株式会社エクスチェンジコーポレーション（東京都港区、以下ExCo）は、本日、カードのいらないカンタン決済サービス「Paidy（ペイディー）」に、トークンを用いた定期購入機能を追加したことを発表した。

　Paidyは、オンラインショッピング時にメールアドレスと携帯電話番号を使用してリアルタイムで決済を行うことができるサービス。クレジットカード情報などの事前登録は必要なく、本人確認はSMS（ショートメール）もしくは自動音声で案内する認証コードによって瞬時に行われるため、利用者が「買いたい」と思ったその時に、簡単に買い物をすることができる。

　Paidyのトークンは、加盟店が直接APIから決済を作成するためのIDである。トークンにより、利用者が一度、Paidyのチェックアウト画面で同意すれば、加盟店の任意のサイクルおよび任意の金額での継続的な決済が可能になるため、定期購入や頒布会などの継続購入に対し、定額課金をすることができます。すでに大手化粧品ブランドなどが同機能の導入を予定しており、現在、テスト導入の段階に入っている。

支払方法変革の兆し

　定期購入機能を導入することにより、EC事業者はコンバージョン率やリピート率、顧客単価の向上が期待できる。また、 Paidy はECサイトの支払方法として主流であるクレジットカード払いと比べ、不便な点がほぼなくなった。個人情報の入力が少なく、不正利用の心配が低いことも利点だ。

　これまでECではクレジットカード利用による個人情報の流出や面倒な事前登録が集客のネックになっていることもあったが、この Paidyならそのような心配も少ない。今後もこういったECに最適な支払方法が出てくると、EC業界にも大変革が起きるだろう。今後の動向に要注目である。