アナログな在庫管理からの卒業でミスを削減 スマホ利用でピッキングや検品を安価に導入!

ECのミカタ編集部 [PR]

株式会社ロジクラ 代表取締役 長浜 佑樹氏

物流業務をミスなく効率的にこなすためには、在庫をデジタルで管理することが必要不可欠ですが、紙や Excel を使い アナログで管理している EC 事業者は少なくありません。今回、無料で使える在庫管理「ロジクラ」について、株式会社ロジクラ 代表取締役 長浜 佑樹氏に話を伺いました。

EC在庫管理システム『ロジクラ』とは?

長浜 『ロジクラ』は、複数人や複数拠点の在庫を一元管理する、EC事業者向けの在庫管理(WMS)システムです。いつどこにいてもシステムの管理画面を開けば、リアルタイムの正しい在庫数が表示されています。パソコンはもちろん、スマートフォンからも閲覧可能です。

物流業務は「商品を入荷したら在庫を足す」「商品を出荷したら在庫を引く」という単純な在庫管理だけではありません。「注文が入ったらリストを確認してピッキングし、追跡番号を記録する」というように、在庫を引くまでにさまざまな作業が発生するのです。

『ロジクラ』でデジタル化することで、物流においての一連の業務を効率化させられます。2017年11月に提供をスタートし、現在の導入企業数は約6000社。物流倉庫に外注することなく、自社で物流業務をこなしているEC事業者様をメインにご利用いただいています。

自身の倉庫業務経験から物流課題を解決したいと起業を決意!

長浜 Excelを使って管理していたり、ピッキング時に紙で出力した注文リストを見ていたり、アナログで物流業務をこなしているEC事業者様は少なくありません。しかし、アナログで業務を進めるのはデメリットばかり。確認漏れ・見間違いなどの人的ミスや、非効率であることによる時間ロスは避けられないでしょう。

実際に、「伝票を目視でピッキングしていたら、品番を見間違えて違う商品を出荷してしまった」「間違えないように何度も確認するから、時間がかなりかかってしまう」と悩むEC事業者様は多くいらっしゃいます。また、「Excelに在庫数を手打ちしていたら、入力するべき数を間違えてしまった。結果、注文が来たのに在庫がなく、出荷できない状態に」というEC事業者様もいらっしゃいます。

人的ミスをしたら、余計な業務が増えて残業時間も増えます。一方で、ミスがないようにと慎重に業務を進めるのも、確認作業に時間を取られて残業時間が増えてしまうことに。アナログのままでは、結局人件費などのコストがかさんでしまうのです。またミスが多いと、エンドユーザー様の信頼を失うことにもなりかねないでしょう。

『ロジクラ』を提供し始めたきっかけは、私自身、こういった問題に直面してきたからです。高校生のときから働いていた物流倉庫では、印刷した伝票を使って出荷作業をしていたため、人的ミスが多発していました。誤出荷をしてしまい、お客様からお叱りを受けることも。「ミスを起こさないために、倉庫のオペレーション改善サービスを作る必要がある」と感じ、『ロジクラ』を開発することにしたのです。

iPhoneでピッキングコストを抑えて誤出荷削減

長浜 『ロジクラ』の機能は、在庫管理だけではありません。バーコードラベルの発行・宅配送り状の作成・納品書の作成・iPhoneを使った入出荷検品・iPhoneでの出荷指示といった機能もご利用いただけます。

EC事業者様に最も喜んでいただいているメリットは、iPhoneを使った入出荷検品の機能。iPhoneに専用アプリケーションをダウンロードし、もともと搭載されているカメラ機能を使って、バーコードを読み取っていただきます。そうすると、iPhoneを使って、ピッキング作業やバーコード検品をすることが可能になるのです。従来であれば、ハンディターミナルを使うのが一般的です。しかし、「ハンディターミナルをそろえるのは、予算的に難しい」というEC事業者様も多く見てきました。それもそのはず。ハンディターミナルは一台あたり約30万円と、導入コストが高いのです。

iPhoneを利用すれば、コストを安価に抑えられます。そのうえ、普段使い慣れている人が多い端末のため、アプリの使い方を確認するだけで、すぐに使い始められるでしょう。また、間違った商品のバーコードを読み取った場合は、エラーが表示されて出荷できないようになります。画面に表示されている通りにピッキング作業やバーコード検品をすれば、誰でもミスすることなく出荷することが可能です。EC事業者様が課題にしている人的ミスによる誤出荷も、『ロジクラ』をお使いいただくことで、特別な対策をすることなく防げます。

