初期費用・固定費0円、最短1週間で1点からでも始められる発送代行! 自律走行型ピッキングアシストロボット80台で驚きの物流効率も

ECのミカタ編集部 [PR]

物流不動産開発大手の株式会社プロロジスと、ネットショップを運営する事業者の物流業務を代行する株式会社STOCKCREWが協業した、小規模EC事業者向けのフルフィルメントサービスが注目を集めている。自律走行型ピッキングアシストロボット(AMR)が縦横無尽に走り回る専用区画は、初期費用・固定費0円で最短1週間、1点から荷物を預けられ、最先端の物流サービスを受けられる。両社の連携は物流業界にどういったインパクトを与え、どのような変化をもたらすのか――。プロロジスの開発部バイスプレジデント 高橋健太氏とSTOCKCREWの保阪涼子氏に、サービスの概要や狙いについて話を聞いた。

EC専用区画「THE CUBE」でフルフィルメントサービスを提供

──2023年10月に両社は物流サービス領域で業務提携されましたが、その背景について教えてください。

プロロジス・高橋健太氏(以下、高橋) プロロジスは、物流不動産開発のグローバルリーディングカンパニーです。これまで当社が開発してきた物流施設は大型のものが多く、入居されるお客様は大手企業が中心でした。一方で、EC市場に新たに参入する小規模事業者の数は増え続けており、EC業界の裾野の広さを鑑みると、当社としては大手以外に向けたサービスを拡充したいと考えておりました。

そこで「プロロジスパーク八千代1」(千葉県八千代市)内に、小規模EC事業者向けのフルフィルメントサービスを提供する専用区画「THE CUBE」を開設。小口の発送代行に強みを持つSTOCKCREW様と組んで、サービスを提供することになりました。

画像提供:プロロジス

STOCKCREW・保阪涼子氏(以下、保阪) 高橋さんがおっしゃるとおり、STOCKCREWはネットショップを運営する事業者向けに発送代行サービスを提供する会社です。最新鋭のロボットを活用してサービスの品質向上に努めていますが、数百の小口顧客の荷物を扱うには、拡張性のある物流倉庫が必要でした。そんな時、高橋さんにお声がけいただき、プロロジス様との協業がスタートしました。

――「THE CUBE」では、どのようなサービスを提供しているのですか。

保阪 EC事業者向けに商品の入荷から在庫管理、受注、梱包、発送などを代行する物流サービスを提供しています。大きな特徴は、初期費用・固定費0円で始められること。保管料は縦・横・高さ各10cmを1単位として体積計算により日次で算出する従量課金制です。

発送料金やオプション代などはすべてホームページで公開しており、お申し込みから最短1週間程度でご利用いただけます。荷物のお預かりは1点からでも可能なので、スタートアップや個人事業主など、物流費を安く抑えて物流をアウトソースしたい小規模事業者様には最適なサービスです。

ピッキングロボを導入、すべての料金を公開してフェアな取引を

――「THE CUBE」内ではAMRを導入しているそうですが、これによりどのようなメリットがあるのでしょうか。

保阪 「THE CUBE」では現在約80台のAMRが稼働しています。いわゆるピッキングアシストロボットで、少人数でも出荷業務の対応が可能になりました。作業員はパネルの指示通りに商品をスキャンする作業のため、誤出荷のリスクも減らせました。ロボットの導入で1日2万件を超える出荷業務が行えるようになり、14時までの受注であれば当日出荷が可能です。

高橋 当社が提供しているような先進的物流施設といわれる施設では、世界的に見てもロボティクス化が進んでいます。業務効率化や物流品質改善のためというのはもちろんですが、彼らの狙いは人件費高騰へのリスクヘッジです。日本でも倉庫作業員の時給が2000円や2500円になる未来はそう遠くないでしょう。

