Amazonでの消費財の売り方を徹底解説!注意点まで総まとめ パート②

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株式会社Cyber-records

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食品・生活用品・美容品等・・・消費財の売り方徹底解説

Amazonで消費財を販売することは、多くのECサイトが乱立する現在においても、ビジネスチャンスを広げるための素晴らしいアイデアのひとつです。
しかし、実際に販売するまでにはいくつかのステップがあり、その煩雑さから検討を見送ってきた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Amazonでの消費財販売を始める前に知っておくべきこと、そして具体的な準備や販売までのステップについて詳しく解説していきます。
Amazonで自社商品の販売を検討されている方は是非、最後まで読んでいただき、登録から販売までの作業をスムーズに進めるための参考にしてください。

Amazonで消費財を売るメリット

Amazonで消費財を売るメリット

ここではAmazonで消費財を売るメリットを紹介します。

・多くの潜在顧客にリーチできる
・FBAで在庫・配送管理を簡略化できる
・データ分析ツールが利用できる

◎多くの潜在顧客にリーチできる
御存じの通り、Amazonは世界中で最も多くの人が利用するオンライン・マーケット・プレイスです。
ユーザーの大半は、欲しい商品をAmazonで検索する習慣がついており、販売する商品が、適正価格/正しいカテゴリーに配置されていれば、幅広い層の顧客にアプローチできる可能性を秘めています。

◎FBAで在庫・配送管理を簡略化できる
FBAとはFulfillment by Amazonの略称で、Amazonが商品の保管、梱包、発送、カスタマーサービスなどを代行するサービスのことを指します。
このサービスを利用することにより、在庫管理の手間が省け、より迅速な配送が可能となります。

◎データ分析ツールが利用できる
Amazonでは、出品アカウント向けにデータ分析ツールが提供されており、商品トレンドや広告レポートなど、新商品の開発や既存商品の改善に役立ちます。
外部の分析ツールも多数存在しますが、公式から与えられたデータが一番信頼できることは言うまでもないでしょう。

Amazonで消費財を売るデメリット

Amazonで消費財を売るデメリット

Amazonで消費財を売る前に、デメリットも確認しておきましょう。

・販売手数料がかかる
・FBA使用の場合はコストがかかる
・プラットフォームに依存してしまう

◎販売手数料がかかる
Amazonに出品する際には、販売手数料が発生します。商品ジャンルや販売方法によって手数料率は異なりますが、売上の一部をAmazonに支払う必要があります。
商品の利益率に直結する事項ですので、販売を開始する前にキチンと御確認ください。

◎FBA使用の場合はコストがかかる
在庫管理の手間が省けるなど、何かと便利なFBAですが、使用する際にはコストがかかります。
毎月、利用料を支払う形となりますので、固定費がかさむことは避けられません。
目標売上額の設定の際には、予めこれらのコストがかかることを念頭に置いて試算することがベターと言えるでしょう。

◎プラットフォームに依存してしまう
自身のブランド力を確立する前にAmazonで販売を開始すると、Amazonのブランド力に大きく依存してしまう事態に陥りがちです。
そのため、どうすれば数多くの商品の中から自社の商品を顧客に選んでもらえるか、つまり他社との「差別化」を意識して運営していくことがとても重要となります。
品質向上や機能性の追加など、商品そのものの差別化はもとより、開発背景の公開をはじめとする自社のブランディングにも力を入れていくことで、Amazonに依存し過ぎない販売形態を目指しましょう。

Amazonでの消費財を売るときのコツ

Amazonで消費財を売るときのコツは、以下の通りです。

・顧客レビューを活用する
・分析ツールを駆使してPDCAを回す

◎顧客レビューを活用する
Amazonで消費財を販売し、順調に購入してくれる人が増えてくると、購入者の中からその商品のレビューを書き込みしてくれることがあります。
こうした「顧客レビュー」には、検索順位の向上による商品の売上アップが期待できるだけでなく、商品改善のヒントが隠されていることも多いでしょう。
また、こうしたレビューの蓄積によって、出品アカウント自体の信頼性向上も狙えるため、活用しない手はありません。


◎分析ツールを駆使してPDCAを回す
Amazonで消費財を販売する上で、分析ツールを駆使してPDCAサイクルを回すことは、売上向上に不可欠です。
Amazonで提供されている分析ツールは以下の2つです。

