独占!ネットプロテクションズ柴田社長に直撃〜決済を“変貌”させる『atone』で描く野望

石郷“145”マナブ

 ECは色々な人にとって当たり前となった。当然ながら、色々な人に門戸が開かれるべきで、支払いの多様化が進むのも必然。クレジットカードもお金も持たずにショッピングできる環境というのも必要な要素だ。
 そんな時代のニーズに応える記者会見が昨日あった。株式会社ネットプロテクションズ(以下、ネットプロテクションズ)が、提供する新たな決済サービス「atone」の話だ。NP後払いで後払いの覇権を握った同社だが、なんてことはない。それは、今日の「atone」のための序章に過ぎなかったのだ。

 一言で言えば、スマホさえあれば、後払いという決済手段を用いることができるから、誰もが簡単にショッピングできる、というものなのだ。非常にこの動き自体に、面白さを感じた筆者は、記者会見後、柴田社長との個別のインタビューもおこなった。そこで、改めて痛感したのは、今までECに定着したNP後払いは、まさにこのサービスを展開するための序章だったのだということだったのだ。

 このサービスの本質を理解する上で、NP後払いについて考えてみたい。特筆すべき点は、あくまで個人的な意見だが、ベンチャー企業のネットプロテクションズが認知もない中で、NP後払いを始めて、それでも多くの導入店の信用と、ユーザーからの信頼を集めたことにあると考えている。年間流通総額1400億円、月刊利用ユーザー数300万人、累計利用ユーザー数は1億を数え、導入店舗は23000店舗にも及ぶのだ。

ネットプロテクションズがやってきたことが「atone」で生きる

ネットプロテクションズがやってきたことが「atone」で生きる

 EC通販企業に、どこよりも早くこの決済手段の新たな方法論を投げかけ、それが正しかったことを、数字が立証した。コンビニ後払いにおいては、業界ナンバーワンのシェアを誇る。

 ここで、もう一度、「atone」のサービスの中身を考えてみる。

 「atone」を導入している店舗は、決済手段として、後払い決済を提示でき、クレジットカードを持たないで決済に抵抗を感じていた人などの購入率を高めることだろう。後払い決済という方

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記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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