【第一回】アスクルが目指すテックカンパニーへの道

佐藤 大典

アスクル株式会社
プロダクション本部 ECグロースエンジニアリング ECグロースエンジニアリング1 部長
佐藤 大典

テックカンパニーと言えば?

「テックカンパニー」。
皆さんはどのような企業を思い浮かべたでしょうか。

アスクルは「お客様のために進化する」という理念のもと、BtoBの「アスクル」からBtoCの「LOHACO」まで様々なサービスを展開しています。
オフィス通販のアスクルというイメージはあっても、テクノロジーのアスクルというイメージはなかったのではないでしょうか?

数年前は社内エンジニアはゼロだった

アスクルは「テクノロジーファースト」を掲げ、エンジニア体制の強化に力を入れていますが、実は数年前まで、社内に開発エンジニアは一人もいませんでした。
社内にエンジニアがいない状況から数年で、50名ほどの内製エンジニアチームをつくりあげたのです。
そして今、テックカンパニーへの道のスタートラインに立っているのです。

アスクルのエンジニアにとって大事なことは、「プロダクトファースト」で考え、プロダクト進化のスピードをさらに加速させるとともに、技術からイノベーションを生み出ことです。
それが、お客様に満足いただく価値の提供に繋がると考えています。

なぜ内製開発チームが必要なのか

なぜ内製開発チームが必要なのか

アスクルの開発は「アスクル」や「LOHACO」のサービス開発から、AI、ロボティクスまで多岐にわたります。
ITの進化のスピードは凄まじく、技術からイノベーションを起こすには常に最新の技術に触れていくことが必要です。

進化するのはサービスも然りです。
中でも「LOHACO」の進化のスピードは驚異的で、2012年10月のサービススタートから、利用者累計は400万人を超え、多くのお客様に利用されています。
この成長の裏ではたくさんの開発が走っており、サービス進化のスピードについていくには内製開発が必要だったのです。

技術の文化をつくる

内製エンジニアチームができてからアスクルの開発は変わりました。
過去月数回だったリリースは毎週行い、大規模案件でも技術的チャレンジをすることができるようになってきました。
ヤフー株式会社との技術交流も行い、新しいアーキテクトでの開発も行われています。
これらの取り組みは全て、お客様に常に新しい価値を提供することへと繋がっていきます。

しかし、まだまだスタートラインに立ったばかりです。
冒頭に投げかけた、アスクル=テックカンパニーになるためには成長をし続けなければなりません。

そのためには、技術を社内外に発信して、技術からイノベーションを起こす文化をつくっていこうと考えています。
これから先まだまだ技術でやりたいことはたくさんある、これからもっと成長することを期待されているのはいいプレッシャーを感じています。

次回から、技術の文化に対する取り組みついて話していきたいと思います。


著者

佐藤 大典 (Daisuke Sato)

1986年札幌出身。2008年から株式会社エキサイト・ミュージックエンタテインメントにてアーティストサイトの開発を行う。2010年、同社がEMTG株式会社として独立し、電子チケットなどの新規事業開発を担当。
2015年にアスクル株式会社に入社。主にLOHACOの開発に携わり、マーケットプレイスモデルの開発や、クラウド導入などを進める。アスクルといえば技術、と言われるようなエンジニア文化を創るため活動中。

個人向け「LOHACO」:https://lohaco.jp/
法人向け「ASKUL」:http://www.askul.co.jp/
採用情報:https://www.askul.co.jp/kaisya/saiyo/
新卒採用:https://www.askul.co.jp/kaisya/saiyo/new/index.html