エフ・コード、インドネシア初の Web 接客ツールの提供を開始。事業の種の発掘
株式会社エフ・コード(東京都千代田区、以下エフ・コード)は、インドネシア・ジャカルタの拠点より「f-tra(エフトラ)」の提供を開始する。
「f-tra」とは、エフ・コードが開発したツールで、Web サイトに数行のコードを埋め込むだけで、Web サイト訪問者の接客や、Web サイトへの再訪促進ができるものだ。
エフ・コードでは、海外企業へのデジタルマーケティングの支援強化・アジア市場への事業拡大を目的に、2016 年のタイのバンコクへの海外法人開設を皮切りにアジア市場に参入した。タイ・香港に続く 3 か所目の海外拠点として、今回ジャカルタに拠点を開設する。
インドネシア・ジャカルタへの海外拠点開設の背景
ASEAN 加盟国において最大となる 2 億 6 千万の人口を抱えるインドネシアは、人口構成において若年層の割合が高く、インターネット利用率が急速に上昇している。また、米系調査会社イーマーケターによると、インドネシアのペイドメディア(Web 広告)市場は 2019 年までに世界第 2 位の速さで成長する見通しだ。
このような背景から、エフ・コードでは、デジタルマーケティングを実施するインドネシア国内企業が今後急速に増加することをビジネス機会と捉え、首都のジャカルタに拠点を開設し、事業展開を図ることとした。
特に、Web サイト訪問者の接客や、Web サイトへの再訪促進ができるデジタルマーケティングツール「f-tra」の提供活動を行い、年内に 30 社、2018 年上半期までに 100 社への導入を狙う。
エフ・コードでは、今後もアジア市場でのサービスの進展、拡大を目指し、体制強化を図っていく。
事業の種の発掘
東南アジアはその若年層の割合の高さやペイドメディア市場の急成長ぶりからみても、「ポスト中国」と言って差し支えない。そんな東南アジア諸国の中でもインドネシアに目を付け、いち早く参入しパイオニアとなる手腕は鮮やかとしか言いようがない。
既存の市場だけでなく、このように埋もれた事業の種を自ら発掘し、水をやり育てていくことが、競合せずEC業界で勝ち残っていく鍵となるのである。