ヤフオク!「フリマ出品」導入、CMに人気キャラクター起用

ECのミカタ編集部

ヤフー株式会社が運営する「ヤフオク!」では、スマートフォンとPCを含めた全デバイスで、定額出品なら月額会員費無料で利用できる「フリマ出品」を導入した。さらに、定額商品だけを探せる「フリマモード」も導入し、フリマ感覚で売買がしやすくなった。

若年層の注目が集まるCtoC市場

 昨今のEC市場では、個人が自由にモノの売買ができる個人間(CtoC)取引が拡大しており、今後もより多くの人々に広がっていくことが考えられる。個人間取引において、オークション形式は、より高い価格で売ったり、安い価格で落札したりできる可能性がある。

 一方、フリーマーケットのような売り手が価格を決めて販売する定額での取引は、すぐに売買が成立するメリットがあり、スマートフォンの普及や各社のフリマアプリの台頭により、若年層を中心にますます拡大している。そういった環境の下「ヤフオク!」では、2016年6月に「ワンプライス出品」として、スマートフォンアプリ限定で定番出品ならば月額会員費無料で出品できる機能を導入した。

インターネットプラウザ上からも利用が可能に

 今回、「ワンプライス出品」を「フリマ出品」と名称を変更し、スマートフォンアプリ限定だった本機能をPC・スマートフォンなどのインターネットプラウザ上からも利用可能となった。この「フリマ出品」ならば、どのデバイスからも月額会員費無料で出品できる機能として刷新した。

 また、「ヤフオク!」が従来より提供しているオークション形式での出品は、Yahoo! JAPANの月額会員サービス「Yahoo!プレミアム」への入金が必須となる。

 さらに、本機能の導入とあわせて「Yahoo!プレミアム」会員で、落札代金を「Yahoo!マネー」で受け取る設定をした出品者を対象に、落札システム手数料8%分をTポイントで付与されるキャンペーン「手数料実質0円キャンペーン」を開始した。

テレビCMには「ブライス」が登場!

 今回の「フリマ出品」を伝えるテレビCMを2月3日より開始することとなった。テレビCMのキャッチコピーは「いいのか?ヤフオク!」。これは、『「ヤフオク!」なのにオークション形式ではなく、フリマ(定額)。「ヤフオク!」として良いのか』と聞きたくなってしまう気持ちをそのまま表現した。

 本CMでは、数々のファッションブランドとコラボレーションしている「ブライス」を起用する。これは、フリマと親和性もあるため、ファッションの感度が高い人々に興味が持ってもらえる可能性が高い。さらに、カワイイけどSっ気があり、毒舌なキャラクターにも注目だ。

CMはこちら


 スマートフォンアプリは利便性が高いものの、データ不足の場合、アプリを取得することができない。つまり、今まではそういった理由から「ワンプライス出品」を利用できなかったユーザーが、今回の「フリマ出品」の登場により、利用できるようになったのだ。それに加え、月額会員費が無料で出品できるため、ユーザーの幅をより広がることだろう。さらに、人気キャラクターとコラボしているテレビCMが放映されることで、より話題性が高まるだろう。

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