EC素人集団 「米・雑穀のみちのく農業研究所」

長濱 洋平

 ECを始めて実質3年の素人集団が、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2015」と「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」受賞するまでの軌跡をお伝えします。そして後半では、楽天市場へ出店している全国のEC店舗との対談記事を連載しております。

東穀が0から辿った軌跡とは?(コラム第1回~第4回)

【第1回】さらばヘビメタ~借金との出会い~
https://ecnomikata.com/column/8794/
宮城県でお米作りを行う「米・雑穀のみちのく農業研究所」が、2015年の「楽天市場ショップオブザイヤー(楽天SOY)米ジャンル賞」を受賞できた軌跡について語っています。実は、代表取締役でありコラムの執筆者である長濱さんは、未だ「アンダーバー」すら自力で出すことが出来ない程、パソコン操作が苦手なのだとか。そんな長濱さんが、なぜ楽天SOYを受賞することができたのか。現在EC事業を行っている方々、これからEC事業を行っていこうと考えている方々、全ての人がきっと勇気づけられるコラムはここからスタートしています。


【第2回】3万円の中古の原付バイク
https://ecnomikata.com/column/9084/
長濱さんが若干22歳にして抱えた借金。それを4年で完済した経緯をお話しするのに、「中島秀洋さん」の話は避けて通れません。コラムの中で長濱さんは、「彼無くしては今のEC界への出店は無かったと思います。」と語っています。借金を完済するまでの4年間、そして年々止まらない急激な米価の下落、様々な試練を乗り越えながら長濱さんは株式会社東穀を立ち上げるのでした。


【第3回】金髪・ロン毛・1児の父
https://www.ecnomikata.com/column/9476/
株式会社東穀を立ち上げたものの、会社の運転資金は底をつき、既に50万円の預金残高を切っていました。新規の資金調達のあては無く、開業1年目にして「倒産」という二文字が長濱さんの頭をよぎりました。「このままではダメだ。もっと生産者さんにトーコクを理解してもらわないと来年以降はこの先には進まない。それどころか会社が存続しない。」そう考えた末に、様々な施策で会社を守ろうとする長濱さん。そして同時期に、現在の工場長佐藤賢一さんが東穀に加わりました。「金髪・ロン毛・腰パン。でも1児の父」である佐藤さんが持っていた、無限の可能性とは。長濱さんは佐藤さんとの出会いから何を感じたのでしょうか。

【第4回】奇跡の山賊
https://ecnomikata.com/column/10169/
楽天市場出店4年目にして、長濱さんの前に楽天社員2名“奇跡の山賊”がやってきます。正直、長濱さんからしたこの2名の第一印象は良いものではなかったかもしれません。しかし、この2名が東穀に来なかったら「米・雑穀のみちのく農業研究所」の本当のECデビューにはなりませんでした。山賊の登場後、東穀はどのように変化していったのでしょうか。

楽天市場出店店舗との対談コラム

楽天市場出店店舗との対談コラム

【第5回】子育てと起業と三畳一間(mizuiro株式会社 代表取締役 木村尚子氏)
https://ecnomikata.com/column/10662/
6月某日、長濱さんは、青森県に向かっていました。実は、野菜でつくられたクレヨン「おやさいクレヨン」を生み出した、mizuiro株式会社 代表取締役 木村尚子氏に、「EC友好通商条約」締結を申し出ようと考えていました。(「EC友好通商条約」とは、元々はリアル店で商売を行ってきた店舗が新たにEC界に参入し、右も左もわからないままに手探りでこれまでやってきた苦労や喜びを共有しつつ、今後のEC界の発展とより良い商品づくりを共に開発・販売しましょうという内容の協定書。) とても秀逸な商品、「おやさいクレヨン」はどのようにして誕生したのでしょうか。

