東北方面の物流会社を探しているなら! 車数も人材も豊富で融通のきく、郡東エクスプレスに注目
物流業界の課題として、トラック不足やドライバー不足、宅配会社の集荷時間の厳守など制約が多いことが挙げられる。郡東エクスプレス株式会社ではグループ会社でトラックを豊富に持ち、足回りの良さは抜群。人材派遣会社もあるため人手不足の問題も解消。大手宅配会社とのパイプもあり、融通のきく物流が可能だという。さらに来年1月には仙台に倉庫を新設し、各地域と東北とを繋ぐ物流サービスを強化していくという。詳しい内容について、同社の代表取締役 荻原善光氏にお話を伺った。
仙台を本社とし、各地と東北をつなぐ物流サービスを展開
――郡東エクスプレス様の会社概要を教えてください。
福島県郡山市を本社とし、郡山、仙台、山形、の3箇所を拠点に、南東北をメインとした輸送と倉庫事業を行っています。この3拠点で稼働している車は100台あり、メインは各拠点にある工場や物流センターから東北管内の店舗まで配送するBtoBの輸送業。一部宅配事業者への受け渡しも行っています。
親会社である東群ホールディングスは群馬県伊勢崎市に本社を構え、物流倉庫事業、スマホ関連事業、人材派遣事業等を手掛けており、現在グループ13社からなる企業体です。その母体となる東群トラックは、今年創業70周年を迎えました。倉庫はホールディングス全体で群馬と郡山にありましたが、加えて来年1月には郡東エクスプレスとして仙台倉庫を開設いたします。
足回りの良さ、豊富な人材を生かして、急な波動にも対応
――御社の物流サービスの強みはどのようなところでしょうか。
第一に、トラックを自社で豊富に保有していますので、車の手配がスムーズにできることです。車両のバリエーションも多く、2トン、4トン、大型、セミトレーラーが揃い、平ボディのものもあれば小型クレーンを搭載したユニック車もありますので、パレットに載った食品などから、建材など様々な形状があるものまで、荷物によって使い分けることも可能です。ロットが小さくても2トン、4トン車で対応できますので、多様なニーズにお応えできます。
今は特にトラック不足といわれており、どこの荷主様も車を確保するのに苦慮されていると思いますが、弊社に委託いただければそのストレスが軽減できると思います。
またドライバーの人材も豊富に確保しております。グループ内に人材派遣会社がありますので、波動への対応もしっかりさせていただきます。
また場合によっては、ドライバーが流通加工を行うことも可能です。実際に、お花の幹線輸送において、トータルピッキングされて途中まで運ばれてきたものを、弊社の拠点でドライバーが店舗別に仕分けし、値札を貼って店舗までお届けするというご依頼に対応したこともあります。
さらに大手宅配会社とのパイプがありますので、配送料金のご相談をおつなぎすることも可能です。
仙台倉庫の開設で、東北での物流を強化、復興支援にも貢献
――来年1月には仙台倉庫がローンチされます。開設のきっかけは?
元々南東北から中部までのエリアを対象に配送を行っていた中で、2013年に、仙台市内に輸送部門のみの営業所を開設しました。トラック5台からのスタートでしたが、おかげさまで順調に業績を伸ばし、2017年の後半には稼働台数30台を突破。仙台は倉庫が枯渇状態だったこともあり、そのタイミングでお客様から、倉庫や物流の作業を請け負って欲しいというオーダーを非常に多くいただくようになりました。
しかし当時は借り物の土地で運営していたため、受託できない状態が続いていたのです。常に土地や荷受けの倉庫を探していた中で、宮城県の復興支援事業の一環である企業誘致の公募に出会いました。復興支援の一助にもなりますし、現在主戦場としている仙台港の近隣ということで、思い切って事業計画を書いて仙台市に提案したところ、幸運にも土地を取得することができました。
倉庫は450坪あり、基本的にフリーロケーションで使っていただけます。お客様のどのようなニーズにも対応できるよう、柱の数を少なく、間口もある程度等間隔でシャッターを設置し、什器も一切配置していない状態となっております。フルフォーム式で、ホームを高くして着車していただくことも可能。仙台近郊に配送先、もしくは調達先が多い企業様にはとくにおすすめです。
倉庫に取得した用地は東日本大震災で津波を被っていたエリアでしたので、取得するだけでも支援になりましたが、さらに仙台港のそばで物流業を営むということで、新たな雇用を生みますし、地元の建築業者にも貢献できます。
現在、他の自社倉庫では食料品や医薬品、生活に近いところの荷物を取り扱っていますが、仙台倉庫でもそうしたジャンルの荷物の取り扱いを拡大していき、地域社会に貢献したいと考えています。
自社トラックによる各地から仙台への荷物の中継や、東北各地への宅配も
――仙台倉庫ができたことで、EC企業にどのようなサービスを提供されたいですか。
元々の弊社の足回りの良さを利用して、たとえば関東から東北方面への荷物を直接宅配するのではなく、弊社のトラックでまず関東から仙台の倉庫に中継し、そこから青森への宅配をさせていただくような流れも可能となります。
受注時間の締め切りを延長したいというニーズにも、弊社のトラックで宅配会社まで運ぶことで対応できます。また荷物の一部をAmazonのFBAに納品するようなリクエストにも対応可能です。
なおBtoBとBtoCの荷物が混在する、在庫型のデポセンターとしてのご利用も大歓迎です。
――どのような企業様に、御社の物流を利用いただきたいですか。
関東を拠点とし、東北に荷物を預けたいと思っている企業様や、外部物流委託を検討している企業様、公的機関様などにぜひご利用いただきたいです。
すでに関東や中部に倉庫を委託されている企業様で、倉庫を増やしたいとお考えの場合、東北の拠点として弊社をお選びいただくようなことも可能です。弊社では同業者ともうまく協働していきたいと考えておりますし、実際にそうした形で活用をされている荷主様も多くいらっしゃいます。
現状、弊社倉庫でお預かりしているのはスーパーに並ぶような食品、日用品のほか、OTC医薬品がメインです。今後もそうした底堅く、景気に左右されないものを取り扱いたいと考えております。また今後の高齢化社会を見据えて、介護系の商品の保管や物流にも積極的に取り組んでいきたいです。
倉庫、人員、トラックをさらに増やし、東北全域でのサービスを拡充
――今後の展望をお聞かせください。
2023年には、スタッフの数を33名から80名に増加したいと考えています。
また、将来的には既存の仙台倉庫を外部に賃借し拡大することも視野に入れています。トラックは自社で35台ありますが、それを70台にし、協力会社の30台と合計で100台に増やすのが目標です。その先は、新たな拠点を設ける必要が出てきます。仙台でいえば泉区など、物流が旺盛な地域への進出を狙って行きたいですね。
実は今回、仙台に拠点を設けたのには狙いがあります。元々郡東エクスプレスの営業部隊は郡山にあったため、営業エリアが南東北に偏っていたのですが、今回それを仙台に移すことで、北に向けてより広く拡大していきたいと考えています。
自社のリソースを最大限に活用しながら、できるだけ荷主様のご要望に対応したいと思いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。