【越境EC】アメリカAmazonに出品を検討している方向け!出品前に知っておきたい事前準備まとめ
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!
日本市場におけるEC業界が年々拡大していく中で、最近では海外のAmazonで販売を検討する方も増加しています。その中でも、アメリカAmazonで販売を検討する方が多く、自社商品の需要があるのか、価格の付け方はどうすればいいのかなど、悩まれている方も多く見られます。
今回は、自社商品がアメリカAmazonでの販売に適しているかを確認するために必要な事前調査をまとめました。Amazonにおける商品の市場リサーチ方法から輸出・販売方法について解説をしていきます!
なお、「Amazon海外出品」についてより詳しく聞きたい場合は、
お気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!
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商品の市場をリサーチ
日本よりも市場規模が大きいアメリカでは、国境を越えて利用するユーザーも多く、カナダ、メキシコに住んでいる方がアメリカAmazonで購入するケースがあります。
多くの方に日本の商品を手に取ってもらえる機会は増加しますが、その一方でAmazonだからといって楽観的に販売を開始すると、利益面などで大きなマイナスに繋がる恐れがあります⋯
このような事態に陥らないためにも、まずはアメリカAmazonで商品の市場をリサーチすることが販売開始前にとても重要となります。
リサーチする際には、以下2点を重要視すると商品に対する需要を見極めやすくなります。
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■市場価値
自社商品に類似した商品名やキーワードをAmazonサイト上で検索し、検索結果で表示された類似商品の出品数からアメリカAmazonにおける市場規模のイメージを大まかに得ることができます。検索をする方法以外にも、カテゴリページ、ランキングページ、類似商品のレビュー数なども参考にできるでしょう。
■平均販売価格
販売価格に関しては、類似商品を検索またはランキングより調査することで目安となる情報を得ることができます。
ここでの注意点としては、輸入販売はその時々の為替によって価格が変動するため、為替の変動を念頭に置きながら自社商品をアメリカAmazonで販売する際の販売価格を見定めると良いでしょう。
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これらを調査するにあたり、使用するサイトは以下をご参考ください。
・Amazon.com
https://www.amazon.com/
・JAPAN STORE (アメリカAmazonサイト内)
https://www.amazon.com/b?ie=UTF8&node=23593669011
※上記で見つからなかった場合は、SNSやGoogleトレンドなども利用してリサーチを行うことをお勧めいたします。
ちなみに海外では、抹茶を使った和菓子や洋菓子、和食材料、美容用品(スキンケア製品やヘアケア製品)、アニメグッズ、電子製品(カメラ、PC周辺機器、スマートフォンアクセサリー)などの日本商品は需要も高く人気があります。
販売商品の輸出確認
アメリカだけでなく海外で商品を販売する際には、日本で販売が許可されていても他国では輸入販売NGにあたる商材もあるため、自社商品がそもそも輸出できるかどうか事前に確認する必要があります。
特に、食品、家電、サプリメント、植物、化粧品類などは、「輸入規制」や「輸入禁止」されているケースも多く、なかには事前申請や景品表示、ライセンスの取得が必要になる場合もあります。
アメリカに関しては、連邦法や州法などがあることから、販売する商品が規制品であったり申請対象品に該当していないか予め調査をしておくことが必要です。
アメリカAmazonでの販売方法
アメリカAmazonで販売するにあたり、販売方法(出荷方法)を「FBA出荷」もしくは「出品者出荷」のどちらで対応するかも事前に検討しておくことで、輸送費や手数料関連といった各諸費用が計算しやすく、販売開始までスムーズになります。(輸送費や手数料を事前に見積もることで、それに合わせた販売価格を見定めることもできます。)
FBA出荷と出品者出荷では異なる部分があるため、ここではメリットとデメリットを解説いたします。
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・FBA出荷
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アメリカAmazonのアカウントを開設するとアメリカにあるFBAへ納品が可能になります。FBAへ納品することで注文が入った以降の出荷対応をAmazon側で処理しFBAより出荷されます。
納品方法は日本と同様の手順ですが、国外配送となるため、海外に対応している配送会社の手配が必要となります。
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▼メリット
・Primeマークがつく
・FBA内の在庫が、日本とアメリカで一元管理できる。
・商品トラブルや返品などがあった際、Amazonが対応してくれるためユーザーとの英語によるやり取りが必要ない
▼デメリット
・FBAの利用手数料が掛かる
・出品を取り下げた場合が「返送料・廃棄手数料」が掛かる
・関税が発生する場合がある
・賞味期限/消費期限が短期間の商品はFBAを利用することができない
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アメリカAmazonでFBAを利用する際の各種手数料がどのくらい掛かるのかは、日本でFBA納品をしている「箱のサイズ×重さ」を基準に「FBAシミュレーター」で算出してみると、FBAに掛かるおおよその手数料の見当がつくかと思います。もし、サイズや重さが分からない場合は、類似商品のASINで検索いただくと大体の目安を見積ることも可能ですのでご活用ください。
・英語版 FBAシミュレーター
