エスキュービズム・テクノロジーから「Orange Omni」が提供開始

株式会社エスキュービズム・テクノロジー(以下エスキュービズム・テクノロジー)が4月15日に複数のEC店舗を運営する事業者向けに自社ECサイト構築パッケージ「EC-Orange」の新たなラインナップである『Orange Omni』の提供を開始したと発表があった。

実店舗やECサイトなどあらゆるチャネルでの顧客との接点を連携させる戦略を示す【オムニチャネル】は、現在EC業界において非常に注目度の高いキーワードだ。だが【オムニチャネル】の実現にはシステム作りなどに手間やコストが多くかかってしまうのが現状だ。

今回提供を開始した『Orange Omni』では、これからオムニチャネル化を始めたいと考えている複数店舗運営者向けに開発された複合パッケージであるため、オムニチャネルシステムの構築が容易にできるようになるだろう。

「Orange Omni」で一元化、一括管理

『Orange Omni』の特徴は5点ある。1点目は実店舗とECサイトのあらゆる情報を一括管理することで“売上情報”“顧客情報”“在庫情報”などを相互に利用が可能になるというものだ。

2点目はポイント利用やキャンペーンが連動して管理できる点と、情報閲覧の一元化による顧客へのECサイトと実店舗での同一サービスが提供できる点だ。これによりロイヤルカスタマーの増加を狙えるそうだ。

3点目は管理画面からPOSレジ利用店舗を容易に増減できる機能だ。特殊な機器を必要としないため、PCやタブレット端末などから1店舗あたり5分ほどでPOSレジ利用店舗を開設できる。大幅な時間短縮につながるだろう。

4点目はECサイトで購入した商品を実店舗で受け取りや取り置き予約ができるようになるというもの。商品を手に取りたい顧客や急ぎの顧客にも対応が可能になるので、顧客の取り逃しを防止できる。

5点目はECサイトと実店舗それぞれの売上データを高度に分析することができ、より精度の高い販売促進活動につなげることが可能になるだろう。データ分析には専門的な知識なども必要になることが多いので、助かるという事業者も多いことだろう。

オムニチャネルシステムの構築を強力に支援する『Orange Omni』を利用すれば、今まで以上に効率的かつ効果的に店舗のオムにチャネル化が可能になるだろう。利用を検討する価値は十分にあるのではないだろうか。