ユーザー行動から”負け商品情報”を分析、CVRアップへ
「商品選好データ提供サービス」提供開始
Emotion Intelligence株式会社(以下、emin)は本日より、商品選好データ提供サービスの提供を開始した。これにより、Webサイト担当者は、自社サイトに訪問したユーザーの商品選好データをもとに、潜在的なユーザーニーズを発掘できるようになる他、マーケティングや新商品開発にすぐに生かせる分析結果を手軽に入手できることで、今まで以上に効率の良いサイト改良作業ができるようになる。
商品選好データ提供サービスが開発されたのは、かねてよりeminが提供してきたECサイト向けクーポン配布最適化サービス「ZenClerk」シリーズの利用企業から、「ユーザーの商品選好行動」の分析データに対するニーズが高まっているのを受けてのことだ。今回の商品選好データ提供サービスによって、eminが得意とする「Webブラウザ上のユーザーの無意識の行動から次の行動を予測する」という領域でさらなる分析データの提供が実現したことになる。
Webユーザーの商品比較データ分析・提供サービスで分析できるデータの例として「負け商品情報」がある。「負け商品情報」とは、「他の商品と比較された結果、購買に至らなかった(負けた)」商品の情報のことを指す。実店舗であれば、お客様の購買行動を見る中で、購買に至らなかった原因を知り、価格改定やセール対象商品の選定、棚割りの変更などが可能だが、ネットショップではその商品の売上が悪いという事実しかわからず、マーケティングにはつなげにくいという実態があった。Webユーザーの商品比較データ分析・提供サービスでは、ネットショップ上でのユーザーの行動から比較された結果、選ばれなかった理由を考えることで、プロモーション施策やアイテム数を絞り、在庫を削減するなど、「負け商品情報」から売上アップにつながるヒントを得ることができるのだ。
多くのネットショップがサイト改善に取り組んでいることと思うが、限られた情報のなかで行うサイト改善では、思うような結果が出ないことも多い。ユーザーの行動をしっかり分析し、実情に沿ったサイト改善を行っていくことが、CVRアップへの近道なのではないだろうか。