https://sellercentral.amazon.com/fba/profitabilitycalculator/index?lang=en_US
また、関税に関しては、品目によって分類され、輸入量と輸入価格を基準に課税が決まります。
関税の計算方法は、商品金額×関税率(HSコードから参照)=関税額となり、関税率は、該当品目もHSコードによって決められています。
※HSコードとは、9桁で表される統計品目番号のことであり、下記の財務省貿易統計のHPから該当商品の品目を照らし合わせることで確認できます。
https://www.customs.go.jp/toukei/sankou/howto/hs.htm
関税率(HSコードから参照)は、「アメリカ国際貿易委員会(UNITED STATES INTERNATIONAL TRADE COMMISSION)」の検索ページにてHSコードを入力することで調べることができます。
https://hts.usitc.gov/
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・出品者出荷
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出品者出荷の場合は、日本と同様の出荷手順になります。注文が入ったら出品者ご自身で出荷を行います。
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▼メリット
・FBAに在庫を納品しないため、FBA関連の手数料が掛からない
・賞味期限/消費期限がある商品の配送が可能
▼デメリット
・Primeマークが付与されないため、検索結果で埋もれる可能性がある
・日本から発送のため、購入者の手元に届くまでに時間が掛かる
・問い合わせやトラブルなど英語で自社対応する必要がある
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出品者出荷の場合は、FBA保管料やその他手数料などが掛からないため、費用面でのマイナスは少ないものの、FBA出荷の場合は購入者へ迅速にお届けするスピード感のある配送が提供可能なため、商材によっては売上に繋がりにくい可能性があります。
また、アメリカは返品大国であることから、出品者ご自身で英語対応が可能なのか、返品されたときの対応策なども視野に入れながら検討するといいでしょう。
関税に関しては、一度に大量の商品数を倉庫に納品するFBAと違い、基本的に出品者出荷は直接お客様に数点の商品が配送されることから、課税される可能性は低くなります。
※商品の単価や注文数によっては課税対象になる場合もあります。
そのため、全ての出品商品をFBAに納品する必要はございません。注文状況や商品によって最適な出荷方法を選定すると良いでしょう。
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番外編:日本のAmazonサイトでも海外の方へ販売ができる!
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ここまで読んでくださった方の中で、「アメリカAmazonでの販売はハードルが高いかも⋯」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ご安心ください!
少しでも販売域を広めたい方に向けて、ぜひお伝えしておきたいチャンス(方法)がございます。
それは、日本のAmazonでFBAを利用している場合、セラーセントラルから指定の設定を行うことで、海外の方に向けて販売ができるサービスがあります。
日本のAmazonで購入した商品の海外発送を可能とするもので、追加手数料”無し”でFBAが海外発送をしてくれるといった仕組みになります。
※メディア商品(本、ミュージック、ビデオ・DVD、PCソフトカテゴリー)等一部商品カテゴリーは、海外配送の対象外となります。
設定方法はとても簡単です。
下記1~3の手順を行ってください。
1.セラーセントラルトップページ設定タブから「FBAの設定」をクリック
2.ページ下部の方にある「海外配送の設定」の編集ボタンをクリック
3.「FBA海外配送を有効にする」を選択し、「更新」ボタンを押下します。
また、「配送制限」の編集ボタンを押すことで下記の画面が表示され、選択した国を配送対象から除外することも可能です。
上記設定はアメリカAmazonのサイトで販売される設定ではございません。あくまでも日本のAmazonサイト上に出品している商品を海外発送可能にする設定になります。少しでも販売地域を広げる機会を創出できますので、アメリカAmazonへの出品は難しいけど、海外に向けて販売したい方はこちらもぜひ検討をしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
商品単価+輸送費+FBAなどの手数料(+関税)を見積ることにより、大体の販売価格が予測でき、アメリカAmazonでの販売が適しているかも見えてくるかと思います。
国境を越えての販売は難しい部分もありますが、少しでも海外販売に向けお役立ていただけましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
なお、「Amazon海外出品」についてより詳しく聞きたい場合は、
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Amazonは単に出品しただけでは、売れる商品も簡単には売れません。
“Amazonに最適な施策”を効果的なタイミングで実施することが大切です。
Amazon出品に関するご相談・お悩みがありましたら、
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■クライアント対談インタビュー記事 ( ECのミカタ )
https://ecnomikata.com/original_news/27993/
■「ECのミカタ通信 vol.20」誌面/WEB掲載
– 今までのAmazon、これからのAmazon –
https://ecnomikata.com/original_news/28097/
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