Find Japanがショッピングコミュニティーサービスをリリース

アドテック東京2014に出展

中国最大のソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」の日本エリア公式パートナーFind Japan株式会社(以下Find Japan)から2014年9月16日(火)から18日(木)に開催される『アドテック東京2014』に出展すると9月11日に発表があった。

今回の出展にともないFind Japanは中国のソーシャルメディアで日本の商品を発信し、購入や商品のレビュー掲載したユーザーにインセンティブを付与する会員サービス【「日淘聯盟」rtunion.com】をリリースするそうだ。

新サービス提供の背景

新サービス提供の背景

日本のマーケットでは新規ユーザーの獲得が困難になっており、今後さらに競合が激化するとFind Japanは語る。EC市場において国内マーケットは飽和状態になりつつあるそうだ。

一方で中国のEC市場は活性化し、購買力、成長率が高くなっているという。インターネット決済利用者も増加しており、中国におけるEC市場は急速な成長を遂げているそうだ。

中国におけるEC取り引きは消費者間の取り引きである「C2C」がベースとなっており、【信用】が購入する際の重要な要素となっている。そうした日本との違いからリスクやハードルが高くなり、進出に成功しているのは一部のグローバルカンパニーのみとなっているようだ。

ソーシャルバイヤーと微博が中国進出のカギ

中国の購入活動は「口コミ消費」と呼ばれている。近年のモバイル機器の普及により「ソーシャルメディア」が普及し、それに合わせて登場したのが「ソーシャルバイヤー」という存在だという。

「ソーシャルバイヤー」は中国最大のソーシャルメディア「微博」などのメディアプラットフォーム上に自分の気に入った商品を紹介し、信頼を得ているユーザー達に情報が届けられ、メッセージによる購入依頼が発生するという。

この「ソーシャルバイヤー」を介した日中間での取り引きも発生しており、その影響力は中国消費者に対して絶大なものとなっている。今回リリースされた【「日淘聯盟」rtunion.com】はこうした「ソーシャルバイヤー」をまとめる会員サイトとして中国へのダイレクトマーケティングを支援する。