「クロネコ掛け払い」でコア事業に注力。ヤマトのBtoB決済サービスが大幅リニューアル
ヤマトクレジットファイナンス株式会社(本社:東京都豊島区、以下:YCF)は、BtoB決済サービス「クロネコあんしん決済サービス」のご利用限度額等を拡大し、新名称「クロネコ掛け払い」として12月12日よりリニューアルした。
一般的な企業間取引では、購入した商品の代金を一定期間分まとめて後日支払いをする掛売りが主流となっている。しかし、中小規模の事業者の中には、代金の未回収のリスクや、請求書発行・集金などの業務負荷がかかることから、取引先からの掛売り希望に対応出来ない、積極的な新規開拓が出来ないといった悩みが多くあった。
また、近年ではWEB上で商取引をおこなうBtoB-ECも広がっており、日本国内におけるBtoB-ECの市場規模は2016年に291兆円に、物販分野における全ての商取引金額に対する電子商取引市場規模の割合は28.3%に達している。電話やFAXの受注、集金などの作業をEC化することで、人件費などのコストが抑えられることから、新規事業や一部の取引をEC化し、取引を拡大したいという企業も増えている。
YCFはヤマトグループのサービスと連携することで、ECサイトの構築から顧客の成長段階に合わせたソリューションの提供まで、EC向けのトータルサポートを行っている。このたびのリニューアルでは、利用限度額の引上げや、初期登録費用の無料化など、新たに掛売りを希望する企業がより導入しやすくなるようサービスの拡充がなされている。
内容大幅リニューアルの「クロネコ掛け払い」
「クロネコ掛け払い」は、買い手企業への与信調査から、請求書発行、集金等の業務を売り手企業に代わって行うサービス。買い手企業の支払いや、売り手企業の売掛金未回収リスクをYCFが保証してくれる。
今回のリニューアルでは、買い手企業1社あたりのご利用限度額を30万円から60~2,000万円に引き上げ、初期登録費用が無料となる。
「効率化」と「安心感」がもたらす次へのステップ
こうした掛け払い決済サービスは他にも存在するものの、ヤマトと連携したYCFのパッケージはやはり魅力的だ。今回のリニューアルは企業側にとって導入へのハードルも大きく下がり、かなり使い勝手も相当良くなっている。
何より作業効率や人件費、未払い時のリスク等を考えた時の「安心感」は絶大だろう。ヤマトの抱えるフルフィルメントサービスを合わせて利用することで、人員も多く抱えることなく、注文から発送、問い合わせから決済までワンストップで引き受けてくれる。
一見簡単そうに感じるEC事業も、実際に始めてみると多くの作業が存在しリソースを多く割かれてしまう。一極集中でコア事業に注力することで業績を伸ばすほうが、効率的ではないだろうか。事業のどこに悩みを抱えていて、どう解決していくべきなのか。一度俯瞰的に事業を見直してみることをオススメしたい。