業界初、電子コミック直販プラットフォームが漫画界の未来を育む

ECのミカタ編集部

 インターネットメディアや決済プラットフォームを運営しているメディアインデックス株式会社(以下「メディアコンデックス」)が業界初となる、漫画家と読者を直接つなぐ漫画のオンラインプラットフォーム「まんがのレジまぐ」を本日オープンした。

 「まんがのレジまぐ」では、漫画家が自身の漫画をプラットフォームに登録すると、オンラインストアを通じて、直接、読者に販売されます。読者が、「まんがのレジまぐ」で電子コミックを購入すると、売り上げの70%が漫画家本人に支払われる仕組みだ。

マーケティング機能が新たな漫画世代を育てる

 現在、漫画コンテンツを世の中に広める場としてピクシブ株式会社(以下、「ピクシブ社」)の「pixiv」やTwitter、Instagramなどがあり、ピクシブ社ではすでに漫画やイラスト・グッズなどを販売できるショップ作成サービス「BOOTH」なども提供している。

 こういった環境の中、漫画家が読者に直接電子コミックを販売できる場所としてオープンする形となるのだが、「まんがのレジまぐ」の面白いところは、オンラインプラットフォームの特性を活かし、読者の趣味趣向をシステムで分析することも可能だということ。
 

 読者が好みそうな傾向の作品をレコメンドすることができ、作品に合った読者層に配信することができるのだ。商売をする上ではマーケティングやリサーチは欠かせないものであるが、 一個人が同人誌の即売や普通にWEB上に公開しているだけでは、取得しづらい情報であることも間違いない。

 大衆に受け入れられるには、大衆のニーズに合わせた作品を作る必要があるが、こういった分析機能により、個性を失わないままに自分の作品を求める人々へ作品を提供できるのは、新しい作品を作り続ける作家達にとって大きな後押しになるはずだ。

 物販ECで言えば、「minne」や「Creema」など、”手作り”に特化したプラットフォームが存在し、新鋭の作家達と消費者をつなぐ場所となっている。同様に、「まんがのレジまぐ」でも多くの作家たちと消費者をつなぐ新たな橋渡しとなるだろう。

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