Amazonでの消費財の売り方を徹底解説!注意点まで総まとめ パート①

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株式会社Cyber-records

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食品・生活用品・美容品等・・・消費財の売り方徹底解説

Amazonで消費財を販売することは、多くのECサイトが乱立する現在においても、ビジネスチャンスを広げるための素晴らしいアイデアのひとつです。
しかし、実際に販売するまでにはいくつかのステップがあり、その煩雑さから検討を見送ってきた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Amazonでの消費財販売を始める前に知っておくべきこと、そして具体的な準備や販売までのステップについて詳しく解説していきます。
Amazonで自社商品の販売を検討されている方は是非、最後まで読んでいただき、登録から販売までの作業をスムーズに進めるための参考にしてください。

Amazonでの消費財の売り方|事前準備

Amazonで消費財を売り出す前に、以下の準備が必要です。

・出品アカウントの作成
・販売する商品の選定

加えて、必要な書類と出品許可申請について確認していきましょう。

出品アカウントの作成

出品アカウントの作成

Amazonで消費財を販売するためには、Amazon内での出品アカウントが必要です。
出品アカウントは、Amazonセラーセントラルの公式ホームページ
(https://sell.amazon.co.jp/start)で作成することができます。

アカウントを持っていない場合は、アカウント作成ページから進めます。
アカウント作成に必要な情報は、他に以下のようなものがあります。

◎アカウント作成の流れ
・業種選択(主に法人か個人かが問われます)
・クレジットカード情報
・ストア情報
・本人確認書類

他にも「小口出品」か「大口出品」のどちらかを問われますので、適切な出品形式を選択してください。

それぞれの特徴は以下の通りです。
・小口出品:少量の商品を趣味程度に販売する場合に適しています。
・大口出品:大量の商品を販売したり、ビジネスとして本格的に取り組みたい場合に適しています。

販売する商品の選定

次に、販売する商品の選定を行います。
自社のオリジナル商品であれば、高画質な商品画像や商品説明などを用意しておくとよいでしょう。

また、競合商品との価格を比較することは勿論のこと、Amazonの販売手数料も考慮した価格設定を行う必要があることも頭に入れておいてください。

必要な書類と出品許可申請について

Amazonでの登録を始める前に、予め必要な書類を準備しておくと、手続きをスムーズに進めることができます。
登録時に必要な書類は、販売する商品の種類やカテゴリーによって異なりますが、一般的に以下のものが求められます。

・身分証明書のコピー: 運転免許証、パスポートなど
・請求可能なクレジットカード
・納税情報
・事業者登録証明書のコピー など

また、特定の商品カテゴリーに出品するためには審査を受けなければいけないケースがあり、この審査をAmazon側に申請する手続きを「出品許可申請」と呼びます。
その場合、以下の書類も追加で求められますので、そちらも併せて準備しておくとよいでしょう。

・販売許可証:食品や化粧品など、特別な許可が必要な商品の場合
・ブランド登録証:ブランド品を販売する場合
・安全基準適合証明書:安全基準が定められている商品の場合
・商品の製造証明書:メーカーが発行した、商品の成分や原材料などが記載された書類

特に食品や飲料などのカテゴリーでは、食品衛生法などの法規制に適合していることを証明する書類が必要となりますので、食品関係の販売を検討されている場合はご注意ください。

Amazonで消費財を売る手順

Amazonで消費財を売る手順

実際にAmazonで消費財を売る手順を見ていきましょう。
①Amazon出品アカウントの作成
②出品者情報の設定
③出品する消費財の登録
④販売〜発送

①Amazon出品アカウントの作成

Amazonセラーセントラルの公式ホームページ(http://sell.amazon.so.jp)へアクセスしてください。
そこで出品アカウントの登録を行います。

◎アカウント作成の流れ
1.まずは、法人か個人かを選んでください。
2.次に、名前、メールアドレス、パスワードなど必要情報の入力を行います。
3.最後に、会社名、住所、電話番号などの入力を済ませれば、Amazon出品アカウントの登録完了です。

②出品者情報の設定

出品者情報の設定も、Amazonセラーセントラルの公式ホームページから行います。

◎出品者情報設定の流れ
1.まずは、販売を開始するを選択
2.個人情報/法人情報の入力
3.本人確認
4.銀行口座登録

まずは「販売を開始する」を選択してください。次に、出品者の名前、住所、電話番号などの入力を行いましょう。
企業での出品の場合、常に連絡のつく販売責任者の情報を入力するのがおすすめです。
ここで、出品者の身分証明書のコピーの提出を求められますので、運転免許証などを事前に用意しておいてください。
商品の売上金を受け取る銀行口座情報を登録します。最後に、Amazonの出品規約への同意が求められますので、内容を十分に確認の上、同意に✓を入れて下さい。

なお、出品規約はこれからAmazonで消費財を販売していく上で遵守しなければいけない大切な事項ですので、折に触れて確認することをおすすめします。

③出品する消費財の登録

販売したい商品の登録を行います。
ほとんどの場合、商品登録には、UPC、ISBN、EAN、JANなどの製品コード(GTIN)が必要です。
Amazonではこれらの製品コードを使用して、出品されている正確な商品を識別します。
初めて出品される商品を出す場合は、事前にGS1(一般財団法人流通システム開発センター)に登録申請してバーコードを作成するか、免除を申請してください。
※一致する出品情報 (パッケージ、色、形、付属品が完全一致している) がある場合、製品コードはすでに登録されているため、改めて登録する必要はありません。

次に、商品名、商品説明、画像、価格、検索語句と関連するキーワードなど、購入者が商品を選ぶ際に必要な情報を入力します。

最後に、商品に合ったカテゴリーを選べば登録完了です。

④販売〜発送

Amazonで商品登録が終われば、いよいよ販売に向けてのステップとなります。

◎販売から発送の流れ
1.注文状況の確認
2.注文内容の確認
3.梱包〜発送
4.銀行口座登録

セラーセントラルへログインし、注文が入っていないかをチェックします。
注文が入っている場合、商品名、数量、配送先などの情報が表示されますので、注文内容に間違いがないか確認を行ってください。

注文内容に間違いがなければ、梱包〜発送の準備です。適切な梱包材、丁寧な梱包を心掛けましょう。
また、購入者へ向けた納品書や配送業者の伝票も忘れずに同梱します。
※Amazonでは、様々な配送業者が利用できます。

送料や配送スピードなどを比較して、最適な配送業者を選びましょう。最後に選んだ配送業者に商品を発送すれば完了です。
商品を発送したら、購入者へ発送通知メールを送ることもお忘れなく。

また、購入者から問い合わせがあった場合は迅速に対応することも大切です。商品満足度や、のちの顧客レビューに影響するため、くれぐれも手を抜かずに対応してください。


著者

株式会社Cyber-records

2008年にGLOBAL EC COMPANY(GEC)として創業し、以来、ECビジネスの啓蒙者として、運営代行、コンサルティング、ブランディングなどに従事。モールおよびマーケットプレイスのEC支援サービスの提供に加え、ふるさと納税事業や越境ECの支援も行う。

https://www.cyber-records.co.jp/
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