日本の11月11日は買物を楽しむ「いい買物の日」！

　11月11日と聞いて、みなさんは何を思い浮かべるだろうか。ポッキー？プリッツ？「いやいや、『独身の日』だろう。」とネットショップを運営する方々は思うかもしれない。今年の「独身の日」も盛り上がりを見せ、総売上1兆7600億円と昨年の1.5倍を記録した。しかし、11月11日が盛り上がったのは中国だけではない。

日本では、ヤフー株式会社（以下、Yahoo!JAPAN)、株式会社ファミリーマート（以下、ファミリーマート）、ソフトバンク株式会社（以下、ソフトバンク）、株式会社TSUTAYA（以下、TSUTAYA）、株式会社Tポイント・ジャパン（以下、Tポイント・ジャパン）の5社が11月11日を「いい買物の日」と定め、各社がキャンペーンを行った。

なかでも、Yahoo!JAPANでは主なキャンペーンやセールなどが展開された11月5日から11日までの期間中、11日をピークにコマース全体の売れ行きは非常に好調であったという。

Yahoo!ショッピングでは5日から10日は2000万点の商品がポイント11倍に、11日は1.8億点もの商品がポイント11倍となるキャンペーンを実施。LOHACOを合わせたショッピング事業における「いい買物の日」当日の取扱い高はサービス史上最大となり、前年同日比で約7倍を記録した。

カテゴリ別に見ると、極端な値下げがあまりなく、お得感のより強い「車パーツ・用品」や「家電」を筆頭に、「家具・インテリア」「ファッション」なども非常に好調であったという。

また、ヤフオク!では11日限定で行われた自動車が111万円で購入でき、11万ポイントが付くキャンペーンや「1円スタート×1時間」や「1づくし×即決」といった「1」にまつわる、安価でいい商品が買えるキャンペーンなどを実施。

テレビCMが放送されたことも手伝ってか、多くの厳選車が落札され、自動車もお得に落札できるというヤフオク!の一面を訴求することができたという。

これらの結果から見てわかるように、「いい買物の日」は非常に盛り上がったようだ。Yahoo!ショッピングやヤフオク!に出店しているショップの中には「いい買物の日」に売上が伸びた！というショップも多いのではないだろうか。

今年はTポイント提携先の5社で開催されたが、来年以降はTポイントの有無に関わらず、日本の「いい買物」を盛り上げる同士を募るという。中国の「独身の日」やアメリカの「ブラックフライデー」に並んで、買物を楽しむ日として、日本のビッグイベントとなっていくのではないだろうか。