婚約指輪・結婚指輪のオンラインショップ「BRILLIANCE＋（ブリリアンスプラス）」の運営をおこなう株式会社キュー（東京都中央区、代表取締役CEO：新井俊成）は婚約指輪・結婚指輪の購買行動について調査し、発表した。調査の結果、婚約指輪は47.4%の人が、結婚指輪は40.5%の人が実店舗ではなくネット通販で購入しているという結果が出たようだ。

約半数の消費者がネットで購入。スマホアクセスは大幅増

BRILLIANCE＋が直近4年間で集計をおこなった消費者の購買動向データによると、婚約指輪は47.4%の人が、結婚指輪は40.5%の人が実店舗には行かずにネット通販で指輪を購入しているという結果になった。これは、ほぼ半数の人がネット通販を利用しているという結果になり、比較検討だけに利用している人も含めれば、その比率は90%を超えるのではないだろうか。

また、同社が2013年4月〜2014年3月までの婚約指輪・結婚指輪のスマートフォンでの購買動向を調査した結果、スマートフォン経由のアクセス数はここ1年で大幅に増加し、上半期（2013年4月〜9月）と比べて、下半期（2013年10月〜2014年3月）のアクセス数は122.8%増となった。

上半期のスマートフォン経由のアクセス割合は43.3%と半分以下であったが、上半期はスマートフォン経由でのアクセス割合が52.2%となり、この1年間でスマートフォン経由のアクセスがパソコン経由でのアクセスを上回る結果となったのだ。婚約指輪・結婚指輪探しもパソコンよりスマートフォンで探す傾向が見られている。

スマホでの平均購入額も大幅に上昇

スマートフォン経由での婚約指輪・結婚指輪の売上は上半期に比べて40.4%増となっており、スマートフォンで実際に購入に至る割合は、まだ全体の14.5%程度である。消費者の購買動向として、スマートフォンで探してパソコンで購入といった傾向にあるようだ。

また、下半期のスマートフォンでの婚約指輪の平均購入額は177,498円となり、上半期と比べて約5000円アップ。結婚指輪に関しては上半期の平均単価が66,792円、下半期が76,346円となり、約1万円のアップと大幅に平均購入額も上昇している。

「指輪をネットで購入」に違和感？

しかし、いくら実店舗で購入するよりもネット通販での購入が安価に済むとはいえ、婚約指輪や結婚指輪などの“重み”のあるものをインターネットで購入するのは……と尻込みする人も多いのではないだろうか。ネット通販の最大の弱みでもある「実際の商品を見ることができない」分、相手に対する想いや、思い入れが強いものほどネットショップでは購入しづらい傾向にあるのは当然と言えるだろう。

ただ、少し視点を変えて見ると、婚約指輪・結婚指輪を購入するための一番のポイント、ゴール地点は「自分たちが欲しいと思った指輪を買うこと」にあり、それが達成できれば、その過程にあるものは全てこのゴールに向かうための努力と言っても過言ではない。

文字通り“一生に一度”のプレゼントとなる指輪選びに、ふたりで一緒に実店舗へ出向き、店員を含めて相談し合ったり、何店舗も回るなどたくさんの時間をかけた上で決める選び方も、あえて実店舗には行かず、ふたりきりで好きなだけ時間をかけながらデザインや刻印を誰の邪魔もされずに吟味できるネット通販も、それぞれふさわしい選び方と言えるのではないだろうか。