虚偽の住所、支払期限超過リピーターに注意!ネット通販トラブル事情
不正検知システム「O-PLUX」による審査
インターネット通販取引で、後払い決済で延滞経験のあるリピーターの未回収リスクが3.3倍であることや、不正確な住所への配送で、トラブルが多発していることが明らかになった。かっこ株式会社の調査による。
5月12日、同社のビッグデータをリアルタイムで分析して不正を検知するシステム「O-PLUX」の審査対象取り引きのうち、2013年下期(6月~12月)のインターネット通販の取引状況を分析し、不正取引などで目立った事例や手口を発表した。
虚偽の住所やマンスリー形式のマンションに注意
「O-PLUX」が検知したのは発送先の住所が不正確なものや、過去の代金未回収や不正取引と酷似するものなど。
特に後払い決済で、過去に支払期限を超過したことのある購入者は、他のユーザーに比べて、未回収リスクが3.3倍も高いことが明らかになった。
不正取引では偽の住所や、連絡がつかない住所が使われることが多かった。番地や部屋番号のない住所、郵便番号と市区町村が異なる住所、自宅以外を受取場所に指定しているケースには注意が必要だ。
その中でも、受取先がマンスリー形式のマンションに指定されている場合は、不正リスクが非常に高い。10,000円以上の腕時計を狙い、マンスリー形式のマンションで受け取って、そのまま行方をくらます手口が頻発した。