武蔵野銀行がスマートフォン向けの不正送金・フィッシング詐欺対策アプリを導入
システナの『Web Shelter(R)』が選ばれる
株式会社システナ(以下システナ)から株式会社武蔵野銀行(以下武蔵野銀行)がスマートフォン向け不正送金・フィッシング詐欺対策アプリ『Web Shelter(R)』を採用し、8月3日から武蔵野銀行に口座を持つユーザ向けにサービス開始すると発表があった。
オンラインバンキングが抱えるリスクに対抗する
スマートフォンが急速に普及した現在、スマートフォン端末から電子商取引やオンラインバンキングなどのサービスを利用するユーザが増えている。
一方でフィッシング詐欺や個人情報の抜き取りといった犯罪の脅威も増大している。こうした脅威に対して個々のユーザによる注意やセキュリティ対策ソフト導入に頼っているのが現状だ。
そうした中でシステナが提供する『Web Shelter(R)』は独自のセキュリティ環境を用意することで金融機関・ECサイト運営事業者のスマートフォンユーザに安心・安全なオンラインバンキングを提供するという。
『Web Shelter(R)』が提供する5つのセキュリティ機能
『Web Shelter(R)』のセキュリティ機能は以下の5つだ。
・許可されたURLのみアクセス可能とします。
・サーバの真正性チェックを行い、接続先サーバになりすましがあった場合は、ただちにアプリを終了します。
・アプリ起動時に、スマートフォンのルート化チェックとアプリ自体の改ざんチェックを行い、問題があった場合はスマホサイトへのアクセスを許可しません。
・お客様独自のフィッシングサイト検知ルールに基づき、標準ブラウザの動作を厳重に監視します。フィッシング詐欺メールに書かれたURLに標準ブラウザで接続しようとした場合、ユーザに警告を行いフィッシングサイトへの接続をブロックします。
・最新の脅威データベースを元にしたマルウェア(ウィルスアプリ)チェック機能により、悪意のあるアプリが端末にインストールされた場合、ユーザに警告を行います。
(プレスリリースより)
今回、武蔵野銀行が『Web Shelter(R)』を採用したことで、今までユーザ任せだったセキュリティ対策をかなり強化出来たことだろう。EC事業者も自社サイトのセキュリティに不安があるならば導入を検討する価値が十分にあるはずだ。