今、女性の中で何かと話題になっている「おそ松さん」。若い女性を中心として起こっている「おそ松さん現象」だが、勢いはとどまることを知らないようだ。

Amazonベストセラー1位に！

　女性誌「anan」が本日5月11日に発売された。この「anan」だが、今大きな話題になっている。なんと無職の六つ子「おそ松さん」が表紙になっているというのだ。表紙を飾る松野家の六つ子はソファーに腰掛け、白シャツにジーンズで描かれている。twitterなどで多くのファンから嬉しい悲鳴が上がっている。その他にも特製ステッカーが付録、手相占いの日笠雅水氏による六つ子の手相予想など、盛りだくさんに内容が詰まっている。

　本日発売の「anan」だが、実は9日時点でAmazonの女性ファッション・ライフスタイルの雑誌の売れ筋ランキングにてベストセラー1位になっている。「おそ松さん」特集が組まれている「anan」を購入しようと予約が殺到したことにより、Amazonにて予約の時点でベストセラーになったのだ。

おそ松さん現象が止まらない。

　今回「anan」が話題を集め売上を上げたのは、読者が求めていることを把握し、そのニーズに応えて読者が喜ぶようなコンテンツを作成したからだろう。いかに読者や消費者が喜ぶものを作り届けることができるのかが重要だ。

　なお、この勢いは、EC業界にもどんどんと押し寄せている。ネットショップにおいては、おそ松さんの関連グッズで「ちょっとした臨時収入を稼がせてもらえた」という情報も耳にしているほどだ。弊社の記事においても、モバイルコンテンツの企画・開発・運営・販売を行っている株式会社ディ・テクノが行った「おそ松さん」の新作グッズの予約についてニュースで触れたのは記憶に新しい。

　今、廃刊になる雑誌が多い中、このように成功を収めた「anan」。顧客のニーズを読み、それに応えて喜んでもらえるコンテンツを作成する企画力、ECサイトも参考になる部分があるだろう。「おそ松さん現象」はまだ当分続きそうであるが“次にどんな流行が訪れるのか”そんなことを併せて考えながら、商品コンテンツの企画力を高めていきたいものだ。