無料から使える『ロジクラ』の料金プラン

無料から使える『ロジクラ』の料金プラン

長浜 『ロジクラ』の料金プランは4種類。料金がかからない「無料プラン」・月額9000円の「エントリープラン」・月額15,000円の「スタンダードプラン」・月額30,000円の「WMSプラン」です(2019年10月末時点)。1拠点、3ユーザーまででしたら、「入荷管理」「出荷管理」「在庫管理」といった機能のみであれば、永久に無料でご利用いただけます。

最も人気があるのは、14日間の無料トライアルがある、月額15,000円のスタンダードプランです。「入荷管理・入荷検品」「出荷管理・出荷検品」「在庫管理」といった機能のほかに、「棚卸し」「iPhoneを使った入出荷検品」「納品書作成」「送り状発行」といった機能が使えるようになります。月に1000件以上商品を出荷しているEC事業者様は、こちらのプランを申し込まれる場合が多いですね。好評いただいているiPhoneを使った入出荷検品の機能は、「スタンダードプラン」からです。まずは無料プランで使い始め、さらに利便性を追求したい場合は有料プランに切り替えるのがおすすめです。

「戦略物流」を提供し物流を企業の競争力に

長浜 物流は、私たちの生活になくてはならない存在です。平成28年には国内の取り扱い宅配便の個数が40億個を越し、必要性は増していく一方。商品力やブランドの世界観、カスタマーサービスなど、ECサイトが成長していくための要因はさまざまですが、今後、物流は明確に企業の競争力になります。

そのため、弊社は、競争力としての物流である「戦略物流」を、中小企業に安価に提供してきたいと考えています。例えば、通販システムと連携することで、消費者がモノを購入したその瞬間から、倉庫での出荷作業を始めることができる。つまり他社システムと連携することで「即日配送/出荷」を実現できます。

このような機能をクラウドで安価に提供し、中小企業でも戦略的に物流を組み立て、物流によって競争力を生み出すような世界観を実現していきたいと思っています。

さらなる利便性を追求 ネクストエンジン連携の経緯
連携におけるメリットは、その日の注文をその日のうちに出荷

さらなる利便性を追求 ネクストエンジン連携の経緯<br>連携におけるメリットは、その日の注文をその日のうちに出荷右)Hamee株式会社 東京営業所 チャネルセールス部 マネージャー 日橋 正義氏
左)株式会社ロジクラ セールスマネジャー 久野 裕司氏

久野 『ロジクラ』は、倉庫内での在庫を管理し、ピッキングや検品などの実務作業ができる点がメリットです。EC事業者は本店サイトやモールに多店舗展開しているにも関わらず、各ショップから流れてくる受注情報の管理をアナログで行なっている方は少なくありません。どこかの店舗で商品が売れたら、手動で全店舗の在庫数を書き換えているのです。

その課題を弊社で解決できるのが一番だったのですが、モール間の管理は複雑なので現実的に難しい。そのため、多店舗の受注管理ができる業界最大規模のサービス『ネクストエンジン』とタッグを組みたいと思い、弊社からお声がけしました。

日橋 連携のお話をもらい、快諾させていただきました。というのも、Excelを使って手動で在庫をカウントしていたり、正しい在庫数を把握していなかったり、在庫管理に課題を抱えているEC事業者様が多いのです。

実は、弊社でも在庫管理システムを作ろうと考えたことがありました。ただ、在庫管理の知見が全くなかったため、一から作っていくのはハードルが高すぎると判断しました。連携のお声がけをいただけたのは、ありがたかったですね。

日橋 連携の大きなメリットは、受注から出荷までの流れがスピーディに進むこと。iPhoneを使って届いた商品を検品することで、入庫した商品の情報が『ネクストエンジン』に流れてきます。そのため、在庫数を両方のシステムに入力していく必要がなくなるのです。

また、『ネクストエンジン』に受注情報が入ってきたら、イレギュラーなことがない限り、自動的に『ロジクラ』へ出荷指示が飛びます。受注情報をチェックして出荷指示をして、という工程はナシ。お客様からは、工数が5分の1になったというお話も聞きます。出荷担当者は、朝出社したら、すぐに出荷準備に取り組めるようになるのです。エンドユーザーに商品をいち早く届けられるため、顧客満足度向上につながります。

久野 あとは、受注担当者と出荷担当者が、自分の役回りだけに集中できるようになるのもメリットです。連携したことによって、「送り状番号をiPhoneで読み込む」「納品書を発行する」といったアクションを取ると、それが引き金となって、『ネクストエンジン』上に出荷済みのステータスが自動反映されるのです。そして、エンドユーザーに出荷完了報告のメールが自動的に送られるようになっています。受注担当者は『ネクストエンジン』だけを、出荷担当者は『ロジクラ』だけをチェックすれば問題ありません。

日橋 バックオフィスの業務を自動化することによって、作業時間が減り、その分商品作りや企画作りといったエンドユーザーを喜ばせる施策にリソースを割けます。そうすれば、担当者は今まで以上に楽しんで働けるし、エンドユーザーから見てもありがたい。今回の連携によってそんな良い循環が生まれたら、私たちも本望です。

