経営の課題は物流現場に現れる。コンサル力×物流ノウハウで、ファッション業界を元気にする

ECのミカタ編集部 [PR]

左:ジェミニ ストラテジー グループ株式会社 代表取締役 CEO 山田 政弘氏
右:株式会社オーティーエス 執行役員 マーケティング部長 小橋 重信氏

 ECに限ったことではないが、小売・アパレル業においては、経営課題は物流現場に表出することが多い。しかし問題意識をもって物流現場を俯瞰しなければ、その課題に気づくことはないという。今日、物流の現場発想で経営改善を促進する、あるいは経営視点で物流を見直すことが重要性を高めている。そうした業界の機運を背景に、高度なアパレル物流のノウハウをもつ株式会社オーティーエス(以下、OTS)と、事業再生コンサルティング等で豊富な実績をもつジェミニ ストラテジー グループ株式会社(以下、ジェミニ)がアライアンスを組み、物流コンサルティングをより高度な次元で提供することとなった。OTSの執行役員 マーケティング部長である小橋 重信氏と、ジェミニの代表取締役 CEOである山田 政弘氏にお話を伺った。

創業以来アパレル中心に物流支援するOTSと、豊富な高度人材を擁して戦略から実務までを一気通貫でコンサル提供するジェミニの強力タッグ

――両社の事業概要などをお教えください。

小橋 当社(OTS)は1986年の設立以来、ずっとアパレル系を中心として物流の支援を行なっています。江戸川区内を中心に複数の物流センターがあり、延べ1万5千坪ほどの規模で運営しています。いわゆる大手といわれるお取引先はもちろん、中小規模のお取引先もあり、その数は100社を超えます。

 インポートされる商材の入荷から出荷まで、リペアなどの作業も含めて一気通貫でオペレーションできる体制があります。

 近年はアパレル業界でも、EC進出やオムニチャネル展開といった動きが高まっており、リアルとECの在庫一元管理にも対応しています。実は、当社がアパレルECをお手伝いするようになったのは十数年前で、BtoB向けシステムをBtoC向けに改修するなどして、対応していました。そういう意味ではアパレルECについても、その黎明期からお手伝いしていたという実績があります。

山田 当社(ジェミニ)は経営コンサルティングを主業務として展開していますが、単にコンサルを提供するだけでなく、ハンズオンで実際の経営に携わり、企業価値の向上をお手伝いすることに優位性をもっています。

 当社のもっとも特徴的な点は、なんといっても人材の質の高さと幅の広さですね。当社には大きく分けると3つのタイプの人材が豊富に揃っています。ひとつは「プロ経営者」。そして、戦略系コンサルティングファーム出身の「コンサルタント」。さらに加えて「実務のエキスパート」です。実務エキスパートについては、生産・データサイエンス・物流など、企業のバリューチェーンにおいて必須となる業務分野のエキスパートを多様に擁しています。そうした各分野の専門家がチームを組んで、クライアント企業の経営改善に取り組みます。

 事業再生も得意分野のひとつで、必要とあれば、私自身がクライアント企業の経営者として、一定期間経営に携わるということもあります。

“物流視点の経営改善”と、“経営視点からの物流改善”の両方に対応可能な体制を構築したアライアンスとは

ジェミニ ストラテジー グループ株式会社 代表取締役 CEO 山田 政弘氏   ジェミニ ストラテジー グループ株式会社 代表取締役 CEO 山田 政弘氏

――両社がアライアンスを組んだ背景とねらいは何ですか?

山田 当社は多様な業種・業態の企業様の経営支援をしていますが、小売業分野ではマーチャンダイジングや新ブランドの立ち上げなどをお手伝いするケースもあります。そういう案件だと物流が非常に重要なポイントになることが多いのです。

小売業などの場合、商品企画・生産計画をはじめとしたバリューチェーンにおける問題点が“不良在庫”などのカタチで、物流倉庫に表出することが多いのです。言い換えれば、経営上の問題点の多くが、現象として倉庫に表れるということですね。ですから、物流は経営改善を図る上で非常に重要になるわけですが、その物流の現場がブラックボックス化してしまって、課題の明確化が後手に回るようなことも少なくないのです。

そこは当社としても課題だったのですが、知人を介してOTSさんを紹介していただき、その物流オペレーションや管理がとても高度にシステム化されており、課題の発見がすばやくできるという印象を持ちました。そこで、OTSさんと一緒に組むことで、物流のシステム開発を手がけたり、直接オペレーションを担うなど、当社の顧客サプライチェーンの業務品質を向上させることができ、より幅広く、より良い提案が可能になると確信しました。

小橋 お褒めいただき恐縮です。当社は物流の専門会社ですが、昨今では経済状況も厳しい局面にあって、なかなか物が売れなくなってきています。加えて、宅配クライシスなどの影響もあり、物流部分でのコストダウン要求が強くなっています。とにかくお客様からは“コストを下げろ”と言われる。

