「たまごリピート」に「頒布会」機能拡張。季節に合わせて異なるものをお届け

定期通販支援サービス「たまごリピート」を提供するテモナ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:佐川 隼人)とスタークス株式会社(東京都千代田区、代表取締役:上ノ山 慎哉)は、同サービスを拡張し、季節に合わせて異なるものを送付する「頒布会」機能を5月28日から実装すると発表した。

毎回の購入金額は一定に。届くものを変えられる工夫がされた頒布会機能

たまごリピートは、定期通販業界において導入約500社、流通総額約500億円の定期購入・頒布会専門ショッピングカート付きリピート通販システム(ASP)。ネットにおける定期販売や、クレジットカードの継続決済、ステップメールなどの全ての業務が自動化でき、月額49,800円から利用が可能だ。

頒布会とは、一度の注文で毎回違った商品が届く定期通販の販売形式のことである。これまでの定期販売では、定期的に購入するものを販売する用途にに向いており、化粧品や健康食品などの消耗品の販売向けであったが、頒布会機能では毎回の購入金額は一定で、届くものを変えられるように工夫した。

酒類や季節ものの販売に適したサービス

定期通販は、消費者にとって通常よりも安く購入できる「お買い得感」と決まった間隔で商品が届けられる「便利さ」があり、販売社にとっては継続して商品を販売できることで「客単価アップ」と「安定収益」および、注文に応じた計画的に生産することで「在庫管理の負担軽減」が見込めることが魅力とされていた。

一方で、頒布会は異なる商品が継続的に届くため、スイーツやアルコール・料理・食材などの酒類や季節ものの販売に適している。定期を続けた回数や申し込み時期に応じて商品を変えることができるほか、商品ごとに定期・頒布会の配達周期を決めることもできる。

最大の強みは「毎回変わる商品への期待感」

今回のたまごリピートへの頒布会機能の実装により、テモナ株式会社は「事業者は定期通販のメリットを維持しつつ、より幅広い商材を扱うことができる」とコメントしている。

頒布会の最大の強みは、毎回変わる商品への期待感だろう。この期待感がユーザーの新たな楽しみとなっていけば、古くから根付いている頒布会というサービスにも、新しい顧客の定着などの更なる伸びしろが生まれるのではないだろうか。