株式会社プレイド（東京都品川区）は、同社が提供するウェブ接客プラットフォーム「KARTE（カルテ）」を導入する「インターネット花キューピット」において、母の日ギフトの選択に悩む来訪者が簡単な質問に答えるだけで、贈る相手に合った母の日ギフトを提案してくれる「母の日ギフトナビ」サービスがサイトに導入されたことを発表した。

　「KARTE」というWEB接客プラットフォームをご存知だろうか。ウェブサイトに数行のコードを埋め込むだけで、来訪者の特徴や行動をリアルタイムに解析し可視化することができ、個々の来訪者にあわせたメッセージ配信などを可能にするWEB接客サービスだ。来訪者の行動履歴などの様々な情報を個人単位で蓄積していくことができるため、一人ひとりに合わせた接客を自動で実行することができる。

　その機能を導入している花キューピットが、母の日ギフトの選択に悩む来訪者に最適なギフトを提案するサービスの提供を開始した。ゲーム要素や診断系コンテンツなど、来訪者に楽しんでもらいながらショッピングできる仕組みをサイトに導入。「母の日ギフトナビ」は、贈る相手の好みを確認するための簡単な質問に答えるだけで、「エレガント系」から「やっぱり王道系」、「セットで満足系」など6種に相手を分類し、それぞれに合った母の日ギフトが提案されるサービスとなっている。

きめ細やかな対応とエンターテイメント性の両方を10分程度で実現

　シナリオや画像の制作期間を除けば、10分程度の作業でウェブサイトに実装することが可能で、他にもくじ引きやクイズ、診断系や連続ログインボーナスといった様々なコンテンツやキャンペーンを簡単に実施することができる。

　ランキングや商品カテゴリ、予算別といった従来の商品紹介だけでなく、贈られるお母さんのキャラクターに合わせるという「贈られる人軸」で商品との出会いを設計することは、店頭での接客に近しいユーザー体験をウェブサイトでも提供することに繋がる。個別最適化されたWEB接客技術がそれを実現している。

EC業界はオートメーション化で「意味と意義のある効率化」を

　WEB接客というと味気ない印象を持ってしまいがちだが、ゲーム要素や診断系コンテンツなどを盛り込めば参加型WEBサイトとして十分に楽しむことができる。そしてコンバージョン率は格段に上がってくるだろう。

　WEBサイトのオートメーション化はここ数年急激に進化を遂げた。エンターテインメント性の高い、よりクリエイティブなカスタマーサービスを提供できるようになっている。もはや人力にしがみついている場合ではない。EC業界はより「意味と意義のある効率化」を目指していかなければならないのだと思う。