Shopifyのプラットフォーム上で稼げる「パートナープログラム」ってなに?参加するメリットをパートナー企業に詳しく聞いた

ECのミカタ編集部 [PR]

左:株式会社ウェブライフジャパン 代表取締役社長 山岡義正 氏
右:Shopify Japan株式会社 パートナーシップ兼事業開発部長 徳満泰彰 氏

世界175カ国で60万店舗以上が利用している、クラウド型のコマースプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」。流通総額が累計720億ドル(約8兆円)を超えた「Shopify」の成長を支えているのは、「パートナープログラム」と呼ばれる仕組みだ。「パートナープログラム」とは、サードパーティがアプリケーションやサイトデザインなどを開発し、「Shopify」の利用者向けに提供して収益を得ることができる制度。世界50カ国以上に点在するパートナーが、さまざまなアプリケーションやデザインテンプレート、サイト構築サービスなどを提供しており、「Shopify」を通じて年間合計約8億ドル(約880億円)の収益を得ているという。

サードパーティが「パートナープログラム」に登録すると、どのようなメリットがあるのか。また、「パートナープログラム」は「Shopify」を利用するEC事業者に、どのような価値を提供しているのか。Shopify Japanの徳満泰彰氏と、Shopifyのパートナーであるウェブライフジャパンの山岡義正氏に話を聞いた。

コマースプラットフォーム「Shopify」とは?

コマースプラットフォーム「Shopify」とは?

独自ドメインのECサイトを構築するためのクラウド型コマースプラットフォーム。ECサイトのデザインテンプレートやショッピングカート機能、在庫管理機能、メール配信、アクセス分析機能などを備えている。2006年にサービスを開始し、現在の利用店舗数は60万店舗以上。2017年に日本法人を設立し、日本市場に本格進出するとともに、管理画面やサポートデスクの日本語対応を進めている。

年間880億円が流通する「パートナープログラム」とは?

――「パートナープログラム」とは、どのような制度なのか教えてください。

Shopify Japan 徳満氏(以下、徳満) 弊社とパートナーシップを結んだ企業や個人が、ストアを運営する事業者様が抱える悩みや課題を解決するためのサポートプログラムです。例えば、アプリケーションやECサイト構築サービス、デザインテンプレート、マーケティング支援サービスなどを「Shopify」の利用者に対して行う制度です。

現在、50カ国以上のシステム開発会社やアプリ開発ベンダー、WEBマーケティング会社、個人のエンジニアやデザイナーなどがパートナーとして登録しています。

「Shopify」の特徴は、パートナーが提供している2000種類以上のアプリケーションや、さまざまなデザインテンプレートなどを、必要に応じて実装できること。ショップさまは、その時々で必要な機能を選んで使えるため、機能が陳腐化してしまうことはありませんし、オーバースペックになることもない。

こうした「Shopify」の強みを支えてくださっているのが、パートナーの皆さまです。

——近年のEC市場では、ECシステムに求められる機能の移り変わりがとても早いため、必要なアプリケーションを選んで実装できるのは、EC事業者にとってメリットが大きいですね。

徳満 その通りです。世界中のパートナーが提供している、さまざまなアプリケーションやECサイト構築サービスなどを活用することで、「Shopify」の事業者様は売り上げを伸ばすことができます。

——「パートナープログラム」におけるパートナーの収益は、どの程度の規模なのでしょうか?

徳満 「Shopify」を通して2017年度にパートナーが得た収益は、前年度比86%増の8億ドル(約880億円)でした。この金額は、Shopify社の売上高の約1.2倍の規模。Shopify社の売上高よりも、パートナーさんのマーケットの方がはるかに大きいんです。

パートナー企業が語る「パートナープログラム」に登録するメリットとは?

パートナー企業が語る「パートナープログラム」に登録するメリットとは?   株式会社ウェブライフジャパン 代表取締役社長 山岡義正 氏

――Shopifyのパートナーであるウェブライフジャパンさんは、「パートナープログラム」でどのようなビジネスを手掛けているのでしょうか?

ウェブライフジャパン 山岡氏(以下、山岡) 「Shopify」の利用者に対して、ECサイトの構築やメンテナンス、マーケティング支援といったサービスを提供しています。

――「パートナープログラム」に参加したことで、どのようなメリットを感じていますか?

山岡 「パートナープログラム」に参加したことで、主に3つのメリットを実感しています。

1つ目は、「Shopify」はサードパーティーがビジネスを行うには、とても有望なプラットフォームであること。

世界中で60万店舗以上が利用している「Shopify」は、私たちのようなシステム開発会社にとって、多くの見込み客がいる有望なマーケット。そして、「Shopify」の利便性の高さや機能の優位性などを踏まえると、今後も利用者は増えていくでしょう。そうなれば、ますますビジネスの可能性は広がります。

2つ目のメリットは、「Shopify」はサイト構築を行いやすいシステムであること。「Shopify」のコア部分の構造はシンプルで、無駄のない構造設計なので、すごく開発しやすいんです。また、必要な機能はパートナーが開発したアプリを実装すれば良いので、開発の手間も少なく、他のECプラットフォームと比べて開発期間を短縮できます。

そして3つ目のメリットは、売上拡大の新しい機会を得られること。弊社はサイト構築やデザイン、メンテナンスを強みにしていますが、これからは「Shopify」向けのアプリ開発にも力を入れていきたいと考えています。アプリケーションを開発し、それをプラットフォーム上で販売できる「パートナープログラム」は、得意分野を生かして収益を得たいというベンダーやエンジニアにとって、とても優れたエコシステムだと思います。

