1日あたり100件以上”の出荷も安心!スケールする物流体制とは
中小規模のEC事業者にとって、「出荷量の増加」はうれしい悩みである一方、現場が回らない・人手が足りない・クレームが増えるといったリスクも背中合わせです。特に1日100件を超える出荷規模になると、手作業や属人的な運用では限界を迎え、売上が伸びているのに利益率が落ちてしまう…という状況に陥りがちです。そこで今回は、「スケールする物流体制とは何か?」をテーマに、成長フェーズの中小ECが備えておきたい物流戦略をご紹介します。
よくある課題、「人手」でなんとか乗り切っていませんか?
出荷数が月間3000件(=1日あたり100件以上)を超える頃から、こんな声をよく聞きます。
• 「繁忙期はアルバイトを急募するしかない」
• 「ピッキングミスでクレームが発生しやすい」
• 「梱包やラベル貼りが属人的になっている」
• 「在庫数が合わず、販売機会を逃している」
これらの課題はすべて、「スケーラブルでない物流体制」によって引き起こされています。
スケールする物流体制とは?3つのポイント
1. 物理的キャパの確保(ハード)
出荷量が増えると、スペースや設備の限界が問題になります。
• 可動ラックの導入
• 温度帯別エリア(常温・冷蔵・冷凍)の分離
• 出荷動線を考えたレイアウト
こうしたキャパシティの最適化が、ミスのない迅速な出荷に直結します。
2. オペレーションの標準化(ソフト)
属人化した出荷業務では、人が変わるたびにミスが起きがちです。
• マニュアル化
• WMS(倉庫管理システム)との連携
• 出荷ステータスのリアルタイム共有
オペレーションの標準化は、人が増えても質が落ちない体制を作る鍵です。
3. 繁忙対応と柔軟性
セール・メディア露出・季節商戦など、出荷量の波があるのがECの特徴。
• 1日数百件まで対応できる人員体制
• 臨時シフトや夜間出荷対応
• 急なロット出荷にも対応可能な拠点構成
「売れると困る」ではなく、「売れても安心」の状態にしておくことで、販促施策の選択肢が広がります。
委託物流という選択肢
これらの体制を自社で整備するには、時間もコストもかかります。
そのため、多くの中小ECでは出荷量が1日100件を超えるタイミングで、外部の専門物流会社への委託を検討し始めています。
特に以下のような委託先を選ぶことで、成長に対応した運用が可能になります。
• 温度帯対応(常温・冷蔵・冷凍)
• 2~3週間でのスピード立ち上げ
• 定期通販や予約販売への柔軟な対応
• カスタマー対応や返品処理の代行
物流体制は「今」より「半年後」を見据えて
スケーラブルな物流体制とは、「売れてから考える」のではなく、**“売れる前に仕組みを整えておく”**ことが重要です。
現在は1日50件でも、半年後に100件、1年後に300件という成長を見据えて、体制構築・委託検討を前倒しで進めることが、失速しないEC運営のカギになります。
EC物流お任せくんお問合せ:
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=ninc-ljpild-e9e809cab7984c98291701ee71771d04
SBSホールディングス株式会社