オムニチャネル化の今を紐解く!課題は“共通化”?

エスキュービズム・テクノロジーが大手小売企業24社を対象に調査

株式会社エスキュービズム・ホールディングスが自社の運営する株式会社エスキュービズム・テクノロジー(以下エスキュービズム・テクノロジー)にて、良品計画を含む大手小売企業24社を対象にオムニチャネルへの取り組みについて調査を実施したと7月15日に発表があった。

調査結果から活用チャネルや今後の小売店の課題などについて見えてきたとエスキュービズム・テクノロジーは語る。

調査結果から見えた課題

調査結果として24社中オムニチャネルに取り組んでいる企業は9社あり、これは全体の38%にあたる。そのうちの企業全てがSNS・ECサイト・コーポレートサイト・モバイルサイトをチャネルとして活用しているという。

オムニチャネルに取り組んでいる企業が得た効果は、顧客満足度の向上・会員登録数・ポイント利用数の増加・顧客の店舗来店と購入頻度の増加があげられている。顧客との接点が向上し、関係性も良くなっているようだ。

一方で課題として店舗とECサイトでポイントプログラムの“共通化”ができていないという点があがっている。独自のポイントプログラムを提供している企業は70%にもおよんでいる。

だがポイントプログラムの共通化ができている企業は29%とまだまだ少なく、今後ポイントプログラムの共通化を検討している企業は35%と共通化を実現している企業より多い結果となり、各企業が取り組むべき課題だと感じているようだ。