購買行動連動型AI検索エンジンが売上を大きく動かす
アクセスはそれなりにあるのに、なぜか購買に至らない。それは、もしかしたら検索エンジンのせいかもしれない。
中小規模のECサイトでも導入可能な購買行動連動型検索エンジン「ユニサーチ」を提供するユニバーサルナレッジ株式会社 代表取締役 井上俊一氏にお話をうかがった。
業界初の購買データを反映した検索エンジン
弊社の創業メンバーは元々Yahoo!でウェブ検索の開発をしていました。ウェブの検索エンジンでは当たり前に使われている技術が、ECの検索エンジンでは全く手付かずである。このような問題意識から、AIを用いたEC向け検索エンジンを提供する会社として10年前にユニバーサルナレッジを創業しました。
当時、ECサイトの検索エンジンは、どれも入力したキーワードと商品ページに記載されたテキストとの一致から結果を反映させる「テキストマッチ方式」ばかり。ここに一番疑問を感じていました。
購買データを使うことで、もっと精度の高い結果を出せるはずです。そのためには、ビッグデータを集められる大手と一緒にやりたかった。そこで、ヨドバシカメラさんと一緒に取り組ませていただくことになりました。
今でこそ巨大ECショップとして認知されているヨドバシカメラですが、当時のECサイトはまだ規模の小さいものでした。ユニバーサルナレッジとヨドバシカメラの二人三脚で10年。ヨドバシ・ドット・コムは700万点の商品を扱い、年間売上が1000億円を超えるまでに成長しました。
機会損失に気づかぬまま売上を逃してはいませんか?
自社のECサイトで商品検索をしたとき、結果の順位表示に違和感を覚えることはないでしょうか? その違和感は、当然、ユーザーも感じています。
ユーザーにしてみれば、中小規模のECサイトであろうと、Amazonや楽天市場のような大規模ECサイトであろうと、関係ありません。欲しい商品に簡単にたどり着けるかどうか、シビアに判断します。使い勝手の悪いサイトでは、買ってもらえません。
検索エンジンは「ECサイトのパッケージの一部」という認識からか、品質については考えたことがないEC事業者が多いという印象です。せいぜい応答速度が速いか遅いか程度。品質によって機会損失していることに、全く気付いていないのです。
品質という観点から言うと、残念ながら、ECサイトの検索エンジンは、10年前からほとんど進化していないといえます。
ユニバーサルナレッジでは、売上の向上に特化した検索エンジンの開発を続けてきました。アルゴリズムを改良することで、コンバージョンを上げる。この10年の蓄積が、大きな売上の差となって表れています。
ユーザーの購買行動に基づいた検索エンジン『ユニサーチ』
いまだに、多くのECサイトでは、テキストマッチによる検索エンジンが使用されています。
テキストマッチの場合、ユーザーが購買してもしなくても、検索結果には影響を与えません。ここに大きな問題があるのです。たとえばワイシャツを検索する際、テキストマッチでは、夏物も冬物も同時に検索結果に反映されてしまいます。
これではユーザーが買いたい商品にたどり着くことができないため、EC事業者はタイトルの文字や説明文を変えるなどして、なんとか検索結果を動かそうとするのです。
ユニバーサルナレッジの提供する検索エンジン『ユニサーチ』では、キーワードごとにユーザーの購買行動に基づいた検索結果を表示するため、ニーズが自動的に取り込まれます。従って、季節の変動や流行に合わせて運用する必要がありません。
ユーザーの行動が変われば、検索結果も自動で変わります。常に検索結果が最適化されるため、無駄な労力を割く必要がないのです。なお、ユーザーの行動を把握するためには、重要なページにJavaScriptのタグを埋め込んでもらいます。
また、これらの自動最適化はキーワード検索だけでなく、カテゴリツリーをクリックして下るカテゴリ検索でも働きます。そのため、サイト全体のCVRが高くなるのです。
最大の機会損失「ゼロマッチ」を防ぐ
検索エンジンに入れられたキーワードがどの商品にもマッチせず、検索結果が表示されない「ゼロマッチ」。せっかくユーザーが検索してくれたのに、期待に添える商品が表示されない。これは非常に大きな機会損失です。
ゼロマッチが発生する要因は実にさまざま。検索エンジンを熟知していなければ、その原因を特定することはできません。
ユニサーチでは、専任のコンサルタントが、なぜゼロマッチが発生したのかを分析し、ゼロマッチを回避するための運用を行っています。
導入直後からコンバージョン、売上ともに5%以上アップ
ユニサーチを導入することで、あるサイトでのコンバージョンは5.3%アップし、サイト全体の売上は5.9%アップしました。これは導入直後のABテストによる計測結果です。
売上を上げようとすると、ECサイトのさまざまな箇所に手を入れなければいけませんが、検索エンジンを変えるだけで5%以上の効果がすぐに出る。しかも、その効果はずっと続くのです。
広告のみでの集客は消耗戦
広告を使えば、アクセスを集めることは可能です。しかし、せっかく集めたアクセスも、そのサイトが使いにくかったら、コンバージョンせずに離脱してしまいます。
ECサイトのベースとなる検索やコンテンツの品質を向上させることが、顧客の定着につながるのです。
購買行動を反映させる検索エンジンを導入しないまま、広告で回していくのは、正直、消耗戦です。スポットを延々繰り返すだけで、LTV向上につながりません。
2021年、集めたアクセスを無駄にしていられない
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、2021年もEC業界は成長が見込まれます。これまでECを利用したことのない層が、新たにECを利用しつつあるのです。このようなユーザーは、大規模ECサイトも中小ECサイトも同列に扱います。規模に関係なく同じように快適なユーザー体験が求められます。
サイトの大規模改修には時間がかかりますが、ユニサーチなら「サイト内検索」という一つの機能の導入で、キーワード検索およびカテゴリ検索というメインの動線のCVRが上がるため、サイト全体の売上アップを実現できます。他社のECパッケージを既に利用していても導入が可能ですので、ぜひご検討いただきたいです。