【第6回】茂木和哉と考えるECを通した地域活性とモノづくり(「きれい研究所株式会社」代表取締役社長 茂木和哉氏)
https://www.ecnomikata.com/column/11173/
9月某日、長濱さんは、東北一の有名店舗さんに会うために、秋田新幹線こまちに乗り込みました。今回は、EC友好通商条約を結ぶために、「きれい研究所株式会社」代表取締役社長 茂木和哉氏の元へ伺いました。茂木氏の商品に対する想い、競合他社、インターネットで販売することに対しての考えとは。

【第7回】大繁盛飲食店から学ぶ商いのキホン(「サッポロ生肉やジンギスカン」社長 中田博氏)
https://www.ecnomikata.com/column/11720/
長濱さんは、今回、EC店舗ではなく実店舗さんから成功の秘訣を学ぶべく、宮城県仙台市国分町の大繁盛飲食店にお話を伺ってきました。その店舗とは、連日満席で予約無しでは勿論入店できず、一日4回転する(満席4回)人気店「サッポロ生肉やジンギスカン 稲荷小路店」です。広告・クーポン券は一切発行せずこの人気を不動のものにして、札幌と仙台で合わせて30年以上続く同店中田博氏のこだわり、魅力とは?

【第8回】楽天市場ベスト店長の人気の秘密とは?(株式会社澤井珈琲 常務取締役 澤井理憲氏)
https://ecnomikata.com/column/12126/
今回は、楽天市場にてSOY(SHOP OF THE YEAR)を10年連続で受賞し、更にベスト店長賞を受賞するなど、ECで活躍する名物店長との対談です。「ネットで一番売れている珈琲専門店」として、ECの世界でも実店舗でも成功し続け、人を惹きつける澤井珈琲。その人気の秘密とは、一体何でしょうか?

【第9回】「負けたことがある」という強み(博多久松・常務取締役 松田健吾氏)
https://www.ecnomikata.com/column/12867/
第8回に登場した澤井氏からの紹介により、楽天市場にてSOY(SHOP OF THE YEAR)を3年連続で受賞し、EC業界における「おせち料理」のトップランカー、「博多久松」松田健吾常務との対談が実現しました。今回は、長濱さんが松田氏に出会った頃から感じていた魅力について、お話しを伺っています。負けたことがある強みとは、どういうことでしょうか。

【第10回】「たまたま」をチャンスに変える力(「自然の都タマチャンショップ」取締役 田中耕太郎氏・取締役 吹上郁恵氏)
https://ecnomikata.com/column/13269/
第9回に登場した博多久松の松田氏と同じく、楽天市場にてSOY(SHOP OF THE YEAR)を何度も受賞している、九州は宮崎の店舗「自然の都タマチャンショップ」取締役田中耕太郎氏・取締役吹上郁恵氏との対談が実現しました。今回はそんなSHOP OF THE YEAR授賞式翌日、興奮覚めやらぬままの対談となりました。

【第11回】たった一組の夫婦が22万人を喜ばせた「幸福のサンダル」~EC素人集団 「米・雑穀のみちのく農業研究所」~(セブンシーズ株式会社:松田竜男氏 セブンシーズ株式会社:松田絵美子氏)
https://ecnomikata.com/column/14016/
宮城県塩釜市にてインターネット通信販売で、いまや22万足のサンダルを販売するショップが存在する。それを切り盛りするのが、セブンシーズ株式会社 松田竜男氏と松田絵美子氏だ。写真では笑顔を見せるが、その裏には様々な苦労もあった。それを乗り越え、今があるわけです。逆境にも打ち勝ち、一体どのようにして築き上げてきたのか、その成功の秘訣とこれまでの歩みについて話を伺っています。


著者

長濱 洋平 (Youhei Nagahama)

1974年1月23日宮城県産まれ。お米のサラリーマンを経て現在の株式会社東穀を設立。
PCでアンダーバーの出し方すら知らない素人がECを始めて5年で楽天市場ショップオブザイヤーを受賞。そして今年も受賞し、2年連続受賞。現在43歳。