ハッシュタグだけでインスタ上で古着販売ができる!

ECのミカタ編集部

インフルエンサーを活用したしたアパレル販売などを手掛けるMODALAVA株式会社(以下、「MODALAVA」)は、
インフルエンサーとフォロワーの関係性に着目した新しい切り口のユーズド品(古着)販売サービスMODALAVA SHOP(モダラバショップ)を開設した。

インスタ上でハッシュタグを使って手軽に古着を売れる

インスタ上でハッシュタグを使って手軽に古着を売れる

MODALAVA SHOPの仕組みはこうだ。ハッシュタグ「#modalavashop」を使って自動的に出品でき、投稿したコーデ画像がそのままMODALAVA SHOP ECサイトに掲載され、手軽に販売ができる。

出品者は、いつものコーデをインスタに投稿するのと同じ要領で売りたい洋服の画像をアップすれば、そのまま販売ができることになる。古着そのものの衣類としての価値だけはなく、「人気のオシャレなユーザーのセレクトした服」としての付加価値を含めてフォロワーへ直接売ることができ、売る側にとっても買う側にとってもメリットが大きく、また今までに無いサービスとなっている。

「#売ります」タグに着目

服のコーデを毎日のように投稿するインスタグラムユーザーは、当然ながらファッションへの想い入れが強く、多くのアイテムを所有しているのが通常だ。実際にインスタグラム上で「#売ります」のハッシュタグを付けて投稿するインフルエンサーが続出していることに着目したMODALAVA社が、MODALAVA SHOPのサービスを生み出すに至った。

たとえば多くのファンがいる売り手の場合は、出品する衣類と買いたいユーザーを「人物」ベースでダイレクトにつなぐことができ、商品ベースの時よりもより高値で売れやすくなる仕組みと言える。

手間がかからずプライバシーも守れる

他の一般的なフリマアプリでは商品の写真を数枚撮影し、商品情報などを細かく登録するという面倒な手順を踏む必要がある。また同一のカテゴリ内で競合も多く価格競争に陥りがちだ。加えて、発送する際には相手に自分の住所を開示しなければならない事も多く、ある程度知名度があるインフルエンサーにとっては自身の情報をコントロールできないといった課題もあった。

そこでMODALAVA SHOPでは、「#modalavashop」のハッシュタグを使って面倒な手順をかけずにインスタ上で出品できるようにした。買い手の多くは売り手のファンであることが多く、商品の状態やサイズなどが一義的な購買動機とならないところに着目した仕組みだ。また、MODALAVA株式会社がカスタマーサービスを代行するため、身元や住所が買い手に開示されることも無い。

スタートアップキャンペーンとしてモニター募集中

10月にサービスを開始したMODALAVA SHOPでは現在、MODALAVA公式セラーとして登録可能なインフルエンサーを募集している。スタートアップメンバーとして協力するモニター特典として、初回出品を販売手数料無料でMODALAVA SHOPのサービスを使ってユーズド品を販売できるキャンペーンを実施中とのことだ。多くのファンを持ち、そのカリスマ性とファッションセンスを生かして効率よくユーズド品を販売し、さらなるファッションキャリアへつなげたいインスタグラムユーザーには朗報となるだろう。

代表的なSNSプラットフォームの中でもインスタグラムは、そのビジュアルが前面に出る仕組みから、ファッションやファッション関連のアイテムとの親和性が高いことは当然とも言える。その上でハッシュタグを使い、ユーザー同士が古着を手軽に売買できる仕組みは新しい。インフルエンサーが自身のブランド化にもつなげられるモデルとも言え、今後の展開が大いに注目される。


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