UBICの子会社がアイテックとパートナーシップを締結、PCI DSS研修サービスを開始
ECサイトのセキュリティ
UBICの子会社であるPayment Card Forensics(PCF)は6月20日、アイテックとパートナーシップを締結し、ECサイトのセキュリティ向上のためのPCI DSS研修サービスを開始すると発表した。
UBICは米ナスダック、東証マザーズ上場で、人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を手がけており、子会社であるPCFは、ペイメントカード専門のフォレンジック調査および評価、脆弱性診断サービス、PCI DSS準拠支援サービス等の事業を担当している。
今回研修サービスを開始することになったPCI DSSとは、Payment Card Industry Data Security Standardの略で、加盟店やサービスプロバイダにおいて、カード会員データを安全に取り扱うことを目的として策定された、ペイメントカード業界における国際データセキュリティ基準のことである。
VISA、MasterCard、JCB、American Express、Discoverの国際カードブランド5社が共同で設立したPCI SSCという機関によって発行、管理されている。
2コースを用意
同研修サービスには、ECサイトに係わる情報セキュリティのキーワードを知り、PCI DSSの理解を深める基本講座と、PCI DSSに則った開発、運用、トラブルの際に適切な判断、対応を行うための最低限の知識を得ることができる入門講座の2つのコースが用意されている。
PCFはクレジットカード会員データの情報漏洩調査において数多くの実績を有し、その豊富な経験をもとに、短期間で様々なセキュリティバックグラウンドを持った企業に対してPCI DSS準拠支援サービスを実施してきた。
今回、情報処理技術者試験対策を中心としたIT教育サービスを提供するアイテックと提携することで、ECビジネスを安全に推進する手助けになるサービスが提供できればと考えている。