・Amazon Seller Central : 自社の商品データ、売上データ、広告効果などを数値化
・Amazon Business Reports : より詳細な売上レポートや顧客属性データが確認可能


こうした分析ツールによって得られた結果は、感覚ではなく、正確な数値として表れますので、データに基づいた最適な戦略を立案することが可能です。
また、Google Analyticsで販売サイトへの流入経路や顧客行動を分析することも非常に有効です。
この分析結果は、顧客の行動パターンやニーズを理解するための大きな「ヒント」となり得ます。顧客理解を深め、より顧客に届く効果的なマーケティングに繋げていきましょう。

Amazonでの消費財を売るときの注意点

Amazonで消費財を売るときは、以下の点に注意しましょう。

・Amazonの規約に違反しないようにする
・在庫切れにならないようにする

◎Amazonの規約に違反しないようにする
Amazonでは、販売する商品に関して多くの規約が定められており、これを遵守することが非常に重要です。
もし規約に違反した場合、アカウント停止や法的措置につながる可能性もあります。主に、以下のような規約が定められています。

・商品に関する規約
・知的財産権に関する規約
・安全に関する規約
・その他、複数アカウントの使用、不当な価格操作など

出品規約を必ず確認し、違反しないように心掛けましょう。

◎在庫切れにならないようにする
せっかく人気商品になっても、一度在庫切れに陥ってしまうと、商品ページを閲覧した人に購入してもらえるチャンスを失う結果を招き、その後、再度商品を購入してもらえる保証はありません。
人気商品であればあるほど、在庫切れにならないよう注意を払った方がベターと言えるでしょう。

◎商品情報は間違えないようにする
商品情報の誤りは、多くの人が見るサイトであるが故に、出品アカウントの信頼失墜に直結します。
販売する商品情報に間違いがないか、何度も確認することをおすすめします。

Amazonでの消費財の売り方!よくある質問

Amazonでの消費財の売り方!よくある質問

最後にAmazonで消費財を売るときに、よくある質問とその答えをまとめます。

・Amazonで偽物を販売するのは違法ですか?
・化粧品の出品制限はありますか?
・Amazonで出品許可が必要な商品は?

◎Amazonで偽物を販売するのは違法ですか?
偽物を販売することは、元のブランドの商標権を侵害する行為であり、法律で禁止されています。
勿論、Amazonでの偽物販売も違法です。Amazonでは偽物販売を厳しく取り締まっており、偽物と判断された商品は削除されます。
また、悪質な出品者はアカウント停止などの処分を受ける可能性がありますので、くれぐれも偽物を販売しないようご注意ください。

◎化粧品の出品制限はありますか?
Amazonでは化粧品の出品に厳しい制限が設けられており、他の商品と比べて参入障壁は高いと言えるでしょう。
主な制限事項は以下となります。

・薬機法の遵守
・安全性に関する証明
・ブランド製品の場合は、そのブランドの正規販売権
・Amazonによる出品資格の審査

Amazonセラーセントラルのヘルプページを御覧いただければ、より詳しい情報が得られます。

◎Amazonで出品許可が必要な商品は?
以下の商品を出品する場合、Amazonへの出品許可申請が必要となります。

・人気ブランドの商品
・食品、医薬品、化粧品など、安全性が特に求められる商品

その他、新品未開封でない商品や、アダルト商品なども出品制限の対象となる場合がありますので、販売を御検討の際は十分ご注意ください。

Amazonでの消費財の売り方まとめ

Amazonでの消費財の売り方まとめ

Amazonで消費財を販売するメリットは、圧倒的な集客力を誇る顧客基盤と、運営する上で非常に便利なサービスや解析ツールが提供される点です。
このようなメリットを最大限に活用して、売上アップを目指しましょう。
手順さえ踏めば比較的簡単に始めることができるため、この機会にぜひ挑戦してみてください。


著者

株式会社Cyber-records

2008年にGLOBAL EC COMPANY(GEC)として創業し、以来、ECビジネスの啓蒙者として、運営代行、コンサルティング、ブランディングなどに従事。モールおよびマーケットプレイスのEC支援サービスの提供に加え、ふるさと納税事業や越境ECの支援も行う。

https://www.cyber-records.co.jp/
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