利用実態調査(ナイルのSEO相談室調べ)
「AIによる概要」は検索意図や状況に応じて取捨選択
「AIによる概要」を「必ず読む」と回答したのはわずか10.5%にとどまり、最も多かったのは「気になったときだけ読む」(31.1%)となった。
「だいたい読む」(25.5%)を合わせても、積極的に活用しているユーザーは約3割程度にとどまる。このことから、AIによる概要はユーザーにとって“常に確認する情報源”というよりも、検索意図や状況に応じて取捨選択される存在であることがうかがえる。

AIは状況次第で役立つ情報源として認識
「AIによる概要」だけで検索時の疑問や悩みが解決したと感じる経験について、「よくある」「ときどきある」を合わせると、約7割のユーザーが何らかの解決経験を持つことが分かった。
一方、「よくある」は14.8%にとどまり、過半数は「ときどきある」(54.3%)に集中している。
ナイルはこの結果について「『AIによる概要』は検索課題を“毎回完全に解決する存在”というよりも、状況次第で役立つ情報源として認識されているといえるでしょう」と分析している。

「AIによる概要」を読んだ後に通常の検索結果(青いリンク)をクリックするかという設問では、「ほぼ必ずクリックする」(19.3%)と「状況によってクリックする」(50.0%)を合わせて約7割のユーザーが追加の情報収集を行っている。
その理由は、「情報の正確性を確認したいから」が44.8%で最多に。半数近くのユーザーが、情報の"裏取り"を行っていることが明らかになった。

約半数が「AIによる概要」からのおすすめを検索
「AIによる概要」でおすすめ・紹介されていた企業や商品、サービスについて、後から指名検索などをした経験があるユーザーは、「よくある」(9.8%)、「ときどきある」(36.3%)を合わせて半数弱を占めた。
「AIによる概要」が直接的にユーザーの行動を喚起するケースは限定的であるが、まったくいないわけではないことが分かる。
ナイルはこの結果について「『AIによる概要』からさらに検索をし、情報収集を行っているユーザーが一定数いることは見逃せません」とコメントしている。

また、「AIによる概要」の閲覧後、企業や商品・サービスの指名検索、参照元サイトに進むユーザーは限定的である。一方で、その行動は情報の正確性の確認や比較・検討といった明確な目的を伴っている可能性が高いと考えられる。
AIを活用したマーケティングを検討、実施する事業者は本調査結果を参考に施策を展開したい。


