物価高で生活「困窮してきた」8割超 KSI調査
紀尾井町戦略研究所株式会社(以下、KSI)は2026年3月27日、物価高に関する意識調査(第6回)の結果を発表した。
調査概要
◆調査期間:2026年3月16日
◆調査対象:全国の18歳以上
◆調査人数:1000人
◆調査方法:オンライン調査
◆出典:[KSIオンライン調査] 物価高に関する意識調査(第6回)(紀尾井町戦略研究所)
8割以上が物価高で生活「困窮してきた」と回答
「物価高」について、「1年前と比べて実感がどのように変わったか」を質問。「より高いと感じる」が89.9%(前回2025年11月26日調査90.3%)となった。「変わらない」は7.6%(6.7%)、「より低いと感じる」は1.9%(1.7%)だった。
「より高いと感じる」と答えた人を年代別に見ると20代が7割台で、年代が上がるにつれて増え、70代以上では9割台半ばに達した。職業別では、教職員が7割台と、最も低い結果となった。

また、「物価高によって生活が困窮してきていると感じるか」の質問には、「非常に感じる」「ある程度感じる」が計83.0%に達した。それに対し「全く感じない」「あまり感じない」は計16.0%となった。

「食料品の購入」で物価上昇を最も感じる
具体的に物価上昇を感じる場面(複数回答)は「食料品の購入」が94.4%(前回2025年11月26日調査93.8%)で最多に。「日用品の購入」69.6%(前回67.9%)、「電気、ガスなどの光熱費の支払い」52.9%(前回50.4%)と続いた。

自身が物価高対策として行っていること(複数回答)を聞くと、上位3位は「ポイントやクーポンの活用」72.9%(前回2025年11月26日調査76.1%)、「ディスカウントストアなど安売り店で買う」50.5%(前回43.9%)、「食費の削減」43.2%(前回45.3%)となった。

「国際情勢による不安を感じる」9割以上
国際情勢に目を向けると2026年3月27日現在、米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けて、原油価格の上昇、株式市場の不安定化、円安の進行などがみられている。
これらの影響で生活にどの程度、不安を感じるかの質問には「非常に不安を感じる」「ある程度不安を感じる」が計92.0%に達した。「全く不安を感じない」「あまり不安を感じない」は計4.1%にとどまった。

政府が設置した社会保障国民会議では、「食料品の消費税率ゼロ」や「給付付き税額控除」に関する議論が進められている。
最新の動向を注視しつつ、個人として、EC事業者として状況に応じた柔軟に対応していきたい。


