「楽天カフェ」が渋谷にオープン　人気のお取り寄せスイーツを提供。高速Wi-Fi、電源も完備

2014/05/28

楽天株式会社は、楽天のサービスをリアルに体験できる「楽天カフェ」を東京都・渋谷に5月29日にオープンする。楽天市場で人気のスイーツやフードを楽しめるほか、電子書籍端末も設置。高速無料Wi-Fiや電源タップも利用できる。

「楽天カフェ」の外観、インテリアデザインを手がけるのは佐藤可士和氏

「楽天の“おいしい”をつまみ食い」をコンセプトに、楽天市場でオンライン販売している商品をリアル店舗でPR。渋谷駅から徒歩5分の公園通り沿いにオープンした3階建ての店舗は、白い外観と赤い楽天マークが目印になっている。

ビルの1階〜3階がカフェとなり、85席を用意。全席禁煙でテイクアウトも可能とのことだ。外観とインテリアデザインは、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が監修し、木を基調としたシンプルで温かみのある空間を目指したという。外観は高い視認性と誘引性を併せ持ち、インテリアは機能的なカウンターとカジュアルな客席で構成されている。

厳選されたこだわりコーヒーに人気のお取り寄せスイーツがずらり

楽天カフェでは、楽天市場で人気のお取り寄せスイーツやフード、ワイン、地ビールなどを提供するほか、こだわりのコーヒーは人気ショップ「加藤珈琲」の厳選されたコーヒー豆を使用したドリップコーヒーやカフェラテ、カプチーノ、エスプレッソといった本格カフェメニューを用意。

スイーツは「マダムブリュレ」「玉華堂の極プリン」「古都の葉重ね」など、楽天市場の人気商品から和洋取り混ぜて9種を用意。多様な品ぞろえを強みに、今後も季節ごとに入れ替えを予定する。ベーグルやピザなどのフードも提供し、アルコール類も各種そろえ、ランチやバータイムにも対応する。

決済は、クレジットカードや楽天Edyが利用可能で、「楽天カード」で決済をする場合はコーヒーや紅茶を50%OFFで提供する。また、カフェの中に気に入ったメニューがあれば、楽天市場で購入することも可能だ。

天史上初の常設リアルタッチポイントとしての側面も

楽天カフェは、楽天が提供する各種サービスを訪問客が実際に体験できる、楽天史上初の常設リアルタッチポイントとしての側面を持つ。展開の背景には、これまで百貨店でおこなってきた「楽天市場うまいもの大会」がいずれも予想を超える反響だったことが関係しているようだ。

楽天が提供するサービスである楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天生命などのファイナンスサービスをはじめとする、多様なサービスについて質問することができるコンシェルジュを配置。楽天のサービスに関する質問を気軽にできる環境も整えている。

カフェ事業単体で黒字化を目指す

オンラインとオフラインを初の常設リアル店舗として、楽天が提供する様々なサービスのタッチポイントになるとともに、来店市場の店舗経営者にとっても新たなマーケティングを展開し、活用できる場にもなるのではないだろうか。

目標売上や来店者数は明らかにしていないが、カフェ事業単体での黒字化を目指す。来年夏に予定している「二子玉川ライズ」（東京都世田谷区）への本社移転時に同様のカフェを併設するほか、1号店の反響を見て独立店舗も具体的に検討していく。