UUUMのEC事業担当がShopify Plusを選んだその理由とは

ECのミカタ編集部 [PR]

左:システム開発担当 新谷慎吾氏
右:EC事業担当 尾崎雄太氏

数々の有名YouTuberやインフルエンサーをサポートするUUUM株式会社。その公式オンラインストア「MUUU」が採用しているECプラットフォームが、Shopifyの最上級・エンタープライズ向けプランShopify Plusだ。

強いインフラと、グループサイトとのスムーズな連携。その優れた拡張性が、UUUMならではの複雑な要件にもマッチしていたという。今回は同社がShopify Plusを選んだ理由と運用面でのメリットについて、システム開発担当の新谷慎吾氏、EC事業担当の尾崎雄太氏に話を伺った。

人気クリエイター、インフルエンサーのアイテムを販売するECサイト「MUUU」

――MUUUはどのような商材を取り扱っているECサイトですか?

尾崎氏: 2017年12月にオープンしたMUUUは、UUUMに所属するクリエイター(YouTuber)の商品を販売するECサイトとしてスタートしました。クリエイター自身のアイデアを形にした商品、メーカーとのコラボ商品、イベントグッズなどがアイテムの中心です。

現在では、動画での訴求以外にも領域を広げて、個人として活動するクリエイターたちのグッズを全般的に取り扱っています。

MUUU公式ストア
https://muuu.com/

――商品作りやPRにおいて、クリエイターの方々とはどのように連携をとっているのですか?

尾崎氏:体制としてまずグッズを作るチームが、クリエイターやバディ(マネジメント・サポート担当者)と一緒に商品を企画して、完成した商品をEC運営チームが販売しています。ひとつの商品を販売するために、多くのスタッフがコミュニケーションをとって、ページの表現など含めてさまざまな調整をしています。


――各分野のスペシャリストが分担しているのですね。そうやってサイトに並んだ商品は、どのような属性のユーザーが購入するのですか?

尾崎氏: MUUUでは数百名のクリエイターの商品を扱っていて、ファンの層も大きく異なるので一概にはいえませんが、全体的には若い方が多いですね。男女比では女性が若干多いです。

MUUUの公式ストアを見る

強固なインフラ構築と、クリエイターのマーケティング支援

――MUUUのカートシステムはShopify Plusを利用されているそうですね。それはオープン当初からですか?

尾崎氏: もともとは自社開発でフルスクラッチしたECサイトで運用していましたが、2021年2月にShopify Plusのにシステムをリプレイスしました。設計からリリースまではおよそ半年と、比較的スムーズに準備を進めることができました。


――オープン当時はフルスクラッチで、今回はShopifyを利用したのはなぜですか?

尾崎氏:EC サイトローンチ当初は動画を軸にした販売手法を中心に考えていて、それをベースに設計して要件定義していったら、独自性を追求できるフルスクラッチという形になりました。そこからサイトの運営方針が少しずつ変わるとともに、現在のECプラットフォームに近い形に変遷を重ねてきました。

新谷氏: クリエイターの商品が告知されると、非常に多くのアクセスが集中するケースがあります。自前のサーバーで運用していた当時は、手動でインフラのリソースを拡張するなどして対応していましたが、それでも予測通りにいかずサーバーダウンしたケースが数件ありました。その点、Shopifyは安定したインフラを持っていて、トラフィックが急増して高い負荷がかかっても耐えられるというのが、Shopifyを選択した理由のひとつです。

サイトをリニューアルする際に、他のASPカートやパッケージとの比較・検討をしましたが、独特で複雑な仕組みを持つ既存のECサイトからの引き継ぎがスムーズに行えて、コストも他社に比べて半分程度に抑えられそうだったのも理由です。

――Shopifyのプランの中から“Plus”を選んだのはなぜですか?

新谷氏: 理由はいくつかありますが、大きかったのはマルチパスの機能です。新サイトの要件として、UUUMのサービス利用時に必要な共通アカウント「UUUM iD」でのシングルサインオンが必須でした。マルチパスはShopify Plusのみで使えるので、必然的にそのプランになりました。

通常版のShopifyよりも、発行できる管理者アカウント数が多いのも魅力でした。通常プランでは最大15アカウントですが、Plusプランではアカウント発行が無制限です。先ほどお話しした通り、サイトで商品を販売するためには多くの関係者が関わります。グッズチームやバディにアカウントを発行して円滑に運用するためにも、Plusにする必要がありました。

尾崎氏:UUUM iDでのログインを可能にすることで、お客さまの属性が把握しやすくなるだけでなく、イベントやライブへの申し込みといった当社の他のサービスと横断して行動をトラッキングできるようになります。それらの行動結果をクロス集計して、より高度な分析につなげています。そして、分析結果をクリエイターにフィードバックして、次のコンテンツや商品の企画に活かしています。

また、社内にはクリエイターが独自のショップを持ちたいという要望も挙がっていました。Shopify PlusがMUUUを親として、子となるマーチャントを複数追加できる点もニーズに合っていました。すでにMUUUに紐づいたクリエイター独自のショップが数店舗オープンしています。

複雑な要件を形に。UUUM主導でのサイト制作

――サイトの構築はどのように進めていきましたか?

