それでも「送料無料」にこだわりますか?配送料に関する消費者の意識調査アンケート【ECのミカタリサーチ】
2017年10月にヤマト運輸が配送料を値上げしたのと時を同じくしてZOZOTOWNが送料を自由化したことは記憶に新しいと思います。
従来の「一定金額以上で送料無料」から「送料を自由に決められる」としたことで大きな衝撃を与え、消費者のみならず業界関係者の関心を集めました。「一体お客様は送料に対してどんな値付けをするのだろう?」と。
結果として消費者が出した答えは全国平均で96円(2017年10月)。それをもとにZOZOTOWNは購入金額に関係なく送料を一律200円としました。
さて、ここで気づくことがあります。確かに送料200円と安くなったものの、全てに送料がつくことになったという点です。消費者が考える「送料として妥当だと思える価格」は示されましたが、「購入金額に関わらず一律送料がかかることを消費者は求めているのか」という問いには答えきれていません。
そこでECのミカタは敢えて問うてみたいと思います。「ある一定の金額であれば送料が無料となる方がいいのか」「安い金額だから購入金額にかかわらずその金額がかかってもいいのか」。
配送にかかるコストが高騰したことは大きなニュースとなり消費者の意識も高まりました。そうした中で、お客様がEC事業者に求めている「送料のあり方」に焦点を当ててみます。
「一定金額以上で送料無料」と「一律送料」どちらが人気?
Q1 「一定金額以上で送料無料」と「金額に関わらず一律送料」どちらが良いですか?
<「一定金額以上で送料無料」を選んだ人のコメント>
・欲しいものをまとめて購入するいい機会になります。(富山県/女性/20歳)
・商品を購入するときの目安になるので便利だと思う(大阪府/男性/52歳)
<「金額に関わらず一律送料」を選んだ人のコメント>
・送料無料にするように、いらないものも買ってしまう。(神奈川県/女性/40歳)
・送料無料を狙って要らないものを購入して後悔することが多いので。(石川県/女性/62歳)