中小の優れた商品を世界へ。中小機構とeBayが相互協力の覚書を締結

ECのミカタ編集部

 2017年4月26日、イーベイ・ジャパン株式会社(所在地:東京都渋谷区)は、独立行政法人中小企業基盤整備機構(所在地:東京都港区、以下「中小機構」)と、eBayを通じて全国の中小企業における海外展開の支援に対し、相互に協力する旨の覚書を締結した。これにより、中小企業の海外展開への、より強固な支援が期待される。

 世界中から1億6700万人ものバイヤー(買い手)が集まる、世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay」。eBayには世界中から、10億を超える商品が常に出品されている。その日本法人であるイーベイ・ジャパン株式会社は、海外での販路開拓・売上拡大をめざす国内の法人をサポートしている企業だ。

 そして、イーベイ・ジャパンが2016年から取り組んでいるのが「小売・製造業者 海外展開支援プロジェクト」だ。これは京都の伝統工芸品における製造・小売業者を支援するプロジェクトである。増加する訪日観光客を越境ECの顧客へと転換し、高付加価値・高品質な日本の商品を世界に展開するのが目的だ。

相互協力の覚書でさらなる加速を

 中小機構は以前からこのプロジェクトに対して、越境EC啓発事業などの面で協力していた。そしてこの度、中小機構とイーベイ・ジャパンは相互協力の合意に基づいて、支援対象を全国規模に拡大した。さらに「eBay.com」内に中小機構の特設サイトを設置し、中小企業の商品を掲載・販売していく。

 具体的には、中小機構が実施している、地域商品の販路開拓支援プロジェクト「Rin crossing」を活用し、eBay.com内にRin crossing特設サイトを開設する予定だ。

「中小ならでは」の商品を世界へ

 日本の中小企業には、高品質で魅力的な商品をつくる企業が数多くある。「ジャパンクオリティ」と称されるように、日本企業の製品は世界的に見てもハイクオリティなものばかりなのだ。

 しかし一方で、海外に対する販売力が弱いというのも事実である。日本の高品質な商品を求めている「潜在的な海外顧客」は世界中に存在するのに、だ。そのため今回のように、海外展開に強い企業の協力を得られることで「中小ならでは」の商品を世界により強く発信することができるに違いない。

 この協力強化を皮切りとして、日本全国の優れた商品に世界からの視線が集まることを願ってやまない。


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