【第1回】目にとまるSNSプロフィール写真の極意!

木村 麗

 みなさま、初めまして。

 この度ご縁あって「ECのミカタ」でコラム連載をさせて頂くことになりましたVA(Visual Advisor)の木村 麗です。現在は、SNSを活用したオンラインマーケティングやブランディングをサポートするお仕事をアパレル企業を中心にお仕事させて頂いております。

 アパレル+ITの領域で得た長年の経験と実績に基づき、SNSで重要となる写真の撮り方について、誰でも簡単に一定のクオリティの写真撮影ができるようになる極意をカテゴリーごとに連載していこうと思います。

 今回の連載でお伝えするテクは、一眼レフやデジカメは一切使いません。《スマホ》1つで簡単に!をモットーに書かせて頂きますのでよろしくお願いします。

■有名インスタグラマーのこだわりあるプロフ写真!

■有名インスタグラマーのこだわりあるプロフ写真!

 今回はInstagramを筆頭にSNS用のアイコン写真についての撮影テクをお伝えしていこうと思います。

さっそくお手本となる有名インスタグラマーのプロフィール写真を参考までに並べてみましたが、どのアイコンもその人達のイメージが一瞬で伝わるようなとても印象に残る写真ですよね。

 もちろん一眼レフやデジカメを使用して撮っている写真もありますが、重要なのは小さな円形のアイコンをどれだけ上手く活かした写真を撮るかがポイントなのです。

 それでは詳しいテクをご説明していきます。

■キャッチーで印象に残るプロフ写真の撮り方テク!

■キャッチーで印象に残るプロフ写真の撮り方テク!今回の連載内容にあたり、「ECのミカタ」編集部の皆様に撮影モデルのご協力を致きました!
ありがとうございます。

 こちらのBefore(上段)/After(下段) 写真をご覧ください。

 上段もとても素敵な写真ではあるのですが、SNSのプロフィールアイコンとなった場合にはあまり最適とは言えません。

 理由としては、SNSのアイコンはかなりサイズが小さく円形型のため写真の中の情報量が多いとごちゃごちゃしてしまい分かりづらい印象を与えてしまいます。 
※ここで言う情報量とは背景を指します

 そこで、プロフィール写真を撮る際のすぐに実践できる簡単なコツをお伝えします。以下の3点を意識しながら撮るだけで今までとは違った素敵なアイコン写真が撮影できるようになります!

⚫︎インパクトのある壁で撮影する
 インパクトあると書きましたが、最初は発色の綺麗な色のついた壁で撮影するのがポイントです。一般的なカメラを使用すれば雰囲気のあるポートレート写真を撮ることは可能ですが、色壁を使用することでスマホでも素敵な写真を作ることが可能です。

 ここで、そんな壁どこにあるの?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、意外にも何処にでもあるのです!壁といってもプロフ用写真ですので小さな面積でも十分に撮影出来ちゃいます。よくいる街の壁を少しの意識で見渡してみてください。使えそうな壁は実は身近にたくさん存在します

⚫︎横向きなど少しの角度をつけて座って撮影する
 ここでは撮られる側についてのコツをお伝えします。角度をつけると言っても、果たしてどんなポージングをとれば良いのか,,と疑問に思われた方もいらっしゃるかと思いますが、ここでお伝えするポージング(角度をつける)とは、皆様が思い描くようなキメキメのポーズではありません。

 私がアパレルスタッフの方々にレクチャーする際にも必ず伝えていることでもありますが、SNSの写真からその人の印象や身に付けている物をいかに魅力的に伝えられるかが重要だと考えています。そのためには直立不動でもなく、キメキメのポーズでもなく、いかに自然な印象を与えられるポージングを取れるかによって伝わる印象は大きく左右すると思います。

 では自然なポージングとは?

 今回は簡単テクですので、まずはカメラレンズに向かって気持ち左右どちらかに体を斜めに向けます。その時に顔も体に合わせて斜めに向けましょう。

 人それぞれの骨格やバランスもありますが、真正面から撮られるよりも簡単に印象深い雰囲気は出すことができます。さらに座ることにより体が安定するので立ってポーズをとるよりも格段に簡単です!

⚫︎あえて円形枠からはみ出るようにトリミングする
 例えば、バストアップの写真の場合、撮ったまま全てが見えるように円形枠に入れるのではなく、頭部や肩部分などをあえて見えないようにトリミングし余白を上手く使うことでおしゃれな写真に仕上がります。

 やりすぎずほんの少し微調整することが大切です。
※After(下段)1番右写真参照

 撮影のテクやコツはもちろん無数にありますが、まずは少しの意識と出来る範囲内で撮ることが大切です。

■次回の連載について

 第1回目いかがでしたでしょうか。

 次回以降では、EC,店舗,個人向けなど,,,様々なジャンルごとに写真のテクやコツを書いていこうと思います。次回は飲食についての写真撮影の極意をお伝えします!


著者

木村 麗 (Kimura Urara)

1981年東京生まれ新宿育ち

アパレル販売員、商品企画などの仕事を経て、女子向けキュレーションアプリ"pool"などの開発運営を行っているf.f.b.株式会社へ入社。
IT+アパレルの領域で得た長年の経験と実績に基づきSNS(写真)を活用したオンラインマーケティングやブランディングをサポートする今までにない事業を展開中。

SNS(写真)と聞くと、ただの写真でしょと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はとても奥深く、
EC、店舗、お客様、すべての宣伝,販促に繋がる重要ポイントなのです。
さらには個々のスキルアップ、モチベーションアップに驚くほど繋がるコンサルティングビジネスだと実感しています。

https://www.instagram.com/urarae/