しかし、「そもそも在庫が積み上がって不良化している原因はどこにあるのか」と考えると、それは物流よりはずっと上工程に問題があったりするわけです。ずさんな生産計画だったり、緻密さに欠ける販売計画だったり。ジェミニさんが言うように、経営上の問題・課題が物流現場に表れているのだとすると、目先のコストカットでは解決にならないのです。

ところが、そこがなかなかご理解いただけない。そこに当社としても課題を抱えていました。もっと本質的な改善提案をしなければならないにもかかわらず、それができないというジレンマです。そんな時、ジェミニさんとのアライアンスの話が持ち上がり、プロのコンサルタント集団であるジェミニさんとタッグを組めれば、お取引先様に対して、より実効性の高い提案ができるだろうと考えたのです。

山田 物流の現場に様々な経営上の問題点が表出しているのに、それに気づかず、改善策を実施できない原因は大きく2つあると考えています。ひとつは経営者の意識です。経営者が認識していない問題は、着目もされないし、改善も進まないのです。ECへの取り組みについても同じことが言えます。

かつては「ECで、本当に物が売れるのか」と疑問視する経営者が多かった。そもそも課題として認識されていないので、会社をあげてECを推進しようという姿勢にならなかったわけです。ところが成功事例が見られるようになると、「ECをやらないとダメだ」というように経営者の意識が変わる。そこではじめて、「いかにしてECで成功するか」という課題が明確に設定され、会社としての取り組み進むわけです。

 もうひとつは、社内の力関係です。物流というファンクションは、多くの企業で商品企画や生産などのファンクションに比べると下位に見られがちです。物流部門よりも事業部門などの方が発言力が強い。そのため、物流の現場で表出している問題点が、なかなか全社的な課題としてクローズアップされにくくなっているのです。

 逆を言えば、経営者の意識が高く、物流の重要性が理解されている企業では、きちんとした取り組みがなされており、そうした企業は業績も好調であることが多いです。

 今回のOTSさんとのアライアンスによって、そうした経営者の意識改革や物流の重要性の啓蒙などもでき、それによって多くのクライアントに、より効果的な経営支援が可能になるとものと期待しています。

顧客企業の成長にとどまらず、業界全体の成長に貢献する

株式会社オーティーエス 執行役員 マーケティング部長 小橋 重信氏   株式会社オーティーエス 執行役員 マーケティング部長 小橋 重信氏

――両社のアライアンスによって、どんなシナジー効果が生まれるとお考えですか?

小橋 最近では、お取引先様の中にも、物流に課題を感じていて、“なんとかしたい”と相談にこられる企業様が増えています。そうしたお取引先様に対しては、ジェミニさんと一緒に経営コンサルティング視点での改善提案などを進めていきたいと思っています。

山田 当社としても、物流改善を重要テーマと考えるクライアントが少なくありません。そういうクライアントに対して、OTSさんに物流全般をサポートしてもらうことで、より細かい実務まで対応した、品質の高いコンサルティングを提供できるだろうと考えています。

小橋 両社の得意分野の相互乗り入れによって、ひとつでも多くの企業を元気にしていきたいですね。

――今後の具体的な取り組み、展開についてお聞かせください

小橋 小売・アパレル業に限ったことではないと思いますが、経営の構造というものは、経営戦略などを頂点として、その下に各種の戦術的なファンクションがあり、それらを物流が下支えしている、という構図だと思っています。逆に見れば、土台となっている物流がしっかりしていないと、どんなに崇高な経営戦略を立てても実行は覚束ないということです。

物流は人間でいえば心臓です。適切に物を入荷したり、出荷したりすることで、事業が生き続ける。しかし、ふだん私たちが心臓の大切さを意識せず、止まってしまうような事態になってはじめて心臓の大切さに気づくように、物流も問題なく稼働して当たり前と考えられがちですが、いざ不具合が発生すると、大きな影響を及ぼすわけです。

 そうした物流の重要性を啓蒙することで、個々の企業の成長に貢献したいと思っていますが、またそうした活動を通じて、業界全体を元気にしていきたいですね。

山田 物流をアウトソースしている企業では、丸投げ体質のところが多いのですが、それではダメです。そんなやり方でうまくいっていたとしても、それは、“たまたま、その物流会社、もっと言えばセンター長などの責任者が優秀だった”というだけです。きちんとした物流の設計は荷主自身が構築しなくてはいけません。標準オペレーションやマニュアル化等、組み立ての部分は自分たちでしっかりとやり、作業のみをアウトソースする、という発想がなければ物流の改善も、ひいては経営の改善もうまく行かないでしょう。

小橋 おっしゃる通りですね。ジェミニさんとのアライアンスによって、私たちも経営視点という大きな視座をもつことができました。このアライアンスを生かして、お取引先様に対しても、もっと大きな経営支援を提供していきたいと思います。

 今後、OTSでは、個別のコンサルティング提供のほか、ジェミニとのノウハウ共有をベースとしたオープンセミナーなども企画しているという。どんな金言を得られるか楽しみだが、もし、いままさに物流についての問題を認識しているのなら、セミナーを待つことなく、OTSに相談してみることをお勧めしたい。

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