進むキャッシュレス化。「POS+」が「Coiney」との連携でWeChat Payに対応
株式会社インテリジェンス ビジネスソリューションズ(本社:東京都江東区)とコイニー株式会社(本社:東京都渋谷区)は、IBSが提供する、飲食業向けクラウド型モバイルPOS「POS+(ポスタス)」と、コイニーが提供する、スマートフォン決済サービス「Coiney」において、モバイルPOSでは初となる、「WeChat Pay(微信支付)」の使用が可能となる連携を2017年6月26日より開始すると発表した。
「POS+ (ポスタス)」は、iPhoneやAndroid 端末のスマートフォンやタブレットに対応したクラウド型モバイルPOS。専用アプリをモバイル端末にインストールすることで、注文の入力・会計処理のデバイスとして利用できるほか、店内の注文・売上管理、勤怠・シフトの管理なども行うことができる。
その「POS+ (ポスタス)」と2014年から連携しているのがスマートフォン決済サービスの「Coiney」だ。「Coiney」は、スマートフォンやタブレットを用いた事業者向けのクレジットカード決済サービスとして、飲食店をはじめ様々な店舗に導入されている。
「Coiney」が2017年5月より提供を開始した「Coineyスキャン」との連携によって、モバイルPOSでは初となる、WeChat Payの利用が可能となるという。今回の機能拡張により、登録アカウント数11億超、月間アクティブユーザー数8.9億を持つ、WeChatユーザーの日本における飲食店での支払いがよりスマートで身近なものになる格好だ。
インバウンド需要を逃さないための「しなやか」な対応を
2016年には637万人を記録した訪日中国人の勢いはまだまだ続いている。オリンピック・パラリンピックを迎えるにあたり外国人観光客への対応は決済だけでなく、各方面において整備が急務といえる。
今回のように技術と技術の連携によってキャッシュレス化へ向けた開発はかなり進んでいる。しかし開発が進むだけでは整備とは言えない。実際に使うには各店舗に導入されなければならないからだ。
この流れはEC店舗においても同様で、ショップの対応力のなさで商圏の可能性を潰すのは実にもったいない話だ。このインバウンドのビッグウェーブを逃す手はない。これからの時代は柔軟に変化し対応していける「しなやかさ」が各企業に求められていくのではないだろうか。