ドライバーが回る最短ルート作成の「メガ配送計画」発表

100件の配送先を10人のドライバーが回る配送計画を27秒で作成できる「メガ配送計画」をリリース。大量の配送先を複数のドライバーが回る最短ルート計算機能、月額 950円で中小の運送・配送会社の配送計画問題を解決。
株式会社オンラインコンサルタント(以下、オンラインコンサルタント)は、Smart動態管理の新機能として、大量の配送先を複数のドライバーが回る最短ルートの作成ができる、「メガ配送計画」機能をリリースしました。

【配送計画に関する問題】
複数拠点を、複数のドライバーが回るルートの最短経路は、従来とても難しい計算でした。



巡回セールスマン問題

一人のドライバーが、複数の配送先を回る場合、「巡回セールスマン問題」として知られる問題が発生します。
「巡回セールスマン問題」とは、あまりにも想定されるルートの組み合わせの数が多いため、コンピューターを用いても最適解を得るのが大変難しい、という問題です。

これが、配送先が多くなればなるほど、問題は難しくなります。
ドライバーの数が複数になると、さらに複雑な問題となります。



配送計画問題


そのため、このようなルート算出ソフトは、従来大変高額な商品(1千万円超など)しかなく、中小規模の運送・配送業者には利用できないという問題がありました。

これはひいては次のような問題を引き起こしています。

・ルート作成担当者の手間が多大
・ルートが効率的ではないため、余計なルートを走行し、ガソリン代、人件費がかかる
・ルートの算出業務が人任せのため、担当者でブレがある
・ドライバー不足
・CO2の余分な排出


【目的】

Smart動態管理は、そんな運送・配送業界の問題を解決すべく、ルートの計算コストを最小限に抑えることに成功しました。位置情報システムにフォーカスして蓄積されたノウハウと、独自の技術によるものです。

中小規模の運送・配送会社に利用して頂けるように、一人のドライバーにつき、月額950円と導入しやすい安価な設定となっています。


【運送・配送業界の動向】

国内貨物総輸送量のうち、トラックでの運送・配送は9割を超えています。
保有トラック10台以下の中小事業者は、50%を超えます。

輸送量の頭打ち、荷主企業からの物流コスト削減要求、同業者間の値下げ競争の激化により、経営が悪化している中小の運送・配送業者が増えています。

特に、ドライバー不足は業界が抱える深刻な問題です。


【製品・サービス詳細】
配送先はCSVで一括登録でき、カテゴリー別にして一度に目的地として設定できるなど、素早く配送計画を作成できます。

・アプリから、Smart動態管理を契約します。
・メガ配送計画作成は、ブラウザで操作することができます。パソコンからでも、スマートフォンからでも利用ができます。
・配送先を、登録しておきます。CSVで一括登録もできます。
・配送先はカテゴリー別にすることができます。
・ドライバーを登録します。営業所別に、ドライバーを管理することができます。
・配送日、配送先、ドライバーを選択します。配送先を、カテゴリー別に一括で選択することができます。
・ボタンを押すだけで、その日の配送計画が数秒で完成します。
(算出速度例)
100件を10人:27秒
200件を20人:2分17秒
・上限350件


メガ配送計画

・配送計画と、実際の走行が計画と比べてどうだったかの比較も可能です。



配送計画の予定と実績の管理

そのほか、動態管理システムとして、今どこにどのドライバーがいるのかリアルタイムでわかる機能、日報作成機能、いるべき場所にいるべき時間にいるかのアラーム機能、地図が送信できるメッセージ機能を備えています。



【システム要件】

<メガ配送計画に利用する管理画面はパソコンのブラウザ>

・以下のブラウザ
Internet Explorer 10 以上
Firefox 9.0.1 以上(推奨)
Chrome
Safari


<スマートフォンアプリ>
・Android 4.3 以上(Google Playがインストールされている必要があります)
・iOS 6.0以上のiPhone
・GPSが受信できる環境(3G回線の契約がなくても、Wi-fiだけでも、GPSが受信できれば位置の特定が可能です。)


【料金】

Android版 月額 950円(税込・スマートフォン1台あたり)
iOS版 月額 960円(税込・スマートフォン1台あたり)
無料お試し期間7日間

管理画面 無料
メガ配送計画機能を利用するために、少なくとも1台はアプリをご契約いただく必要があります。



【今後の展開】

商用車の近代化と見える化を追求し、さらなる機能強化を行います。

スマートフォンを利用した動態管理システムのリーディングカンパニーとして、新しいハードウェア・システムを積極的に取り入れていきます。