新谷氏:構築の実作業は、Shopifyを通じて紹介いただいた開発会社(Shopify Plusパートナー)に委託しました。社内にPMを立てて、コミュニケーションを図りながら進めていきました。

MUUUはクリエイターやお客さまのニーズに適切に応えるためにも、若干複雑な作りになっています。そもそもクレジットカードを持っていない若いお客さまも多く、購買行動にも特色があります。例えばさまざまな特性を持つ商品をマスタにして、基幹システムと連携させるためには、社内のシステムを理解している人間がPMとして立って、エンジニアに丁寧に伝えないといけません。当社のお客さまのことを一番知っているのは自分たちなので、実現したいことのために自分たちで主導となってプロジェクトを進行しました。


――Shopify Plusでサイトを立ち上げるなら、社内のスタッフにもある程度のレベルが求められそうですね。

新谷氏: そうですね。Shopifyに関して、最低限の知識は必要になると思います。APIの種類や外部連携の仕組みから始まり、Shopifyアプリの仕様や過去の事例など、いろいろ調査しました。経験豊富な開発会社のアドバイスもかなり助かりました。

尾崎氏: 当社の場合は後付けで追加した機能が多く、少し複雑になってしまっていますが、今回の開発会社には、サイトのローンチだけでなく、現在も定期的な改善に着手していただいています。フルフィルメントの知見も多く、受注管理、在庫管理の効率化などもサポートいただきました。

――新サイトをリリースして以降、日々の運用面で役立っているShopifyの機能は何ですか?

尾崎氏: 充実したレポート機能ですね。ダッシュボードで見たい情報がリアルタイムで閲覧できて、運用側はとても助かっています。最近Instagramのフォロワー向けにクーポン配布を行ったのですが、以前に比べてクーポン使用回数などお客さまの動向が見やすくなり、マーケティング担当としては管理もしやすくなっています。

新谷氏: サーバーに関していえば、人気クリエイターのキャンペーン告知後にサイトのアクセスが増えても、問題なく稼働しています。試算すると理論上1秒間に数万のPVがあっても耐えられるレベルだそうで、昔のように深夜にインフラエンジニアが張り付いていなくても大丈夫ですね(笑)。


――逆にShopifyに改善してほしい部分はありますか?

尾崎氏: 外部決済を使用した場合に売り越しが発生してしまうことがあるのは改善してもらいたい点ですね。当社ではその対策として、販売数が在庫数を超えても問題ないように抽選機能を実装しました。

何かサイト上でトラブルがあった際に、クリエイターにクレームの矛先がいってしまうのは、UUUMとしては可能な限り避けなければいけません。それを回避するための機能開発は、すごく注力していることのひとつです。

Shopify Plusと共に新しい仕掛けを展開

――今後Shopify Plusの機能やアプリをどのようなことに活用していきたいと考えていますか?

尾崎氏: POSをつなぎ込んでのイベントとの連携や、クリエイタープロデュースのブランドページを簡単に作れるための仕組みづくり、オンライン・オフラインを問わずBtoBでの販売チャネルの拡充など、多様化するクリエイターへのニーズに応えるために、さまざまな仕掛けをしていきたいですね。UUUM iDの基盤を使ったCRMも、さらなる強化を試みています。

新谷氏: 並行して、Shopify PlusだからこそできるUIのアップデートも随時実施していきます。チェックアウトページをカスタマイズして、よりお客さまが迷いにくいように購入導線を整備したり、Shopify Scripts Editorを有効活用したプロモーション施策などにも取り組んでいきたいです。


――最後に、今後Shopify plusに期待していることを教えてください。

尾崎氏: エンジニアとしての知識があれば、「このアプリでは、こんなことができるんだ」といった情報をキャッチアップしやすいですが、運用側の視点で見ると、Shopifyの豊富な機能についてのヒントに出会う機会は限られています。Shopify Plusで実現できることを、管理画面などいろいろな場所で提案してくれるファンクションがあれば、今以上にもっと使いこなせるでしょう。

また、当社のように細かくカスタムしている会社からすると、他のシステム間との連携をより強化できると、さらに運用がスムーズになりそうです。Shopifyのシステムそのものは多機能で素晴らしいので、それを活用しつつ、さらなるビジネスの広がりをサポートしてくれることを期待しています。



Shopify Plusとは
世界中で10,000以上のブランドが利用しているShopifyのエンタープライズ向けソリューションです。

Shopify Plusについての詳細はこちら!


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事