一般的な倉庫では、上がったコストはやがてサービス価格に転嫁され、荷主様が負担することになりますよね。「THE CUBE」はそうした未来のリスクに対して先行投資を行っており、外部環境の変化の影響を受けにくいため、利用者が享受できるメリットは大きいと思います。

画像提供:STOCKCREW

――スタートアップや個人事業主などの小規模事業者でも、大手と同じ最先端の物流サービスが受けられるということですね。

高橋 ご存じの通り、物流はスケールメリットによる恩恵が大きい業界です。「THE CUBE」では、事業規模や取扱アイテム数で小規模事業者様が不利にならないような仕組みを構築しています。

保阪 EC業界において物流業務をアウトソーシングする動きは徐々に増えていますが、小規模事業者様にとってはまだまだハードルが高いのが実情です。「出荷量が少ないから自社スタッフで対応する」「外注する費用がもったいない」という声もよく伺います。

ただ、極論を言えば、物流は“作業”でしかありません。ある意味アウトソーシングしやすい業務なので、単純作業は思い切って外注し、EC事業者様にはコア業務に集中できる環境を整えていただきたいです。STOCKCREWの物流サービスがEC事業者様の事業成長の力になることを目指しています。

――STOCKCREWのサービスはすべての料金が公開されているので、利用者は安心ですね。

保阪 そうですね。物流のアウトソーシングで企業が二の足を踏む要因のひとつは、 “料金体系の不透明さ”です。当社の場合、取引条件によって企業ごとに料金を変えるようなことはありません。費用はしっかりと公開し、フェアなお取引を心がけています。

“業務標準化”で実現したサービス料金の値下げと物流品質改善

――STOCKCREW様は高品質な物流サービスを低価格で提供されていますが、なぜそのようなことができるのでしょうか。

保阪 ひと言でいえば「業務が標準化されているから」です。当社は商品の入荷から出荷に至るまで、統一されたオペレーションで業務を行っています。例えば先ほど14時までの受注であれば当日出荷が可能だとお話ししましたが、「15時まで対応してほしい」というご依頼はお断りさせていただきます。イレギュラーな案件を引き受けるとオペレーションが崩れ、現在の価格やスピード・品質ではサービスが提供できなくなるためです。

高橋 物流会社は往々にして荷主の要望を聞き入れ、個別対応することがありますよね。10社の荷主がいれば、10通りのオペレーションが存在するということも少なくありません。

しかし、こうした無理な対応のシワ寄せは、物流品質の悪化やコストアップにつながります。STOCKCREWは自社が定めたルールの遵守を荷主に強いているとも言えますが、これはある意味物流の“理想型”だと思います。

保阪 もちろん当社もお客様にとって必要なサービスはオペレーションを工夫することで幅広く対応しており、対応できる業務の幅は年々拡大しています。また、業務が標準化されているからこそ作業・管理コストを抑えることができ、定期的にサービス料金の値下げを行うこともできています

高橋 今、保阪さんがおっしゃったことが、プロロジスがSTOCKCREWとタッグを組んだ大きな理由のひとつです。自社のオペレーションを標準化することは口で言うほど簡単なことではありませんが、それにより生まれた利益をサービス料金に還元する姿勢は素晴らしいと思います。

――最後に今後の展望や目標についてお聞かせください。

高橋 現在建設中で2025年竣工予定のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク八千代2」にもEC専用区画を設け、STOCKCREW様と一緒に小規模EC事業者向けのフルフィルメントサービスを提供していく予定です。また、化粧品やアルコール類など危険品の保管に適した物流拠点や、冷凍・冷蔵設備のある倉庫の整備を進め、サービスラインナップを拡充していきたいと思います。

保阪 小規模事業者様でも、こうしたスケールメリットのある物流拠点を、初期費用・固定費0円で利用できることをもっともっと周知していきたいですね。その上で当社としては、荷主様の「ビジネスパートナー」として、EC物流の外部委託を検討する時の“STOCKCREWしかない!”という存在になれるまで努力を続けたいと思います。

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