Buyeeの商品を台湾セブンへ、荷物受取の負担が激減

ECのミカタ編集部

 ECでは長らく、注文した商品は自宅に届くという受取方法が主流だったが、近頃では「コンビニ受取」の需要も高まっている。それは日本だけに留まらず、海外でも同様のようだ。ライフスタイルの変化により、多くの人が日中、自宅に居ることが少なくなっている。そうであれば、近くのコンビニで商品を受け取った方が早い。

 そういった、ユーザーのニーズに応えるために、「Buyee」を運営するtenso株式会社(以下、tenso)が台湾セブンイレブンサービスと連携した。

台湾で最も多い「セブン」と連携で利便性向上

 tensoは、国内約1,350サイトの海外発送をサポートしており、海外転送・代理購入を行う越境ECサポート業界で発送数No.1の実績を積み上げている。その中でも台湾は、発送先の国・地域の上位に含まれており、tensoは台湾を戦略的な重点エリアと位置付けている。また、これまでも海外転送サービス「転送コム」において台湾ファミリーマートとの連携や台湾子会社の設立を行ってきた。

 さらに、台湾では世界でも有数のコンビニを誇り、台湾の消費者にとって、コンビニでの荷物受取が一般的となっている。そこで、tensoはユーザビリティの向上を図るべく、台湾でも店舗数が最も多いセブンイレブンにおいて、日本からの荷物の受取を可能とするため、今回の連携に至った。

Buyeeがユーザーに届けるモノ

 そもそも「Buyee」とは、ユーザーの代わりにヤフオク!・Yahoo!ショッピングの商品を代理購入し、海外まで届けるサービスである。なお、Buyeeでは、日本限定の商品を購入することができ、かつ、日本語が分からなくても利用できるため、人気を集めている。

 利用方法は、まず、欲しい商品を探し、ヤフオク!の場合は商品入札を行い、Yahoo!ショッピングの場合は商品を購入する。その後、Buyeeの倉庫に荷物が到着し、海外に発送する。その後、到着の確認と共に関税の発生の有無もメールで確認し、問題が無ければ、ユーザーの元に商品が届く。

 Buyeeの人気が上昇するに連れ、ユーザーも増加傾向にある。そのユーザーのほとんどは、日中は外出しており、自宅で荷物を受取ることは難しい。その際に近くのセブンイレブンで受取れたらどうだろうか。きっと、通常以上に早く荷物を受取ることができ、喜びも増すはずだ。こういったユーザーのニーズに応え続けていくことが好感を得ることに繋が流のだろう。越境ECの市場も、ただ成長する段階から、ユーザー視点の次の段階へと進んでいくのかもしれない。


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