【第3回】アパレル企業必見!EC,店舗全てに活用できるトレンドの商品の撮影方法!

木村 麗

 こんにちは。VA(Visual Advisor)の木村 麗です。SNSを活用したオンラインマーケティングやブランディングをサポートするお仕事をアパレル企業を中心にお仕事させて頂いております。

 アパレル+ITの領域で得た長年の経験と実績に基づき、SNSで重要となる写真の撮り方について、誰でも簡単に一定のクオリティの写真撮影ができるようになる極意をカテゴリーごとに連載しております。

 今回の連載でお伝えするテクは、一眼レフやデジカメは一切使いません。《スマホ》1つで簡単に!をモットーに書かせて頂きますのでよろしくお願いします。

【第1回】目にとまるSNSプロフィール写真の極意!
https://www.ecnomikata.com/column/11452/

【第2回】あるある!カフェ写真に学ぶ、食品EC写真の極意
https://www.ecnomikata.com/column/11735/

 皆さま、こんにちは。早いものでコラム連載も3回目をむかえました。

 今回は、アパレル商品の撮り方についてオススメの撮り方、トレンドの撮り方を写真と共に説明していこうと思います。 また誰でも簡単にトレンドの撮り方を撮影できるコツもお伝えしますよ!

 それではスタートです!

▪️海外のアパレルブランドやファッションブロガーの写真から学ぶハイセンスな撮り方

▪️海外のアパレルブランドやファッションブロガーの写真から学ぶハイセンスな撮り方

 こちらの6枚の写真をご覧ください。どの写真からも、商品が思わず気になってしまうような魅力的な写真ばかりですよね。

 スクエアサイズ(正方形)の小さな写真の中で、見事に商品の魅力を伝えていると思います。

 洋服に動きを出すよう配置したり、コーディネートを組んでいるように工夫したりと商品を欲しくなってしまう要素がふんだんに散りばめられています。

 全身のコーディネートがされていなくとも、特に女性は、こういった写真を見ることでワクワクしたり自分のコーディネートの参考にしたりといった経験が一度はあるのではないでしょうか。

 さて次の6枚目の写真をご覧ください。

 こちらも一瞬で引き込まれるほど商品の魅力を引き出した素敵な写真ばかりだと思いますが、さらにこちらは商品をより引き立たせる為に、花束や書籍などの小物アイテムをポイント使いすることで、よりハイセンスな写真となっているのです。

でも、実際には、どうやって撮るのだろう?
難しそう、花束や草木なんてそうそうない、、何処で撮ればいいのだろう?

 などなどの悩みと、難易度が少々高そうだなぁと感じてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、コツさえつかめば誰でも簡単に撮ることが可能なのです。

▪️簡単!トレンドの置き撮り撮影のコツ!

▪️簡単!トレンドの置き撮り撮影のコツ!

 こちらの6枚の写真をご覧ください。

 これらの写真も先ほどまでの写真と何ら変わらないほど素敵な写真なのですが、よりシンプルに他のアイテムはほぼ使用せず主役となる商品のみで上手くつくられている写真になります。

 それでは実際にどんなことに気をつければこのような写真を撮ることが出来るのかお教えします。以下の3点に気をつけて撮ることで簡単にオシャレな、思わず商品を欲しくなってしまうような写真を撮ることができちゃいます!

①色のトーンを合わせる
②商品に動きをもたせた形をつくる
③スクエアサイズ(正方形)で撮影する


①...今回ご紹介している写真を参考までに見てもらうと分かりやすいかと思いますが、色味のトーンをそろえることで、バランスの良いオシャレな写真に仕上げることが可能です。

②...商品を綺麗に置こうとせず、着用した時のように動きをもたせて撮ることで格段に印象のあがる写真になります。例えば、ニットの袖をまくり腕部分を曲げてみたり、デニムの裾をおってみるなど、着用時を想像しながら作ると良いと思います。
また、動きをもたせることで商品の素材感も伝えることができますのでオススメです!

③...縦横均等のスクエア枠で商品を置くことがもっとも簡単で作りやすですので、はじめはスクエアで作っていくとコツがつかみやすいです。慣れてきたら他のサイズでも撮ってみましょう


あなたもすぐに出来るように?さらに実践的なテクニックは次のページへ!

▪️さらに限られたスペースで撮影できるオススメ撮影法!

▪️さらに限られたスペースで撮影できるオススメ撮影法!

 今回は商品を置いて撮るコツをメインに書いてきましたが、実際はもっと色々な撮り方があります!特別に、置き撮り以外でもオススメの撮影法を少しだけご紹介したいと思いますので、参考にしてみてください。

上段の3枚は海外アパレルブランドなどから集めた写真です。
下段の3枚は、実際に私がレクチャーしているブランドさんの店舗で撮影した写真です。

  地面に置いて撮る場合には上手く余白を使って撮ることでハイセンスな写真に仕上がります。

 バッグやシューズなど一押ししたい商品を撮影する場合には、商品にクローズアップさせて撮りたくなるものですが、あえて引き目で撮ることでクオリティの高い印象を与えることができます。

 また、ハンガーラックにかけて撮るのも実はオススメです。この場合の注意点は背景なら何も写り込まない場合選びが重要になります。

 SNSやECでその商品の魅力を写真一枚でいかに本物同様伝えられるかを考えながら撮影することが大切です。

▪️最後に

 今回は商品の置いて撮影する手法について書いていきましたが、いかがでしたでしょうか。

 いつも言っていることですが、撮り方に決まりはなく無限にあるものなので、今回もほんのごく一部をわかりやすく説明させて頂きました。機会があれば、着用時の撮り方なども書けたらなと思っております!

 それではまた次回をお楽しみに!


著者

木村 麗 (Kimura Urara)

1981年東京生まれ新宿育ち

アパレル販売員、商品企画などの仕事を経て、女子向けキュレーションアプリ"pool"などの開発運営を行っているf.f.b.株式会社へ入社。
IT+アパレルの領域で得た長年の経験と実績に基づきSNS(写真)を活用したオンラインマーケティングやブランディングをサポートする今までにない事業を展開中。

SNS(写真)と聞くと、ただの写真でしょと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はとても奥深く、
EC、店舗、お客様、すべての宣伝,販促に繋がる重要ポイントなのです。
さらには個々のスキルアップ、モチベーションアップに驚くほど繋がるコンサルティングビジネスだと実感しています。

https://www.instagram.com/urarae/