自宅外で宅配を受け取りたい人は何割?宅配ボックスの実態調査【リクルート住まいカンパニー調査】
株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都中央区 代表取締役社長:淺野 健、以下「リクルート住まいカンパニー」)が運営する不動産・住宅サイト『SUUMO(スーモ)』は、住まいや暮らしに関するさまざまなテーマについてアンケート調査を実施している。今回は、集合住宅の「宅配ボックス」の利用方法に関する意識調査を実施しアンケート結果をまとめて公表した。
宅配事情改善のカギとなる「自宅外受取」
越境ECの隆盛もありEC市場が活況を呈する一方、宅配便の取り扱い個数も増える一方だ。大手の宅配便事業者では、今年2017年にはあいついで宅配料金の見直しやメニューの改訂が行われるなど、その切迫事情が何度もメディアでも報じられている。
そうした、切迫する宅配事情の一因となっているのが再配達の多さだ。特に個人宅で一人暮らしの場合は、平日日中などは仕事や学校で不在が多く、荷物が再配達扱いになることも多い。その課題を解決し得るのが自宅外での荷物の受け取りだ。リクルート住まいカンパニーでは、その宅配便事情や自宅外受け取りについてアンケートを実施して公表している。今回は同社が出した全2回のアンケート結果のうち2回目の内容について見ていく
自宅外受取をしたい場所のトップは?
自宅に宅配ボックスがなくても注文した本がコンビニで受け取れるなど、近年は自宅以外の場所を宅配ボックスのように利用することができるようになってきている。そこで、自宅以外で宅配便を受け取りたいかと聞くと、6割強が「いいえ」との答えだった。
その理由は「取りに行くのが面倒」が78.3%、「持ち運びが重い」が63.1%などで、自宅の宅配ボックスと比べて手間がかかることが大きな原因と推測できる。また「受け取りたい」と答えた人が受け取りたい場所は「コンビニ」が最多で82.2%、「駅」(31.9%)、「宅配便会社営業所」(22.5%)、「会社」(21.5%)と続いた。
宅配ボックスにすぐに取りに行く人の割合は?
宅配ボックスは、主には、マンションなどの集合住宅ではエントランスなどの共有スペースに設置されいる場合が多い。荷物が届くとポストに不在票が投函される仕組みで、受取人が回収するまで荷物が保管される便利さが特徴だ。
宅配ボックスに荷物が届いてから受け取りにいく時間は、83.3%が「当日」。12.6%が翌日に受け取