まだ間に合う!SNS広告とは?今後の可能性は?

佐々木ひかる

はじめまして。売れるネット広告社 メディア部 主任 メディアプランナーの佐々木ひかると申します。メディアプランナーに就任して約1年。さまざまな広告と向き合う中で、プライベートよりもSNSに関わる機会が増加しています。

近年、日本国内におけるSNSの利用者数や普及率は急速に増加しており、その影響力は広告業界にも大きな変化をもたらしています。皆さまも今やプライベートにとどまらず、ビジネスの場でも多くSNSを活用しているのではないでしょうか。

この記事では、ネット広告の視点からSNS利用者数・普及率の増加を踏まえた上で、SNS広告の発展や今後の展望について考察していきます。

SNS広告とは?

SNS広告とは?

SNS広告とは、Twitter・Facebook・Instagram・LINE・TikTokなどのソーシャルメディアに配信する広告のことを指します。

SNSはアカウント登録時の基本的なデータや、「いいね」や「シェア」などの利用傾向に基づくデータを蓄積しています。SNS広告はそれらの膨大なデータを掛け合わせることで、精度の高いターゲティングが可能です。また、他のネット広告ではリーチできないユーザーに広告を表示できることも大きなメリットです。

SNS広告の種類と特徴

SNS広告の種類と特徴

SNS広告はおもに以下の3つのカテゴリーに分類されます。

(1) タイムライン広告
SNS上のユーザーのタイムラインに表示される広告です。広告主はユーザーの属性や興味に基づいてターゲティングをすることができ、高い効果が期待できます。

(2) ストーリーズ広告
一定期間限定で表示される短い動画や画像の広告で、InstagramやFacebookなどで利用されています。ユーザーの興味を引きつける視覚的な広告が展開できます。

(3) インフルエンサー広告
SNS上で影響力のあるインフルエンサーと提携し、そのアカウントを通じて広告を展開する形式です。フォロワーとの信頼関係を利用し、自然な形で広告を届けることができます。

SNS広告の効果測定と最適化

SNS広告の効果測定と最適化

SNS広告の効果測定には、以下のような指標が用いられます。

(1) インプレッション数
広告が表示された回数を示す指標。広告のリーチを把握することができます。

(2) クリック数・クリック率
広告がクリックされた回数や、表示回数に対するクリック率を示す指標。広告の興味喚起度や魅力を評価できます。

(3) コンバージョン数・コンバージョン率
広告を見たユーザーが目的の行動(購入や問い合わせなど)に至った回数や、クリック数に対するコンバージョン率を示す指標。広告の効果やROIを評価する上で重要な指標となります。

また、上記の指標のパフォーマンスを改善するため、SNS広告の最適化には以下のような手法が用いられます。

(1) 【A/Bテスト】
同じ広告目的に対して、異なる広告クリエイティブやターゲティング条件を比較し、効果的なものを見つける方法です。これを繰り返すことにより、広告のパフォーマンスを向上させることができます。

(2) ターゲット層の絞り込み
各SNSプラットフォームが提供するユーザーデータを活用し、広告を見るべきターゲット層を絞り込み、チューニングすることで、広告効果の最大化が期待できます。

(3) 効果測定ツールの活用
各SNSプラットフォームが提供する広告効果測定ツールを用いて、広告のパフォーマンスを定期的にモニタリングし、改善点を見つけ出すことが重要です。

今後のSNS広告の展望

今後のSNS広告の展望

SNS広告の今後の展望として、以下のような要素が考えられます。

(1) 新たな広告フォーマットの登場
動画広告やストーリーズ広告のように、新たな広告フォーマットが登場することで、ユーザーの注意を引く斬新な広告表現が可能になります。最近では5日間でユーザーが1億人を超えた「Threads(スレッズ)」の広告収益化時期も注目を集めていますね。

(2) データ活用によるパーソナライズ広告
ユーザーの属性や行動データを活用し、個々のユーザーに合わせたパーソナライズ広告が展開できるようになります。これにより、広告の効果がさらに向上することが期待されます。

(3) ソーシャルコマースの普及
SNS上でのショッピング体験が一般化することで、広告からの購入が容易になり、広告主にとって直接的な売上への貢献が期待できます。

まとめ

まとめ

日本国内におけるSNS利用者数・普及率の増加に伴い、SNS広告は急速に発展しています。

ネット広告の視点から見ても、SNS広告の重要性は今後さらに高まることが予想されます。ネット広告に携わる私たちにとって、これらの動向を把握した上で柔軟に対応し、効果的なSNS広告戦略を立案することが求められます。

今後も新たな技術や戦略が広告業界に導入されることで、SNS広告の可能性はさらに広がることでしょう。

さらに、広告効果測定や最適化に取り組むことで、効果的な広告キャンペーンを実現することができます。引き続き、SNS広告の発展や最新情報に注目していきましょう。

最後に、SNS広告の成功には、ユーザー(消費者)とのコミュニケーションを大切にすることが欠かせません。SNS広告を通じて、ブランドとユーザーの距離を縮め、信頼関係を築くことが、長期的な広告効果を生む鍵となります。これからも、ユーザーのニーズを理解し、より良いSNS広告戦略を追求していきましょう。

★売れるネット広告社HP★
https://www.ureru.co.jp/


著者

佐々木ひかる

宮城県仙台市出身。千葉工業大学工学部卒業。
成長速度を上げたいという思いから売れるネット広告社へ入社。その後、新卒で初めて開発部へ配属され、開発プロデューサーとして『売れるD2Cつくーる』の新機能や連携機能のリリースを担当。現在はメディア部へ異動し、メディアプランナーとしてクライアントの成功のため
日々邁進。売れるネット広告社2021年度上期「新人賞」、売れるネット広告社2021年度下期「成長賞」受賞。通販エキスパート検定1級(通販マネジメント編)、
Amazon認定AWS Certified Cloud Practitioner取得。PHP7技術者認定試験合格。