販売ページのユーザー行動解析を改善に直結! より早く、売れるページを実現できる
ECにとって、販売ページは店舗の顔。いくら商品力があっても、販売ページが顧客にとって見やすく、また使いやすくなければ、売れる機会を逃すことになる。「Kaizen Platform」は、A/Bテストなどを活用しながら、UI改善を簡単に実現できるサービスだ。大手通販サイトの累積改善率141%を実現するなど実績の高い同サービスが、このたび世界で10万社以上に使われているというヒートマップ解析ツール「クリックテール」との連携。ユーザーの動きをリアルに視覚化することで、ページをより正確に分析、改善しやすくなる。Kaizen Platformの運営元であるKaizen Platform, Inc.のMarketing Lead 野田洋輔氏にお話をうかがった。
売れるページに必要なのは、デザインの繰り返しと、素早い改善
さまざまなECサイトのページを拝見していますが、デザインはきれいでも、申し込みボタンの位置がわかりにくいとか、キャッチコピーが刺さらない、などの理由で、機会損失しているケースも少なくありません。
そこでUI改善が必要となるわけですが、売れるページを作るためには、ページデザインを行っては試すことを繰り返す必要があります。しかし、内部にデザイナーがいても1ヶ月に出せる案には限界がある。それに同じ人が作っていると見慣れてきて、新しい案が出にくかったりするデメリットもあります。
とくに最近ではスマホサイトを見るお客さんが増えてきています。スマホサイトの場合、要素を引き算して見やすくする工夫が必要ですが、ECサイト運営側には思い入れがあるから、どうしてもいろいろ詰め込みたがる傾向にあります。
弊社ではサイト改善のためのツールに加え、クリエイティブ改善のサービスを提供しています。登録している2500人(2015年10月時点)のグロースハッカーが、ECサイト運営者の意図をくんだうえで、客観的な視点でより接客効果の高いページデザインをご提案しています。
弊社のグロースハッカーは、webデザイナー、エンジニア、コピーライターなどさまざまなクリエイターの人たちです。登録したグロースハッカーからは改善案が集まってきますが、テストに選ばれた案のみに報酬が支払われるしくみで、1件のページ改善につき用意された報酬を改善貢献度で按分してシェアすることになります。これは一般のクラウドソーシングの仕事よりも高額だと思いますし、結果が直接フィードバックされるので納得感も高いし勉強になる。ですから自然と優秀なグロースハッカーが集まってきています。また弊社では、デジタルハリウッド福岡校やスクーなどの教育サービスの協力でグロースハッカー養成講座なども開き、よりサービスのレベル向上を目指しています。
本当にお客さんが買ってくれるページというのは、実際に案を作って反応を見てみないとわからないものです。ページのテストを早くたくさん行って、素早く改善できるかが、事業の成功につながってくると思います。
ヒートマップ解析ツールで、より正確で素早い改善が可能に!
この早く、正確に分析・改善するという点をさらに強化するために、今回12月9日連携を発表したのが、ヒートマップ解析ツールです。ヒートマップ解析ツールとは、体温などを視覚化したサーモグラフィーのような感じで、サイトの見られている部分を、その度合い別に色違いで見ることができるものです。
ヒートマップ解析は、イスラエルの会社クリックテールが提供するサービスで、世界では10万社が活用しています。弊社はその日本総代理店となる株式会社ギャプライズと提携し、ClickTale社にとって日本から初のテクノロジーパートナーとなりました。
ヒートマップ解析ツールと連携させることで、A/Bテストにおけるデザイン案ごとに、ユーザーの行動がより正確に把握できるようになります。
従来でしたら、たとえばA/BテストでA案に対して、B案がCVR2.4倍になった、という結果が出たら「おそらくB案のここがよかったんだね、この部分はまだ改善の余地があるかな」と仮説検証を繰り返しています。
それがヒートマップ解析と連携することで、CVRに貢献した箇所を含むユーザーのページ上での行動を、より正確に素早く確認することができるようになります。この結果をグロースハッカーに伝えれば、よりCVRを高めるデザイン案を期待できるのではないでしょうか。
「Kaizen Platform」では、来年もさらにプロダクトの機能を拡充していく予定があります。UI改善を視野に入れてEC事業を伸ばしたい企業からのコンタクトを、ぜひお待ちしております。