久野 実際に連携サービスを導入しているEC事業者様からは「作業を効率化できたから、担当者の負担を大きく減らせています。自動化によって人的ミスも減ったし、1日あたりの出荷件数が増えました」とうれしいお声もいただいています。これから、「物流」を企業の競争力として最大限に活かしていただける企業が増えていけばいいですね。

【導入事例①】在庫管理のトラブル多発で導入を決定
導入後は出荷作業の担当者が4名から1名へ

【導入事例①】在庫管理のトラブル多発で導入を決定<br>導入後は出荷作業の担当者が4名から1名へ有限会社鹿宮
オペレーティングディレクター 網屋 英希氏

網屋 弊社の運営しているECショップは、輸入インテリア雑貨などを扱う「CDS–R」と、薩摩の伝統工芸品をメインに扱う「SATSUMA」です。取扱商品数は、合計で2000点ほど。導入したきっかけは、在庫管理のトラブルが多発していたから。以前はExcelに手打ちして在庫管理をしていたので、人的ミスが起きていました。在庫があるのにサイトでは「ナシ」と表記されていたり、在庫があるのに探し出せず商品を送れなかったり。「サイトに表示されている在庫」「Excelで管理している在庫」「倉庫にある在庫」の整合性が取れなかったのです。

そのため、「サイトに表示されている在庫数は信用ならない」という認識をもち、朝にその日出荷する分を全てピッキングし、在庫があるか確認してから作業していました。しかし、出荷件数が1日平均100件、多いと300件を超す日も出てきて、手動では限界だと感じるように。そこで、コストが低くシンプルで操作性が良い『ロジクラ』を導入しようと決めました。

導入してからは、物流業務全体が効率化されました。導入前は、9時に業務をスタートしたら、受注担当者が全注文情報のなかから出荷可能な注文情報をピックアップし、Excelにまとめて出力。出荷担当者がExcelを目視しながら在庫チェックをして、在庫があったら伝票を紙に印刷していました。

しかし、この業務フローでは、担当者の負担が大きすぎてしまう。受注担当者と出荷担当者それぞれの「作業待ち」の時間も多く、非効率だったのです。

しかし、『ロジクラ』を使い始めてからは、システムに表示されている数字が正しいため、朝一のピッキング作業がなくなりました。すぐに出荷作業をスタートでき、午前中にはほぼ終わってしまうことも。以前は担当者が3、4名いましたが、現在は1名しかいません。正確に管理できるため安心感があり、導入して良かったと感じています。

【導入事例②】ロジクラ導入前は非効率なアナログ作業で人的ミスのオンパレード
ロジクラの導入で毎日3時間の作業が1時間に

【導入事例②】ロジクラ導入前は非効率なアナログ作業で人的ミスのオンパレード<br>ロジクラの導入で毎日3時間の作業が1時間に合同会社ブリッツワークス
代表 青野 睦氏

青野 弊社は、男性向けのジーンズカジュアルブランド「ブルーモンスタークロージング」を展開しています。ECサイトもありますが、メインは卸事業。セットアップの作業着やジーンズパンツなど、デニム商品をアパレルブランドに卸しています。

システム導入前は、お客様からFAXで届いた注文情報を見て、Excelの在庫リストと照らし合わせ、「出荷可能か」のFAXを再送しなければなりませんでした。出荷可能な注文であれば、Excelで作った出荷指示書を倉庫に送付。倉庫から出荷されたあとは、取引先ごとに違うフォーマットの納品書や、倉庫からPDF形式で送られてきた伝票を見ながら、送り状ナンバーを目視で入力し、メールをしていました。

ほぼアナログ作業だったため、そもそも注文書と出荷指示書の数字が違うなど、人的ミスのオンパレード。倉庫でも、紙に出力したExcelの出荷指示書を見ながらピッキングしていくため、サイズやカラー違いなどの誤納品が多発していました。「ミスをなくし、作業効率を上げなければ」と悩んでいたときに『ロジクラ』を見つけ、導入に踏み切ることに。

導入して便利だと感じるのは、システム内で全ての作業が完結することです。在庫管理は自動化され、納品書はシステムで作成できるため、メリットだらけ。1日3時間もかかっていた作業が、1日1時間もかからず終わるようになりました。人的ミスも起こらないため、精神的にも余裕ができています。

今まで物流における業務は私ひとりで対応していたのですが、『ロジクラ』を導入してから、在庫状況や出荷ステータスをメンバー全員が確認できるようになりました。そのため、メンバーがお客様からの問い合わせに対応できるようになり、私頼りにならない運営が可能になったことも、かなり助かっているポイントです。

【「ECのミカタ通信vol.18」より転載】

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