POSレジにSLAを導入して1年が経過。「スマレジ」の経過報告
クラウド型POSレジの安心を保証するSLA
タブレット端末を利用したPOSレジ「スマレジ」を展開する株式会社プラグラム(以下プラグラム)から自社で取り決めたサービス品質保証制度を導入してから1年が経過したと8月27日に発表があった。
サービス品質保証制度は『SLA』と呼ばれ、POSレジを導入する事業者に安心して利用してもらうために2013年7月からクラウド型POSサービスとしては初めて導入を開始している。
POSレジが抱えていた問題
POSレジではサーバーが止まってしまうと導入店舗は店舗運営を維持できなくなる。最悪のケースでは店舗の売上ダウンや信用低下にもつながるとプラグラムは語る。そこでスマレジは「POSレジは止まっちゃダメ!」という考えからSLAを導入することとなったようだ。
流通額の規模は6倍以上の拡大を見せる
2014年8月20日現在で「スマレジ」の導入店舗数は2,200店舗を超えている。2013年7月にSLAを導入してから流通額の規模は6倍以上に拡大し、現在では年間300億円を超えるペースにまで成長している。
サーバー台数もSLA開設時と比べて2倍以上になったが、一方でAWSの価格は低下してきておりサーバー維持費の上昇を抑えながら増設を重ねることができたそうだ。
SLA導入後の経過
SLAの導入開始当初はAWS EC2とデータベースの調整が難航している状態で導入店舗が増え、不安定な時期があったそうだ。2014年に入ってからは稼働状態も安定している。
店舗数の増加にともないサーバーへの攻撃もあったが、対策を練り防止をしてきた。2014年7月にはスマレジのバージョンアップをおこない、無料プランが増設されたためアカウント数も急激に増加したが、事前準備により問題なくフリーミアムへの移行をおこなえたそうだ。