ラテンアメリカの決済トレンドのご紹介
Worldpay from FIS最新のグローバルペイメントレポートはご覧いただけたでしょうか?前回は中東とアフリカの決済手段をご紹介しましたが、今回はラテンアメリカの決済トレンドをご紹介したいと思います。
本レポートは、各地域および40以上の市場の消費者がオンラインとPOSで買い物する際の決済手段をご紹介します。また、決済トレンドの他、スーパーアプリから暗号通貨、埋込み型金融やファイナンシャルインクルーションなど、様々な最近の話題になった決済システムも詳しくご説明します。お客様のビジネスにおけるカスタマーエクスペリエンスの向上にお役立て頂ける内容となれば幸いです。
フルレポートはぜひ下記URLよりダウンロードしてご確認ください。
URL:https://worldpay.globalpaymentsreport.com/ja
【ラテンアメリカの決済トレンド】
ラテンアメリカのeコマース市場は2017年から2021年にかけて年間22%伸びており、引き続き大きく成長の勢いがありました。ラテンアメリカのeコマースは2025年までに19%の年平均成長率が予想されます。このレポートの対象国の中で、アルゼンチンのeコマース市場は、2021年にグローバル前年比成長率で最高となる71%を記録しており、2025年には26%というグローバル年間eコマース成長率を牽引する存在になると予想されます。eコマースの拡大は広範囲にわたります。域内最大の市場であるブラジル (18%) とメキシコ (17%) も含め、2025年には全てのラテンアメリカ市場で2桁の年間成長率が見込まれます。
ラテンアメリカのPOSは2020年パンデミックによる後退を経て、2021年には大きく回復しています。域内のPOS取引額は、2021年に前年比12%増となり、メキシコ (19%)、チリ (17%)、コロンビア (13%) が上位に入っています。ペルー (1%) はPOS市場で最低の成長率となります。域内のPOS取引額の成長率は、2025年には年間8%に達すると予想され、アルゼンチンとブラジルはいずれも年間9%という最も力強い成長を達成すると考えられます。ラテンアメリカ最大のコマース市場として成長し続けるブラジルのPOS取引額は、2025年には年間1兆米ドルを超えると予想されます。
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