徳満 そのように評価していただけると、とても嬉しいです。

山岡さんがおっしゃった通り、「Shopify」はコアな部分はできるだけ使いやすく、シンプルにすることにこだわっています。そして、必要な機能は個別にアプリケーションを実装できる仕組みにすることで、開発スピードとカスタマイズ性の高さを両立しています。

山岡 サイト構築の期間を短縮できるので、その分、コストも下げやすい。そのため、サイト構築の予算を抑えて、スピード感を持ってEC事業を立ち上げたいというお客様が「Shopify」を選ぶケースは増えています。

――Shopify Japanは「パートナープログラム」への参加を検討しているベンダーやエンジニアなどを対象としたイベントを開催しているそうですね。

徳満 はい。「パートナープログラム」について詳しく説明するイベントを定期的に行っていますので、興味がある方はぜひ足を運んでいただきたいです。これまでは都内のみでの開催だったのですが、2019年は地方都市でも定期的に開催する予定です。

山岡 「パートナープログラム」に参加すると、パートナー同士の横のつながりが出来るのも、ありがたいです。システム開発を行う際、1社だけで出来ることは限られます。「パートナープログラム」のイベントや、パートナーが利用できるQ&Aサイトなどを活用すれば、世界中のパートナーと交流したり、議論したりできる。これも「パートナープログラム」に参加するメリットでしょうね。

管理画面は日本語に対応、日本企業の利用が急増

——「Shopify」は越境ECのためのプラットフォームというイメージがありましたが、2017年頃からは、日本企業が国内向けのECサイトを開設するために「Shopify」を使うケースが増えていますね。

徳満 管理画面やFAQページの日本語対応がかなり進んでいるほか、事業者様向けのサポートデスクが日本語に対応したこともあり、国内企業の利用が急増しています。管理画面の日本語化は近日中に完了する予定ですので、これからさらに日本企業の利用が増えていくと思います。

——飲食店チェーンやアパレルメーカーといった大手企業から個人運営のネットショップまで、事業規模や業種・業態を問わず「Shopify」が利用されていますね。

徳満 「Shopify」はEC事業者の事業規模に合わせて、必要な機能を自由に選んで実装したり外したりできるので、スタートアップから大企業まで、事業規模を問わず安心してご利用いただけます。

アカウント数やサポート内容などに応じて、3種類のプランをご提供しています。料金は月額29ドル(約3,200円)から299ドル(約32,000円)。WEBサイトにカートボタンを実装する月額9ドル(約1,100円)の「ライトプラン」もあります。

「ライトプラン」以外は、プランに関係なく商品登録数とデータ使用量が無制限。どれだけトラフィックが増えても、データ使用料の追加費用は発生しません。

大量のトラフィックの処理に強いことも、大企業から選ばれる理由の1つです。例えば、1分間に1万件以上受注があっても、問題なく処理します。

Facebook連携や「カゴ落ち対策メール」など無料機能も充実

Facebook連携や「カゴ落ち対策メール」など無料機能も充実   Shopify Japan株式会社 パートナーシップ兼事業開発部長 徳満泰彰 氏

――日本の企業から特に好評な機能を教えてください。

徳満 例えば、FacebookやInstagramとの連携機能が好評です。管理画面でFacebookやInstagramに広告を出稿できますし、Instagramの投稿に商品データをひも付けてECサイトに誘導する「ショッピング機能」や「ストリーズのタグ付け」にも連携しています。

カゴ落ち対策メール機能も好評です。例えば、カートに商品入れた状態でユーザーが離脱すると、数時間後に「なにかお困りごとありましたか」といったメールを送信できます。カゴ落ち対策メール機能は標準機能なので無料です。

また、SNSを販売チャネルにするだけではなく、「Amazon」などのマーケットプレイスとAPI連携し、在庫データを一元管理できる機能も好評です。

それから、CMS機能を活用してホームページやブログページを用意してコンテンツマーケティングを簡単に実現できる点も、高く評価していただいています。

――不正アクセス対策など、セキュリティーにも力を入れているそうですね。

徳満 その通りです。「Shopify」はクレジットカードセキュリティーの国際基準である「Level 1 PCI-DSS」を取得しています。昨今はECサイトへの不正アクセスによる情報漏えいが多発していますから、セキュリティー対策の有無も、プラットフォーム選びの重要なポイントです。

――最後に、「Shopify」の利用を検討しているEC事業者や、パートナープログラムへの参加を検討している方たち向けにメッセージをお願いします。

徳満 事業者様の管理画面の日本語対応は、近日中に完了する予定です。国内向けのコマースプラットフォームとして、これまで以上に使いやすくなります。機能拡充やサポートにも一層力を入れて行きます。2週間は無料でお試しいただけますので、ぜひ「Shopify」を体験してみてください。

「Shopify」を新たに利用してくださる日本企業が、すごい勢いで増えています。そのため、日本企業向けにアプリケーション開発やサイト構築、WEBマーケティングなどを行ってくださるパートナーさまに対するニーズも高まっているんです。

システム開発会社やエンジニア、デザイナーの皆さまや、マーケティング、広告運用を得意としている皆さまに、「Shopify」のエコシステムに加わっていただき、共存共栄の関係を築いていければ嬉しいです。

Shopifyの資料ダウンロードはこちら


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事