楽天IT学校甲子園2014~本戦編~

ECのミカタ編集部

現役高校生によるECプレゼン大会~2014年度日本一決定~

楽天株式会社は、起業家精神の育成と地域活性化を目的に2014年6月から全国25校を対象に実施してきた電子取引賞授業「楽天IT学校」において、2014年度の日本一を決定するプレゼンテーション大会「楽天IT学校甲子園2014」を開催した。
楽天IT学校の一年間の集大成となる同イベントは、各校の代表1チームが一年間授業で学んだことを、楽天市場出店者の前でプレゼン発表する。プロの目線で評価し、上位3校を決定するといったもの。

今回出場したのは「楽天市場」でのネットショップ運営を学んできた22校の高校。各校から選抜された1チームが「売れる企画」「売れるページ」をテーマに「IT学校」を通じ学んだ、ネットショップ運営スキルと販売実績の成果を、2分間のプレゼンで発表を行った。
参加22校から予選を勝ち抜き本戦にエントリーしたのは次の8校。

・東京都立第四商業高等学校
・愛知県立岡崎商業高等学校
・新潟県立新発田商業高等学校
・沖縄県立具志川商業高等学校
・愛知県立南陽高等学校
・愛媛県立今治北高等学校
・静岡県立沼津商業高等学校
・三重県立松坂商業高等学校

採点基準は「売れる商品企画、売れるページだと思いましたか」に対する5段階評価。
・対象のお客さんに合った商品の企画内容になっている
・お客さんの気持ちに沿ったページ構成になっている
・お客さんが求める情報が盛り込まれている
・お客さんにわかりやすい説明になっている
・お客さんに最後まで読んでもらうための工夫がある
などの項目より、判断していく。会場内でプレゼンを見ている楽天市場出展者が審査員を務めるという形式だ。
見事予選を勝ち抜いた各校チームは、若さ溢れる中にもしっかりとポイントを押さえた発言が聞き取れ、レベルの高さをうかがうことができる。さすが本戦出場チーム、各8校の磨きに磨きをかけたというプレゼンを紹介していく。

東京都立第四商業高等学校

トップバッターの東京都立第四商業高等学校のチームは、「今、気になる女性はいませんか?」というコピーで「VICCIコットンケーブルVネック長袖ニットソー」なるニットシャツを販売。実際の着こなし写真なども加え、商品イメージを膨らませる工夫を盛り込んでいる。壇上での着用パフォーマンスに凝ったプレゼンを展開する。

愛知県立岡崎商業高等学校

続く愛知県立岡崎商業高等学校のチームは、折り返しにより2パターンの着こなしを楽しめるムートンブーツのプレゼンを展開する。会場内の閲覧者に手拍子を求め、モデル着用の実演を行うなど「魅せる」運び方が印象的。ファッション雑誌をイメージしたというページと、実際の商品を説明する。購入者からのユーザーボイスやレビューなどで好評を得た実例も併せて紹介した。

新潟県立新発田商業高等学校

新潟県立新発田商業高等学校では、「孤TATSUMURI」というオリジナルキャラクターをデザインし、GIFTEEとコラボしたTシャツを販売。様々な購入パターンや、購入による効果などを4コママンガなどで視覚的に説明するとともに、MCはギャグを織り交ぜながらリズミカルに読み上げていく。秀逸なマイクパフォーマンスが会場内の拍手を誘う。

沖縄県立具志川商業高等学校

沖縄県立具志川商業高等学校は、地元沖縄県産のパイナップルを使用した「パインパイ」を紹介する。パティシエと提携し商品開発から手がけたというパイを、シンプルかつダイレクトに商品の特徴を伝えるというコンセプトの元、色使いや写真などの工夫をこらしたページで販売を行った。実績をソースにした、ターゲット層への商品PR成功の発表でプレゼンを締めくくる。

愛知県立南陽高等学校

愛知県立南陽高等学校のチームは、愛知県朝の食文化である「モーニング」にちなんだ加藤珈琲店とコラボしたコーヒーセットを販売。ユーザーが安心できる「顔の見える」ページ作りや、購入後のイメージ喚起を想定したビジュアルなど、店舗ブランディングを意識した全体観とターゲティングの徹底を行う。販売商品とページの色の統一など、細部にこだわったページ作り込みが印象的だ。

愛媛県立今治北高等学校

愛媛県立今治北高等学校の販売商品は、照明器具専門店BaeuBelleと共同企画の,愛媛県特産品の砥部焼使用のペンダントライト。地元特産品と照明器具を組み合わせたオリジナルグッズを、取り付けイメージの写真などをでイメージを膨らませる施策でページ上に展開する。デザインとターゲット層(20~30代女性)のマッチした強い商品力は、企画の強固さをうかがわせる。

静岡県立沼津商業高等学校

静岡県立沼津商業高等学校は、楽天市場で販売したことのない商品に着目し、竹炭干しの干物を販売する。実際の試食による感想明記や無添加表記など、安心安全をユーザーに伝えるための施策を盛り込んだページ作りとなっている。演劇調で進行するプレゼンにも現れている、ユーザー第一という顧客目線、楽天市場未販売商品の発掘など、着眼点に光るものがある。

三重県立松坂商業高等学校

本線の大トリを飾るのは三重県立松坂商業高等学校。シンプルなプレゼンで、分かりやすく明確な商品説明からコンセプト、ターゲット層の解説を行っていく。商品は老舗伊勢うどんであることに加え、セットのたれはメディアで取り上げられたこともある相可高等学校の生徒が老舗醤油店とコラボし作っている。高校生の商品を高校生が売る、という図式で、話題性も押さえている。商品から企画、プレゼンまでがシンプルイズベストで固められた無駄のない発表だ。

本戦終了!ベスト3に輝く高校は……?

白熱した各校の発表は終わり、小休憩を挟んだ後にいよいよ審査と表彰へと移る。
全8校遜色ない接戦であるが、この中から選ばれるベスト3はどこなのだろうか。後半は

「楽天IT学校甲子園2014~表彰式編~」
http://ecnomikata.com/original_news/detail.php?id=4403

に続く。


写真/取材/文:島名タスク


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