精度向上の「unisize」秘密はAIレコメンドエンジンとの提携

ECのミカタ編集部

株式会社メイキップ(東京都港区、以下メイキップ)は、同社が開発・ 提供するサイズレコメンドエンジン「unisize」を、シルバーエッグ・テクノロジー株式会社(本社: ⼤阪府吹⽥市、以下シルバーエッグ)が提供するリアルタイム・レコメンドサービス「アイジェント・レコメンダー」と連携させることで、ユーザーの好みに合った、最適なサイズの商品をECサイトで推奨できるサービスの提供を4⽉17⽇より開始すると発表した。

 ネットで洋服を買うときに、「サイズは合うだろうか」と頭を悩ませた事はないだろうか。それを解消してくれるのが今回の「unisize」と「アイジェント・レコメンダー」の連携だ。

 「unisize」はネットで洋服を買うときに、より⾝体に合ったサイズを推奨するサイズレコメンドエンジンだ。国内外の洋服ブランドを対象とした多量な洋服サイズを有し、⼊⼒されたユーザーの⾝体情報、特徴を元に最適なサイズを推定する独⾃のアルゴリズムでレコメンドしてくれるというもの。

 その「unisize」が新たにタッグを組んだのがシルバーエッグが提供する「アイジェント・レコメンダー」というAI(⼈⼯知能)と⾼等数学を組み合わせたロジックによる、精度の⾼いリアルタイム・レコメンドサ ービスだ。サイトのアクセス、および購買状況を「リアルタイム」に把握・分析し、その時点で効果的なレコメンデーションを提供することができるとしている。

 この2つのサービスの連携により、最短1分の簡単なアンケートに答えるだけで、メジャーで測ることなく⾃分に合ったおすすめのサイズを確認することができ、ひとりひとりのユーザーに最適な商品を提⽰することが可能になった。

スマートフォンひとつでファッションECでの悩みを解決

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 これまでは推奨された商品に対してユーザーが興味を持った場合においても、サイズが⾃分に最適かどうか不安が残るという理由で、 商品購⼊までいたらないケースがあった。アパレルEC上で最適なサイズも含めて商品を推奨することで、購⼊時に抱くサイズに対する不安を取り除き、購⼊に⾄る可能性を⾼める。

 もはやスマートフォンひとつで自分の体のサイズを機械が認識してくれる。「お店であまり店員さんに話しかけられたくない」という方も多いだろう。筆者もそのタイプの一人だ。しかし「サイズ感の失敗はしたくない」というジレンマもある。

 ファッションECもAIと連動することで進化している。試着サービスやこうしたフィッティングレコメンドも増えてきていて、各社に特徴があり、日々進化している。こうしたカユいところに手を届けられるサービスが、これから勝ち残っていく事は揺るがない事実だろう。

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